今回の山行は群馬の岩峰「岩櫃山」も行きたかったけど、ハシゴや鎖が多くヨーゼフとクーを連れて行くにはちょっと厳しいので断念。
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鳥居を潜って(マウスで神社に) |
3日ぐらい前の夕刊に見ごろになってきた仙石原のススキの写真が出ていたのでススキの原見物ついでに「金時山」に行くことにした。
6日は3連休の初日。行楽シーズン到来で人出が多いだろうと、前日は早く寝て今日の早起き・早立ちに備えた。
4時過ぎにはおかーさんが起き出して支度を始めたので、私やヨーゼフ、クーも4時半には起きてしまった。お陰で我が家には珍しく6時の予定より大幅に早く(それでも5時40分)出発できた。
東名高速へ行くにはいつも府中街道、生田を通って川崎ICから東名に入るだが、先ず府中街道が多摩川を渡るまでやや混んでいた。それでも1時間ちょっとで東名へ。
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尾根の分岐 |
さすが3連休、インター入ってすぐに渋滞に摑まってしまった。ストップこそないものの数珠繋ぎで、厚木までは精々4、50キロ程度のスピードしか出なかった。
厚木を過ぎるとやっと流れ出し、鮎沢PAで一休みして御殿場ICを出たのは8時半ちょっと前、川崎から御殿場まで75キロを1時間30分以上掛かってしまったことになる。。
御殿場ICからは登山口の金時神社までは順調で20分ぐらいで着いた。途中、乙女峠にも登山口があるので通り掛けに見てみたけど、ふじみ茶屋が工事中で駐車できなかった。
ところで、「公時神社」は地図では「金時神社」となっているものもあるけど、神社には「公時神社」と書いてあった。
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岩を登る |
神社入り口から少し入ると道路右側に駐車場があったけどすでにこの時間でいっぱいだった。
どうしようかと思っているとちょうど1台出て行ったので運良く駐車できた。支度をしている間にも3台の車がやって来た。
「運が良かったね」とおかーさんと話しながら支度をしていよいよ出発。
駐車場奥の石段を上がって舗装路を神社へ進むと、何のことはない先にも神社までに2ヶ所も駐車場があった。そこもやはりほぼ満車状態だった。やはり多くのハイカーが入っているのだろう。
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山頂が見えた |
鳥居を潜り神社で無事をお願いして登山道へと向かった。
杉林の中を進んで行くと次第に登山道は岩混じりになってきた。クーちゃんには歩きにくい道だ。それでも元気に歩いていく。まだ勾配は急じゃなく、緩やかな坂道と言った感じだ。
10分ほど進むと林道に出た。ここに7、8人のグループがいた。私たちが来ると先に歩き始めたので仕方なく写真を撮ってから後から私たちも林道を渡って歩き始めた。
ここから5、6分で大きな岩が二つに裂けたような苔むした「金時宿り石」に出た。
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山頂で |
ここまでは緩い登りだったけど段々急な道になってきた。登山道には木の根も張り出し、岩もあるのでヨーゼフは良いけどクーちゃんには厳しくなってきた。
途中で年配のご夫婦に少しの時間前後して歩くようになった。クーがストライキしたちょっと段差のある所で、私が「抱っこ?」と言うとクーが嬉しそうに尻尾を振りふり私の所へ来ると「あらっ、抱っこが分かるんだわ、うちの孫みたい」と言って感心していた。最近、クーは甘えグセがついて、以前は登れた段差もストライキするようになった。じっと待っていると仕方なし?登るのだが、時間が掛かるのでどうしても抱いてしまうのでクーも抱いてくれるのを待つようになったのだろう。そういうところは賢くなったものだ。
神社から50分ぐらいすると樹林から抜け出し、見晴しが良くなってきた。仙石原の向こうに5月に登った「神山」がどっしりとした姿を見せている。中腹に白い噴煙を上げる大涌谷がある。
登山道脇にはこの時期にもトリカブトやアザミ、ホトトギス、アキノキリンソウなどが咲いていた。写真を撮りながら進んで行くと、やがて前方に道標が現れ2、3人のハイカーが休んでいた。前方に矢倉岳、右手には仙石原、明神ヶ岳への道が伸びている。
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仙石原 |
ここまで来ればコースタイムによればあと20分ほどで山頂だ。
ヨーゼフとクーの様子を見るとさすが10月、体調が良さそうなので休憩をとらずに山頂を目指した。
クーを抱き上げ岩場を登り、鎖の柵がつけられた左側が切れ落ちた所に来ると金時山の山頂が前方に見えてきた。
再び樹林帯に入り木段を上がり、岩を削った階段状の道を登ると梢越しに小屋の屋根が見えるとすぐに目の前が開け山頂広場に出た。
山頂は大勢のグループや小学生らしい団体で賑わっていた。
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膝の上で |
小屋の前のテーブルはいっぱいなので芦ノ湖や仙石原を見下ろす南斜面、大岩がゴロゴロする一角で休むことにした。
切れ落ちた眼下には森の中に出発点の公時神社入り口が見える。神社は深い森の中。
目の前には神山が聳え、その手前に下山後に行く予定の仙石原が、右手には乙女峠から長尾峠に続く稜線が横たわる。その先に富士山の雄大な姿が見えるはずだけど、ここにきてちょっと雲が掛かってきたのでお目当ての富士山はあいにく裾の方がぼんやり見えるだけだった。
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あ~うまかった! |
