2009年9月の山行記です
電車で行くと2回乗り換えなければならないので車で行くことにした。 でも武蔵横手から歩くには高麗駅に車を置いて、ひと駅だけ電車を利用することになる。時刻表を調べると下りの7時台は24分と57分、8時台はなんと32分の一本だけ。 結局8時32分に乗る予定で行くことにした。車は巾着田の駐車場に置いてくことにした。 6時に起きてヨーゼフとクーを乗せて7時前に家を出発。 8時過ぎに着くつもりだったけど、飯能からいつも通る国道299号線でなく、県道30号で八高線の高麗川駅方面を経由したのが裏目に出てちょっとした渋滞に引っ掛かってしまった。
高麗駅近くの巾着田に着いたのは8時15分ごろだった。 駐車場の係員に聞くと高麗駅まで15分ぐらい掛かると言うので8時32分の電車はこの時点で諦めた。 駅で時刻表を見ると次は9時3分。 電車に乗ると3分で武蔵横手駅に着き、トイレを済ませ支度をする。 さあ出発と思ったらおばあちゃんが来て話し始めてしまった。駅で飼っている(放し飼い)山羊の話や犬の話。動物が大好きなおばあちゃんで、うちのヨーゼフとクーをかわいいかわいいと言ってくれたけど、珍しくヨーゼフは愛想なしだった。ちょっとは考えてね、ヨーゼフくん。
少し戻ると「五常の滝、北向地蔵」方面の道標があり、国道を横断して川(関の入沢)沿いに舗装路を山の中に入って行く。 ここにも曼珠沙華が咲いている。 周りを杉に囲まれた舗装路を沢の右岸に沿って緩やかに登って行く。 15分ぐらい歩いたころ、林道わきにベンチが置いてあり、右側に大きな岩の上にはホントに小さな祠がポツンと鎮座していた。
出発してから30分ぐらいで右に小道が分岐していた。入口の杉の木に「滝入口」のビニール袋で防水した貼紙がくくりつけてあった。先へ歩きながら見てみると、この小道は沢を対岸へ渡ったのち沢に沿って上流へ続いていた。 この後2、3分で今度は「五常の滝」のちゃんとした?標柱が建っていた。 前回来た時に滝まで行ったので今回はパスしようかと思ったけど、おかーさんが「前はおとーさんが行ったので今回は私が行ってくる」と言うので行ってもらうことにした。
ここでおかーさんを待つことにした。といっても待つ間もなくすぐにおかーさんはやって来た。 この分岐から砂利道を行く。 今までずっと舗装路で、ここからは砂利道と山ん中は間違いないけど、なんかハイキングに来た感じがしない。 砂利を踏み踏み歩いているとガクアジサイ?が一輪咲いていた。こんな時期にアジサイが咲くのかなあとなんか不思議だった。 15分ぐらいで小さな原っぱに出た。道標は左に土山~北向地蔵と案内している。ところがマジックインキで近道と書いて矢印が右を指していた。ここは道標通りの道を行った。 緩やかに登って行くと5、6分で舗装路に出た。後でここが「土山」と分かった。
道路を横断してその道に取り付く。 登って行くと左手にお墓が並んでいた。周りに紅い曼珠沙華が咲いていた。 舗装路沿いには何軒かの民家の屋根が見えた。空を見ると青く澄み渡っていた。 ここから山の中に突入して山道らしくなった。 6、7分ちょっとで日和田山~ユガテのコースに突き当たる。左はユガテ方面、右に北向地蔵方面の道標がある。 ここを右に曲がり先へ進む。 五常の滝・武蔵横手駅からの近道を右に合わせると舗装路に出た。
道路の向こう側、石垣の上に北向地蔵の祠が見えた。 石垣のそばに桔梗が一輪咲いていた。 ベンチもあるのでここで一休み。ヨーゼフとクーに水をあげる。 今日のコースはここまで単独行と1組の計3人としか会っていません。 ここで逆コースの二人連れ女性ハイカーと一緒になりました。ここでもヨーゼフとクーがいるのを見て可愛がってくれた。そのうちやや太めのビーグル犬を連れ散歩に来たという地元の人もやってきた。 北向地蔵の前には鐘がある。確か前来た時もおかーさんが鳴らしたような記憶がある。 ここからは鎌北湖への道も北へ延びていた。鎌北湖へは1.5km、物見山へは1.6kmと道標にあった。
