2010年1月の山行記です
今朝は久し振りに5時起床。 その分前日は早寝。11時には就寝した。 目覚ましに起こされ無事に5時に起きられた。ただしおかーさんはもうすでに起きていた。ヨーゼフとクーはまだ夢の中・・・。 ザックに荷物を詰め込み支度ができたところでヨーゼフとクーを起こす。 出掛けるのを察したヨーゼフとクーは大喜び。早く行こうとばかりに狭い家の中を右往左往している。 6時に出る予定がやや遅れて我が家を出発。 関越道の所沢ICに向かう。インター手前のコンビニで食料を仕入れて6:45に関越道へ。 車は結構出ていたが渋滞もなく7:20に花園ICを出ると、
皆野寄居道路を使って時間短縮を図り、7:40ごろには長瀞へ到着した。 長瀞駅入口交差点のR140沿いの駐車場に車を停めた。平日の朝だからかまだ車は駐車場のらしい1台しか停まってなかった。 今日はここに車を置いて、長瀞駅から電車に乗って一駅先の野上駅まで行く。そこから長瀞アルプスを歩いてから宝登山へ登り、長瀞に停めた車に帰るというコースだ。 前日調べた8:11発に余裕の時間にホームへ入った。ヨーゼフとクーは手回り品料金と同じ270円を支払った。
3分ほど電車に揺られて野上駅に到着。降りたのは私たちだけだった。駅前からはなだらかな山並み(丘陵)が見えている。もしかしたらあれが長瀞アルプスかな?
改札の駅員に地図を貰って駅舎の外へ出ると、人っ子ひとりいない。駅の前から真っすぐ伸びている道を進む。100m程でR140に出た。ここの横断歩道を(押しボタン式)渡って200mぐらい先へ進むと落合眼科病院の手前左に「長瀞アルプス登山口450m」の案内板があった。右に大きくカーブした道なりに眼科病院の前を通り登山口がある萬福寺を目指して進む。 遠くからはなかなかお寺が見えない。クーちゃんが珍しくウンチをしたので片付けたりして、しばらく歩くと何となくお寺のような屋根が前方左に見えてきた。その建物の前に来ると塀のところに「宝登山(長瀞アルプス)」の案内があった。
ここを左に曲がり小路に入って行く。先の方は山の中に入って行っている。山に入る手前右手に「地図差し上げます」の小さな看板があったので庭に入って声を掛けた。そこのおじさんに蝋梅の話を聞かせてもらってちょっと時間をつぶした。 おじさんにお礼を言って山の道に入って行く。いよいよ山歩きの開始だ。 スギ・ヒノキの林の中の道を行くと、すぐに分岐があった。右の道は尾根に向かっているけど、道標は真っすぐの道を示している。 沢に沿って薄暗い登山道を緩やかに登って行く。この沢はやがて消えてしまった。 暗い樹林を抜けると登山道は右に尾根へ向かって登って行く。
尾根には4、5分で登りついた。尾根と言っても元々標高が低いのですぐに尾根に出られた。 右からは山道に入ってすぐにあった分岐を右に行っても出られたような道だ。←何の根拠もない。ただ勘だけだけど・・・ それはともかく尾根道を左にいよいよ長瀞アルプスの始まりだ。 尾根道はブナやコナラなどの林だ。みんな落葉してるので見晴らしは良い。 足元は木の根の張りだしもなく凸凹がなく平坦で歩き易い。 左側には野上の市街地が見渡せる。その先にはこちらより少し高そうな山並みが連なっている。
右の方にも民家がチラホラ、道路が1本走ってる。その先には高い山並みが横たわっている。 小さなピークをひとつ越えて行くと尾根を外れ右に回る。赤い→の下に「 その先で登山道は山腹を右に巻くようになる。 4、5分で分岐に出た。左には「御嶽山・天狗山」となっていた。おかーさんが登山口でもらった地図を見て「往復30分ぐらいだから行ってみようか」と言ったけど、私は即却下した。
鞍部で左(南)が開け、宝登山が展望できる。山頂からやや下に建物の青い屋根が樹林の中に見える。 登って行くと正面に小さなピークがある。手前に左に巻道があり、おかーさんは真っすぐピークに登って行くが、私はヨーゼフとクーを連れて巻道を行く。まっ、ピークと言ってもほんのちょっとだったけど・・・。 合流地点で待っているとおかーさんが足取りも軽やかに下って来た。 先へ進むと分岐に出た。左へ「宝登山」の指示に従い進む。真っすぐの道には木が渡してあり行かれないようにしてあった。