1時間ほど休んで下山することにした。
クーは下りが苦手なのでおかーさん手作りのスリングに入れて行くことにした。ヨーゼフがちょっと不満そう・・・。でも歩き出すと元気に岩場もヒョイヒョイ下っていった。
私たちが下山中にも多くの人たちが登ってきていた。多分今日はどこかに泊る人たちだろう。小さな子供も頑張っている。ふと孫のさくらを思い浮かべたけど多分さくらは山には登らないだろう。ちょっと残念。
大分下ってからクーも歩いて無事1時前には神社に戻った。
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クーちゃん楽チン(マウスで拡大) |
クーはダイエットしているのだけどもう少し頑張らないと。ずっとスリングに入れて肩にかけてると首が痛くなってしまった。クーにもっとダイエットしようねと言うと知らん振りしていた。そりゃ当然だわな、言葉分からないもの。でも分かっても無理かも、あの食いしん坊は天性のものだから・・・
神社について登山靴を脱ぎ、ヨーゼフとクーの顔や足を洗ってススキ見物に向かった。
ススキの原には帰り道とは逆に先に行かなければならない。朝と違って乙女峠方面からの道は渋滞していた。でもまだ時間は早いので渋滞の列に入って進んだ。
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ススキの原 |
仙石原の交差点を右折して湿生花園の横を通り浄水センターの臨時駐車場に車を停めた。
ここでも運良く1台出て行った後に滑り込めた。
ここから人の流れと一緒にススキの原へ20分ぐらい歩いていった。
ススキの原も観光客でいっぱい。真ん中を端まで歩けるけど人が多いのでちょっと行って引き返した。
戻る途中、外にテーブルを出している店があったのでお茶タイム。おかーさんは例によってソフトクリームを食べていました。ヨーゼフとクーは残念ながら水だけ。
駐車場からは金時山と矢倉岳が良く見える。駐車場を3時前には出られた。
帰りの東名は順調で、海老名SAでゆっくり一休みして川崎ICを4時20分に出て6時ごろに家に着いた。
帰るとすぐにヨーゼフとクーはシャンプーされ、ヨーゼフはふわふわにクーは滑らかな毛並みに戻りました。
富士山は見られなかったけど、天気も良くてハイキング日和の一日でした。ススキも見事でした。
でも人の多さには参りました。
御坂山塊の「王岳」に行ってきました。
王岳は昨年11月のO-DOGオフ会の前日に登ろうとして間違って「鬼ヶ岳」に登ってしまったと言う、いわくつきの山です。
今回はぜひとも登りたいけど、予報では天気が心配です。 |
王岳 1,623m |
2007年10月19日(金) |
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天気:霧 |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
いやしの里根場駐車場 |
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6:15 |
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登山口(神社) |
6:20 |
6:20 |
0:05 |
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0:05 |
本沢川林道終点(本沢川) |
6:40 |
6:40 |
0:20 |
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0:25 |
休憩 |
7:05 |
7:15 |
0:25 |
0:10 |
0:50 |
鍵掛峠 |
8:15 |
8:25 |
1:00 |
0:10 |
2:00 |
休憩 |
9:26 |
9:38 |
1:01 |
0:12 |
3:11 |
王岳 |
9:57 |
10:23 |
0:19 |
0:26 |
3:42 |
林道終点(西入川) |
11:37 |
11:37 |
1:14 |
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5:22 |
駐車場 |
12:13 |
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0:36 |
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5:58 |
合計時間 |
5時間00分 |
0時間58分 |
5時間58分 |
今回は杏子とさくら、タケル(旦那の佑一さんは社員旅行中)と一緒に2泊3日の旅行だ。河口湖・富士ヶ嶺にある中野さんちの別荘に泊ってノンビリしようということだった。でっ、折角河口湖に行くんだったらついでに前回登れなかった「王岳」を登って来ようとなった。もちろん杏子たちは登らないので我が家だけ。
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紅葉台・展望台から |
17日夜に着いて、翌日18日に王ヶ岳に登る予定なので日程的に余裕がり、家から行くいつもの山行より余裕だ。
前回は間違えちゃったので今回は事前の下調べをしっかりした。
その結果ほとんどは鍵掛峠経由の往復コース、あるいは精進湖からの登山コースであとは鬼ヶ岳を回るコースだった、でもあるホームページに唯一周回できるコースが載っていたのを発見。でもそのコースはいつも利用する国土地理院の2万5千分の一「ウォッちず」には載ってない。もちろん山と高原地図にも載っていない。これは現地で確認するしかないので、下山路がハッキリしなければ鍵掛峠経由の往復コースをとる腹積もりで事前調査は終了。
17日、さくらが幼稚園から帰って来るのを待って5時ちょっと前に出発した。