で今回もおかーさんがうれしそうに鳴らして次なるポイント物見山に向かい奥武蔵自然歩道を歩いて行く。 ここからは尾根道を進む。あとからビーグルくんもおじさんと歩いてくる。クーは後ろが気になるようで時々振り返っている。 道は小さな上り下りを繰り返して行くと7、8分で舗装道路に出た。奥武蔵の山は林道が多いのかコースの途中に林道に出くわすことが多いように思う。 道路を横断して再び山道に入って行く。 20分ぐらい歩いたところで杉林の中左に東屋があった。右下の方からにぎやかな声が聞こえてきた。 2、3分先に右に巻き道を分け、やや登るとすぐに物見山の山頂に出た。
物見山は三方を木々に遮られ見通しがない。ただ南だけは開かれていて山頂から横にベンチが置かれている。 ここのベンチではお昼を食べている人たちが何組かあった。 しばらくすると20人ぐらいの幼稚園児が上がってきた。ヨーゼフとクーによって来た子に聞くと今日はお泊り保育だそうだ。みんな並んで見通しのない北側に横一列になって「ヤッホー!」と叫んでいた。 5分ほど休んで私たちは出発した。 南に向かって尾根道を下っていく。 しばらく子供たちのにぎやかな声が聞こえていたけどそれもすぐに聞こえなくなった。
さらに5、6分ほど行くと左手に小さな社がありすぐに駒高の集落に出た。前方の山の上に高指山の鉄塔が見える。 舗装道路に出る手前には右手に芝生の広場がある。 ここから奥多摩の大岳山、その右に薄く御前山が遠望できた。 ここから舗装道路を物見山に向かう。 10分ほど登ると左手にNTTの中継塔がある。ここが高指山らしい。 右手の山道を下っていく。この下りは雨の日は結構滑りそうだ。 10分ちょっと、下りきったところで分岐があり、巻き道を右に分け最後の登り、日和田山へ。
5、6分の登りで日和田山の山頂へ着いた。 山頂には大勢の人が休んでいた。ここでお昼を食べようと思っていたけど、金刀比羅神社の方が見晴らしがいいのでちょっと休んで神社まで下りることにした。 5分ほどで神社に着き、鳥居のある岩場で昼食休憩した。昼食といってもおかーさんと菓子パンを半分こした質素なものだったけど…。 下にはこれから行く巾着田が見える。右手の方にはここからも大岳山が見える。 日差しがあるので折りたたみ傘を広げてヨーゼフとクーに日陰を作ってあげた。 30分近く休んで下山することにした。 下山には男坂と女坂がある。女坂はちょっと遠回りなので男坂方面へ岩場を下る。
途中から男坂を外れ尾根道を歩き見晴らしの丘へ。ここから左へ下るとやがて男坂を左に合わせ水場に着く。ヨーゼフもクーも水を飲まなかった。 ここから緩やかにちょっと登ると女坂と合流、一の鳥居に着いた。 こからは日高の森の登山口まではすぐだ。 あとは舗装路を高麗本郷の交差点を経て巾着田へ。 高麗本郷までの途中、左側には九万八千神社というのがあった。九万八千とはどんな意味があるのだろう? 巾着田は5連休前の平日にもかかわらず大勢の人で賑わっていた。 早咲き地点では紅い花が木々の間を埋めていた。小川のそばには白の曼珠沙華も咲いていた。コスモスはまだこれからという状況だった。コスモスは昭和記念公園でいっぱい見られるけどね・・・ あまり人が多いので巾着の底の部分を中心に3/4周ぐらいしたところで帰ることにした。 今日は久し振りに3時間も歩きました。 天気も良かったし気分がよいハイキングでした。ヨーゼフとクーもバテずにがんばりました。 巾着田の様子はヨーゼフとクーの日記で見てください。 |