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これから出発 |
相変わらず我が家のお出掛けは荷物が多い。これは主にヨーゼフとクーの必需品によるところだ。クレート2つに彼らの毛布や下山後の足洗い用の洗面器や何やらでどうしても多くなってしまう。さしものレガシィワゴンのカーゴルームも満タン状態になってしまった。
八王子ICから中央高速へ順調に進んだ。河口湖ICを6時半に出て鳴沢のファミリーレストランで夕食してから富士ヶ嶺に向かった。「道の駅なるさわ」の先、ひばりが丘の交差点で左折して139号線と分かれ朝霧高原方面へ行く。この辺りで心配していた雨が降り始めてきた。道路は樹林帯の中を曲がりくねっていく。雨のため見通しが悪く慎重に運転して行った。
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いやしの里の横を通って |
別荘に着く頃には雨足も強くなり、おかーさんと明日の登山をどうするか相談した。天気予報では降らないようだけど、この雨で登山道がグチャグチャの可能性がありヨーゼフとクーが可哀想なので中止を決断した。
ヨーゼフとクーは部屋の中を落ち着きなくウロウロしていたけど、持って行った毛布を敷いてあげると安心したのかすぐにごろんと横になった。
夜中に何回か目が覚めたけど雨は止んでいなかった。
翌朝起きると雨はあがっていたのでヨーゼフクーを散歩に連れて行った。時折太陽も顔を出している。
今日の天気で登山道の状態が良くなることを期待して、本日は皆で「西湖いやしの里根場」と「紅葉台」へ行くことにした。根場は王岳への登山口になるので下見も兼ねられた。
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林道終点、山道入り口 |
明けて19日、5時に起床。
外は生憎曇り空だけどピーカンより歩きやすい、ヨーゼフとクーも気合が入っている。
明るくなってきた道を根場へ向かった。
途中でフロントガラスにポチポチと極小の雨粒が・・・。それでもとりあえず根場まで行ってみた。
15分ぐらいで根場に着くと、昨日駐車場の係員さんに教えられたとおり出口から駐車場に乗り入れ、入り口の受付横に停めた。その後雨は降ってこないし雲も切れているけど、王岳方面を見上げると上の方は雲が覆っている。
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大岩 |
これは途中で雨に降られそうだ。残念だけど今回は断念するしかない。次の機会にチャレンジしようと空を見上げながら決断した。
駐車場を出て帰り始めたが、しばらく走ると気のせいか、さっきより空が明るくなってきた。
ここで車を停めて再びおかーさんと相談開始。雲の流れを見るけどどんよりしてあまり流れはない。もともと午後からは雨の予報だったので期待はできない。でも今から行けば昼過ぎには何とか下りてこられそう。
ここで再度の決断。行くぞーっ!
雨に降られたらヨーゼフとクーはスリングに入れてその時点で引き返す。クーは6kg近いのでちょっと重いけど・・・。クーちゃん、ダイエットしようね。お医者さんにも言われてるよ。
ここで駐車場に引き返し登山靴に履き替えた。予定の6時スタートよりやや遅れたけどとにかく出発した。
先ずは昨日教えてもらった道順で神社に向かった。ここに王岳、鬼ヶ岳、十二ヶ岳登山口登山道入り口と標識があった。同時に駐車禁止と立ち入り禁止の標識もある。
通行禁止の柵の横を抜け、神社の前の砂利道を山に向かって進んでいく。右に昨日来たいやしの里根場の茅葺屋根の民家が並んでいる。あれっ、このままいやしの里に入れちゃうじゃない。道理で通行禁止の標識がある筈だ。当然、昨日はちゃんと入場料(200円)を支払いました。
駐車場から15分ぐらい行くと右に簡易水道の施設があった。ここを過ぎ少し行くと堰堤が見える。堰堤を右に迂回し先へ進むと、前方道の両側に鍵掛峠、十二ヶ岳、王岳登山道の標識があった。林道はこの先で行き止まりのようだった。ここから右へ山道になり、実質の登山口だ。
ここから樹林帯に入って本格なに登りになり汗をかきはじめた。長袖を脱いでTシャツ1枚になる。登山道脇にはトリカブトや黄色の小さな花が咲いている。
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鍵掛峠(マウスでもう一つの道標) |
林道終点から急勾配を登って行くと段々沢が下の方になってきた。筒が何本も立っていて鹿の食害から苗木を保護している。薄暗い中にまるでお墓みたいでちょっと薄気味悪かった。シーンとした山中に時折ガサガサと音がする。鈴の音は嫌だけど万が一に備え、おかーさんと一緒に熊除けの鈴を付けた。
大分汗をかき始めたので長袖を脱ぐついでに休憩をとった。ヨーゼフとクーに水をあげたけど珍しく飲まなかった。代わりに行動食をあげると喜んで食べていた。
10分ほど休憩して先へ進むとやがて尾根に出た。この辺りはもうブナが多くなっていた。花も種類が多くなってリンドウやフーロに似た薄紫の花、枯る寸前の大きなアザミ、その他菊系の花が咲いていた。
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王岳を目指して |
尾根に出ると霧の中状態でまるで雨のように濡れる。下から見た時山に雲がかかったようになっていたけど、今その中に突入したようだ。
登山道は踏み固められていてクーの苦手な木の根の張り出しもほとんどないので歩きやすい。
休憩から40分ぐらい進むと前方に大きな岩の壁が見えてきた。足元も石混じりになってくる。
7、8分行くと先ほど見えた(多分)大岩の下に出た。手前の岩に石仏と石板があった。石板には何か書いてあったらしいのだが消えて読めない。その前にはビー玉(?)が数個置いてあった。何なんだろう?
ここを過ぎて15分ほどで突然稜線に出た。道標が立っていて鍵掛峠山頂、右に鬼ヶ岳、左に王岳となっている。狭いけどここで休憩をとった。座っているとまだいいけど立っていると風で寒い。10月も半ばを過ぎ、しかも稜線だから仕方ない。先ほどの休憩で脱いだ長袖を再び着た。ヨーゼフとクーには水とおやつをあげた。
また10分ほど休んでいよいよ王岳目指して稜線歩きを開始した。
歩き出してすぐにちょっと広くなった場所に出た。ここに再び「鍵掛峠」の標識があった。
一旦下った後登り返しがあり、最初のピークを越える。そこから少し稜線を外れ北側を進んでいく。
稜線歩きと言っても1600m前後なので大木はないけどブナをはじめ樹木が茂っている。
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稜線を行く(マウスでヨーゼフ) |
期待はしていなかったけど所々にブナの黄葉やカエデやウルシが紅葉していて寒さと疲れた体を癒してくれる。
たまに大岩の間を抜けたりして登り下りを繰り返えし再び稜線を進んで行く。天気が良ければ左に富士山を見ながらの楽しい稜線歩きなのだろうけど、今日は生憎霧中行軍で眺望はゼロ。でもルートはハッキリしているので道を見失うことはない。
そのうち丈の長い草が登山道を覆いはじめ道が見えなくなってきた。石も隠れていて危ないのでストックを持っているおかーさんが先頭になって座頭市よろしく道を案内した。ヨーゼフとクーは完全に草の下に隠れてしまい、先頭を行くおかーさんの後ろに続いているヨーゼフは体が白いのにすぐ後ろにいる私から見えないほどだ。
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王岳(マウスで team yoshino) |
ズボンを草で濡らしながら歩いているうちに何かお腹が空いてきて、今日は起きてから何も食べていないことに気がついた。そうなると急にヘロヘロになり、先を行くおかーさんにそろそろ休もうよと声を掛けた。
もう30分も歩けば王岳に着くころだけど、鍵掛峠を出発してからそろそろ1時間経つので短い登りを終えたところで休憩した。座るのに手頃な岩が点在してるので濡れた草の上に座らないで済んだ。
菓子パンを2個(ちょっと寂しい?)2人と2匹で平らげ元気を出して出発。王岳はもう少しだ。
休憩から20分ほどで王岳に着いた。
2ヶ所ほど下が濡れているのでちょっと慎重になった所があったけど、あとは危険なところはほとんどなく良かった。出発して3時間40分、最近体力tが落ちた(2月に退職して以来どうも我が家の粗大ゴミ化状態で運動不足?)私にはきつかったけど無事到着。
ヨーゼフとクーの体を拭いてあげた後おやつをあげ、私たちは寒かったのでお湯を沸かしてスープを飲んだ。ヨーゼフやクーにも出来れば温かいスープをあげたいところだ・・・。
雨は降っていないけど景色も見えないし、いつ降ってくるか分からないので早く下山することにした。いつもノンビリする我が家が山頂で30分以内の休憩で下山するのは多分初めてだろう。新記録!
下山路は予定通り周回コースにした。休んでいる間に精進湖へのルートを見に行ったところ、山頂から2、30m行った所に分岐があり、根場方面への道標があったのを確認していた。
分岐を左(南)へ道をとり進むと、ジグザグに急降下が始まった。参考にしたホームページのルート図では西入川へ一気に下っていた。その分距離は短いので時間的には2時間ぐらいで下山できるだろうと計算していた。
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下山 |
樹林帯を下って行くと最初はハッキリしていた登山道が段々分かりづらくなってきた。それでも細々と続いている。やっぱりこの登山道はあまり利用されていないのか木や草が道を覆っている。それでも所々についている赤い紐の目印を確認しながら下って行った。
小一時間分下ったところで沢に出て右岸に渡る。大分下ったのでこれが西入川と判断。
そこから5、6分ほどで下ると2つ続いてある堰堤に出た。
ここで下にある大きな堰堤の上で道が分からなくなってしまった。でっ良く周りを見ると道が左右に分かれていた。小さな札があったけど、ただ作業道と書いてあるだけで方向も何もない。おかーさんと2人で「うーん!」
するとおかーさんが左岸側に草に隠れるように朽ち果てそうな丸太の階段がついているのを発見。とりあえず私がその10段ぐらいの階段を登って上に行ったけどその先がない。戻って今度は逆の道を行ってみたが道が消えていた。再度階段を登って仔細に見ると気や雑草に消えかかっているけど踏み跡らしいのを見つけた。
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王岳とマツボックリで遊ぶクー |
ヤブ漕ぎしてその先を確認すると細い道が確かに認められた。
今度は全員でその先を行くと、ありました。大きな堰堤の下から林道が始まってるのを発見。一同ホッ!
一部舗装された林道を下ること30分。ついに前方に駐車場が見えてきました。
こうして無事に予定より早めに駐車場に帰ってきた。
駐車場の係員さんに料金を払い話をすると、私たちが下ってきた道は分かりにくいのであまり薦めないんだと言っていた。「また来て下さいね」の声に送られて駐車場を後にした。
別荘に帰り、さくらたちと出発するころには天気予報どおり雨模様になっていた。
今回は天候に恵まれず、折角の稜線歩きなのに眺望は得られませんでした。
でも以外と花の種類が多く、特にリンドウとトリカブトが多く見られた山でした。
いつかまた、晴れた日の紅葉真っ盛りのもとでまた歩きたい気にさせられた山でした。
ヨーゼフとクー、特にクーは今回頑張りました。一回も抱っこしてと言わなかったものね。
裏磐梯高原に行ってきました。今年は厳冬期の2月にも行ったので2回目です。
今回は「西大嶺」に登ることと、前回氷の上を歩いた「銅沼」が無雪期はどうなっているのか見たいことでした。それともちろん裏磐梯の紅葉も楽しみです。
泊るところは2月にもお世話になった我が家お気に入りのペンション「フットルース」です。 |
銅沼(あかぬま) 1,100m |
2007年10月29日(月) |
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天気:くもり |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
裏磐梯スキー場 |
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11:00 |
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リフト上 |
11:30 |
11:30 |
0:30 |
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0:30 |
銅沼 |
11:45 |
12:40 |
0:15 |
0:55 |
0:45 |
リフト上 |
12:53 |
12:58 |
0:13 |
0:05 |
1:53 |
裏磐梯スキー場 |
13:20 |
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0:22 |
0:10 |
2:20 |
合計時間 |
1時間20分 |
1時間00分 |
2時間20分 |
前々から紅葉の時期に磐梯に行きたいねと我が家では計画していた。
予定では前の週に行こうかと思っていたけど、いろいろ問い合わせたりしたら月末が紅葉の見頃という事と、フットルースの予約の関係もあって今回の日程になった。ただ紅葉の見頃は当然山の上と下では違うので、これはしようがない。
【1日目】
いつも通りおかーさんがいの一番に起床。5時前に全員起こされた。
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裏磐梯スキー場を行く |
今日は「銅沼」に行くので時間的には余裕がある。6時ごろに出発すればいいと思っていたけど許してくれなかった。
6時前には我が家を出発。
大泉ICTから外環道に入り、川口JCから東北道へ。周りの車は随分飛ばしているけど、我が家はスピード控えめで行く。
我が家にしては珍しく早めの休憩で蓮田Sで一休み。クーがワンワン言うので休んだのだがどうもオシッコをしたかったみたいだった。2回目の休みは那須高原SAでここは大休止。ここはドッグランがあるので東北道を利用するときは大体休憩するところだ。
ここからはノンストップで郡山JCTから磐越道へ、10時過ぎに猪苗代磐梯高原ICで高速道を降り、あとは459号線を一路裏磐梯目指してひた走る。
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西大嶺(左)と西吾妻山 |
フットルースのある秋元湖入り口を過ぎるともう五色沼は直ぐだ。
その五色沼を左に、右に桧原湖が見えてくるとやがて左手に裏磐梯スキー場入り口がある。こから10分ほど林道を進むとスキー場の駐車場に着いた。
冬来た時に停められた駐車場は進入禁止になっていたので下の段の駐車場に停めた。
私たちの他に2台の車が停まっていた。多分磐梯山へ向かった登山者の車だろう。暖かいので私たちの周りを虫が飛んでいてちょっとうるさい。
ヨーゼフとクーに虫除けのスプレーをしてあげる。
登山靴に履き替え熊除けの鈴をつけ、支度を終えて出発したのはもう11時になっていた。
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銅沼の案内板で |
明日メインの「西大嶺」に登るので今日は歩行時間も短く明日への足慣らし、ウォーミングアップだ。
先ずはスキー場下部へわらの上を歩いていく。お腹がついちゃうのでクーにはちょっと歩きにくいかも。
ゲレンデ?に着くと横断してリフト側に行く。
ここから見るとゲレンデ上部はかなり急斜面だ。そこまでは緩斜面だから余計に目立つ。スキー場の案内には最大斜度35度となっているから上級者コースだ。
一旦リフト側に寄ってからゲレンデを斜めにスキー場上部に向かって行く。
周りは紅葉真っ盛り。ブナの黄色に楓の紅・黄と色鮮やかだ。
ゲレンデ左端、林間コース出口で折り返しからゲレンデ上部の急斜面を第2リフト終点に向かう。
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銅沼と磐梯山(冬は沼を歩きました)
マウスで歩いてる写真、クリックで冬のページへ |
ちょうど30分でリフト終点の広場に着いた。冬はリフトを2本乗り継いできたけど今回は汗をかいて登った。
ここからスキー場を見渡す。目を先に向けると紅葉の山肌左前方にに桧原湖が、右前方一山越えた先に丸みを帯びたまるで一つの山のような西大嶺と西吾妻山のたおやかな山並みが見える。
ひと時景色を堪能して銅沼へ向かった。
ここまで登ったらあとはやや下りのほぼ平坦な道を10分ぐらいで銅沼に着くはずだ。
磐梯山を見てから樹林帯に入って行く。ススキの間をしばらく行くと右に小さな沼がある。この辺りから道がぬかるんできた。ヨーゼフとクーは抱っこして歩いた。
左手に木の間から沼が見え始めるとすぐに銅沼の案内板のある小さな広場に出た。冬来たとき、ここで写真を撮ろうとしてバックしてスノーシューが引っかかり転倒した際、左手親指を痛めたことを思い出した。何も処置せずほっといたからか、今も後遺症が残っている。
案内板の前で写真を撮ってから沼畔の岩に腰掛けて昼休み。
銅沼を見ると沼の中に突き出ている岩が途中まで茶色くなっている。今は水から出ているがそれまで浸かっていたからだろう。沼の底も浅いところは茶色くなっているのが分かる。冬には分からなかったことだった。
正面には磐梯山の火口壁がそそり立っている。草木が見当たらないガレ場だ。右の天狗岩の下方には白く煙を吐いている箇所もある。こうして裏磐梯から見る磐梯山は見るから火山の様相を呈している。
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イエローフォール=多分(マウスで拡大) |
冬に訪れた「イエローフォール」を探したけど良く分からない。でもよーく見ると山肌に白く水が流れているようなところがあった。多分登った岩場の位置関係からいってイエローフォールみたいだ。
おかーさんが行きたいらしく「あそこまで歩いて行けるんじゃない?」と言う。確かに途中まで中の湯への登山道を行って沼の南端を通って明快な目標である岩場を行けば行かれるかもしれない。冬はスノーシュートレッキングの周遊コースになっているけど地図に登山道は記されていない。
今日は銅沼までの予定だし、明日は西大嶺に登るので無理はしないでここで休んで予定通り戻ることにした。
今日も山歩きは山中で出会った人2名。静かな山歩きでした。
スキー場下まで戻るとまだ1時半前なので、五色沼に寄って行くことにした。
国道に出て柳沼のところから自然探勝路を弁天沼まで歩いた。弁天沼には展望台があり、西吾妻山が良く見える。一組の老夫婦が絵を描いていた。山の名前を聞かれたので少し話した。
それにしても平日でもこの人の多さ、五色沼は大変な人気スポットだ。ヨーゼフとクーは度々道を譲るため私とおかーさんの横でマテをさせられていた。でもすれ違う多くの人がヨーゼフとクーに声を掛けてくれたのは嬉しかった。
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スキー場の山肌 |
ペンション「フットルース」には4時ごろ行った。
ヨーゼフとクーは疲れも見せずドッグランで少し遊んでいた。クーちゃんは走っていたけど、ヨーゼフはいつも通りニオイを嗅ぎまわっていた。
夕食時にクーちゃんは最初ちょっとワンワン言っちゃったけど、やがて落ち着いてくれた。
おとーさんは夕食後も他のお客さんとオーナーも一緒にまた呑んで、あとでおかーさんから呑み過ぎのためイエローカードを出されてしまいました。
フットルースは満室の盛況で、いろんなワンちゃんと会うことが出来ました。
【2日目】
今日は西大嶺に登ります。
フットルースは朝食の時間を7時、7時30分、8時から前日の夕食時に選択できます。それに洋食と和食を選べます。
我が家は7時からおかーさんは洋食で私は和食で朝食を頂きした。
西大嶺(にしだいてん) 1,982m |
2007年10月30日(火) |
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天気:曇りのち晴れ |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
ゴンドラ山頂駅 |
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9:10 |
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休憩 |
10:20 |
10:30 |
1:10 |
0:10 |
1:10 |
手前ピーク |
11:20 |
11:20 |
0:50 |
|
2:10 |
西大嶺 |
11:30 |
12:12 |
0:10 |
0:42 |
2:20 |
手前ピーク |
12:20 |
12:20 |
0:08 |
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3:10 |
ゴンドラ山頂駅 |
14:00 |
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1:40 |
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4:50 |
合計時間 |
3時間58分 |
0時間52分 |
4時間50分 |
オーナーにゴンドラの割引券(1,400⇒1,200)をもらって8時前にはフットルースを出発。
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ゴンドラからの景色(マウスで紅葉) |
459号線を五色沼方面へ進み、五色沼入り口過ぎた先で右折。小野川湖に沿って登山口のグランデコスキー場へ向かった。小野川湖では2月に氷上穴釣りのわかさぎつりをしたところだ。あの時は不漁だったな~。来年リベンジに訪れよう。
グランデコには8時20分ごろ到着した。事前の情報で、ゴンドラに乗るのに列ができると思っていたけど、ひろ~い駐車場に他車は3台しかいなかった。ゴンドラ山頂駅周辺の紅葉は終わりに近く、紅葉のメインが五色沼辺りに下りてきたからだろう。
車外に出ると思ったほどではないけどやはり寒い。ゴンドラ右側正面にこれから登る西大嶺と西吾妻山が並んで丸い山容を見せている。
ゴンドラの始発は8時30分、支度をしているうちにアナウンスがあった。
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登山道入り口 |
駐車場から切符売り場へ行ったけど売り場のある建物の自動ドアに鍵が掛かっていて開かない。中には係りの人がいるのだが売り場の準備をしていて気が付かない。何度もドアを叩いたりしたけどどうしても気付いてくれない。仕方ないので乗り場に行って切符売り場に連絡してもらった。
こうして何とかゴンドラに乗り込むことができた。ゴンドラは6人乗りだけどちょっと狭かった。4人乗りがいいとこ?な感じだった。
ゴンドラはどんどん高度を上げ駅舎が小さくなっていく。次第に景色が良くなってきた。
ゴンドラの両側、山肌はカラマツが黄葉して何とも綺麗だ。ところどころにカエデか紅葉も見える。
私は雁ヶ腹摺山で見た黄葉したカラマツに感動して以来、紅葉もきれいだけどブナも含め黄葉が大好きになった。秋の山はこれが大きな魅力のひとつだ。
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樹林帯に入ると |
景色を楽しんでいるうち、10分ちょっと(乗り場には10~15分と書いてあった)でブナブナ(山頂駅)に到着。
駅前からはデコ平方面へトレッキングコースが桧原湖北端の早稲沢まで伸びている。いろんな見所もあるので機会があれば一度歩いてみたい。
西大嶺へはデコ平とは反対の山頂駅右側、東に登山道への道標が立っていた。
9時10分、西大嶺目指していよいよ出発。空は曇っているが雨の心配はなさそう。
先ずは砂利混じりの道を第4リフトの6番支柱の脇を通ってスキー場の端へ向かう。
リフトを潜った先からジグザグに斜面を登って行く。まだこの辺りは急斜面ではないのでヨーゼフクーも含め全員元気いっぱい。時々振り返りながら着実に登って行く。残念ながら磐梯山は中腹から雲に隠れて見えない。
段々大きな岩が足元に多くなり、15分ぐらい行った所で右に小さな涸沢を渡ると樹林帯に入り、いよいよ本格的な登山路になった。
足元はジメジメしてちょっと想像していなかった大きな岩が行く手に現れてきた。
こうなるともうクーはちょっと無理。樹林帯に入ってすぐクーを抱いて歩いた。ヨーゼフもおかーさんが抱いて歩く。
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西大嶺(マウスで手前ピークから) |
岩が濡れているので滑りやすく慎重に登って行く。でも私は2回滑って転んでしまった。クーちゃんを抱いているので転ぶのにも技術?がいる。割と転ぶ方のおかーさんが何故か転ばないのはニュースだったけど、実は下りでちゃんと尻餅をついていた。
それにしてもクーちゃんのダイエットはなかなか効果が出ない。いまだに5.8キロを超えたままだ。ずっと抱いていると腕が痺れてくる。
1時間ほど経った頃、後から一組のご夫婦が登ってきた。西吾妻山まで行くそうだ。先に行ってもらい私たちは一休みすることにした。
樹林帯の中での休憩は眺望もなくつまらない。晴れていれば木漏れ日が射しこんでそれはそれで気持ちいいのだが・・・。
10分ほど休憩して頂上目指して歩き始めた。ヨーゼフとクーはここからはスリングに入れて行った。
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西吾妻山 |
両手が空いたので歩きやすくなった。バランスもとり易い。もう転ばないぞ!
30分以上も樹林帯を黙々と登って行ったころやがて行く手に空が見えてきた。高い樹木も背の低い松が多くなりなくなり登山道は熊笹の中を行くようになった。
眼をさえぎるものが少なくなって遥か下のスキー場も見渡せるようになった。相変わらず曇り空で磐梯山は見えない。眼下には小野川湖が横たわっている。こうしてみると結構大きい湖だ。小野川湖もそうだけどそれより全然大きな4倍ぐらいありそうな桧原湖も全面氷結して、スノーモービルが走り回れるのだから冬の寒さがどれだけ厳しいかが分かる。
やがて前方にピークが現れた。あれが前衛のピークだろう。今までも結構急登だったけど、ここからは急登が待っていた。
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山頂で |
ピークにたどり着くと視界はグッと開けた。行く手に西大嶺の山頂が現れ、そこから続く稜線の先には西吾妻山が横たわっている。赤い屋根の避難小屋もはっきり見える。ここまでくればもう直ぐだ。
一度少し下り笹の中を緩やかに登って行く。途中で私が写真を撮っていると突然クーが飛び降りて山頂目指して歩き始めた。おかーさんとヨーゼフが先に行ったので自分も早く行きたかったのだろう。こここからはクーも自分で山頂まで歩いて行った。出だしと山頂とはいいとこ取りのクーちゃんでした。
山頂には誰もいなかった。
想像したとおり山頂は広場になっていて優しそうな山頂だった。西側は松(丈は低いもののハイマツとは違ってちゃんと立っているけどこれもハイマツなのかな)や笹が茂っているけど東側はまったく樹木がなくところどころガレ場になっていた。
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楽チンかつ暖か~(マウスで拡大) |
風が冷たいので樹木の影に入って休憩した。晴れていれば360度の眺望を楽しめたのだが生憎曇り空で寒いので即刻避難した。
早速お湯を沸かし暖かいスープを作った。ちょうど一人の女性が登ってきたので一杯サービスしたらとても喜ばれた。うどんを食べたりしていたら結局40分ほどの休憩になってしまった。
十分休憩して下山開始。
ヨーゼフとクーはスリングに入れ、さらにフリースの中に入れてあげた。二人とも顔を出しただけでぬくぬくだ。私とおかーさんはお相撲さん張りの太鼓腹になってしまった。
ピークの登り返しはほんのちょっとなので問題なかったけど、樹林帯に入ると滑りやすい道が待っていた。、登りでも滑った道なので慎重にさらに慎重に下った。下りは岩だけでなく張り出した木の根も曲者なのですごく気を使った。
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山頂付近の道 |
1時間半ぐらいでやっと樹林帯を抜けスキー場上部に出た。
ここまで来たら曇り空が晴れてきて、青空も見えてきた。磐梯山もその姿を現した。山頂でこれだったら良かったのに・・・。飯豊連峰や遠く蔵王も望めたのに残念!でも無事に下りてきたから良しとしよう。山歩きは無事故が何より。
スキー場に出てホッ。あとはゴンドラの駅へリラックスして下った。
ゴンドラ駅に着くとレストランでお約束のソフトクリームをと思ったけど売り切れとのことでおかーさんとても残念そうだった。もう寒いので少ししか用意してなかったのだろう。そりゃそうだ、朝着いたときは駅舎の温度計は山麓で9度、山頂で5度と、ソフトクリームが飛ぶように売れる気温じゃないやね。
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ただいま~(マウスでスキー場から) |
帰りのゴンドラは係りの人のお薦めもあり今度は前向きに座った。景色は良いものの急傾斜のところは大変怖かった。山歩きをするくせに、私は正真正銘の高所恐怖症なのでした。
こうして西大嶺登山は終了しました。標高差600m、コースタイム2時間の山でしたが、コースのほとんどをクーちゃん抱いての登りはきつかった。
今日も山中で出会った人は3人。静かな山歩きでした。
今夜は生ビールワインとも一杯ぐらいで早くねよ~っと。という事で本日は全員早寝でした。
【3日目】
今日は裏磐梯最終日、旅行の3日間はあっという間に過ぎますね。
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柳沼 |
昨夜早寝したので5時には眼が覚めてしまった。
窓から空を見るとちょっと雲が多かったけど、毘沙門沼へ朝日を浴びた磐梯山を撮りに行くことにした。
おかーさんに言うと、まだ寝足りないらしく「行ってらっしゃい」と素っ気ないお返事。仕方なく独りで出かけた。
駐車場に着くと誰もいない。空はまだ明け切れていない。相変わらず雲が多い。でもとにかく日の出を期待して沼畔に佇んだ。
そのうち3組ほど来たけどみんないなくなって残っているのは私だけになってしまった。
でも結局日の出は見られなかった。磐梯山も最後まで顔を出してくれなかった。
6時半ごろフットルースに戻りヨーゼフとクーを散歩に連れ出した後、まだ朝食には早いのでドッグランで遊ばせてから8時からの朝食に食堂へ。
今日はどこに行こうか迷っていた。中瀬沼探勝路に行こうか中津川渓谷にしようか思案していた。
隣りのテーブルの人が中津川渓谷に行った話しをしてくれたので紅葉を見に行くことにした。ただ道が狭くすれ違いできないところもかなりあるので気をつけた方がいいですよとアドバイスを受けた。
朝食を済ませ帰り支度をしてオーナーに「また冬に来ますね」と約束してフットルースを後にした。
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毘沙門沼 |
中津川渓谷へは磐梯吾妻レークラインを行くのと秋元湖沿いに行く道がある。磐梯吾妻レークラインは混むので秋元湖沿いに行くことにした。この道が朝食時に聞いた湖岸沿いの狭い道だ。
秋元湖へ向かい西岸を進む。小野川発電所を過ぎると途端に道が狭くなった。なるほどすれ違いの出来ないほど狭く曲がりくねった道だった。でも何ヶ所もすれ違い用に場所が作ってあった。
20分ぐらいで秋元湖に注ぎ込む中津川に着いた。林道はまだ先に続いていたけどここに車止めがあり、7、8台は駐車できそうな広場になっていた。
ここで車を置きヨーゼフとクーを連れて中津川の右岸を遡り始めた。
周りの木々は紅葉真っ盛り。道には落葉がびっしり敷き詰められている。なかなか雰囲気がいい。
中津川の流れは強くて対岸の岩がまるで人が積み上げた石垣のような箇所があったのが印象に残った。
どこまで行こうかと思ったけどとりあえず磐梯吾妻レークラインが中津川を渡る橋まで行くことにした。
20分ぐらいで前方に渓谷に掛かっている橋が現れた。
今日の散策はここまでで引き返すことにした。紅葉より黄葉の方がやや多い中津川渓谷でした。
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ペンション「フットルース」 |
中津川渓谷から再びフットルースの前を通り、五色沼の毘沙門沼に行った。
もう11時になっていたので駐車場は満車。戻ってちょっと離れた別の駐車場にやっとこ停めた。
ここから歩いて毘沙門沼まで行ったけど道路も毘沙門沼周辺も人、ひと、ヒトで混雑していた。中津川では3組7人しか人と会わなかったのと比べたら雲泥の差だ。写真を撮るのも大変!磐梯山も折角顔を出してくれたのに。
早々に退散することにした。
その後、毘沙門沼から車で自然探勝路の反対側柳沼へ行き、物産館でお土産を買って帰路に着いた。
今回の旅も前回の河口湖に続いてあまり天気には恵まれなかった。でも紅葉も十分堪能して、静かな山歩きができて、フットルースに泊れて、ヨーゼフ・クーと楽しい旅ができました。
裏磐梯の写真はヨーゼフとクーのページでご覧下さい。
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