すぐに左(東)が開け、天狗山らしきピークが見渡せた。 落ち葉が敷き詰められた冬枯れの木立の中、正面に宝登山を見ながら緩やかに尾根道を下って行く。この辺は地図にコナラの森と記してある。気持ちの良い尾根道だ。 ちょうど9時45分に左に氷池への分岐を通った。 この氷池は天然氷を切り出すところだ。秩父で有名な天然氷のかき氷を提供する阿佐美冷蔵は長瀞にあるのだった。一度行ってみたいとは思っていたけど、我が家はまだ行ったことがない。 氷池を見てみたい気もしたけど、今日は宝登山のロウバイを見るのが一番の目的。ということで氷池はパスして先へ向かう。
右側には葉の落ちた木の間から武甲山のように、採石のため無残にも山肌を抉り取られた山が見えた。家に帰ってから地図で調べると男岳、女岳の近くにある採石場だった。 その先少し下ったところで野上峠に出た。ここは十字路で、真っすぐが宝登山へ、左は氷池へ、そして右は三軒家となっていた。 野上峠から3分ほどで丸太を輪切りにした椅子が5つある場所に出た。どうも休憩しなさいと言ってるようなのであまり疲れてはいなかったけど一息入れることにした。 ヨーゼフクーにおやつと水をあげて私たちも水を飲む。 10分ほど休んで先へ進む。
5分足らずで小鳥峠と書かれた道標のある場所に出た。なかなか洒落た名前の峠だ。いつもは小鳥のさえずりが聞こえるのだろう。今日はそれほどでもないけど・・・。ここも左へは氷池と出てた。 小鳥峠からほんのチョビット登って下るとパッと開けて舗装された林道に出た。 長瀞アルプスはここでおしまい。ここから林道を右に約500m歩き、宝登山の裏登山口へ向かう。 500mは思ったより歩きでがあった。何回かカーブを曲がって行くと左側に遂にありました宝登山の登山口が。 事前に調べたところでは今日のこのコースで一番の登りだ。しかも私が苦手な階段が待ち構えている。
ここから宝登山を超えて長瀞・岩畳方面へは関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)だ。 先ず右に回り先を見るとありました早くも階段が。ただこれは私でも特に問題ありませんでした。 登りきると登山道は左に曲がっています。ここから尾根道になった。 先に長い丸太の階段が真っすぐ伸びている。回りは杉の植林帯。チームよしのでは誰も歓迎しないロケーション。 約150段を何とかクリアすると、約10分後に再び階段だ。ここは幅があって、私とクーは踏み固められた階段横を登って行く。ここは約50段だった。後ろからおかーさんが写真を撮ってあったけど、下を向いて黙々歩く私の後ろにはトボトボ歩くクーちゃん。いずれもそんな感じに見えるだけであるが。 階段を過ぎるとこのコース初めて岩がごろごろした場所を通過。 するとなんか見たことあるような景色が。あれ、これはロウバイ園の一部では? じゃもう頂上? 正面にはまたまた階段がある。 これを登りきるとついに宝登山頂上へ出た。
先ずは山頂標識で写真を撮る。 山頂にはベンチが何組かある。そのひとつに陣取り景色を見る。真正面(南)には秩父盆地の先に武甲山がドーンと構えている。西には山並みの先に両神山がギザギザの山頂を見せている。 ロウバイは逃げないので景色の後は食事にした。 今日は朝起きてから今まで出発前に家でお茶を一杯飲んだだけ。やっぱりお腹すいてきた。 コンビニで買ったラーメンやおにぎり、それとヨーゼフとクーにはおかーさんが食べる筈だったパンをあげる。二人とも食欲旺盛きれいに平らげた。ただ二人ともご飯は食べないのでおにぎりは私たち人間が食べた。
そしていよいよロウバイ観賞。 写真を撮ったり、匂いに酔ったり。でも残念、私には匂いが分かりません。私は鼻が悪いのか匂いに鈍感。ただいやなニオイは良くわかります。チーズやニンニクは良く臭います。 それはそれとして、ロウバイは満開ではないけど良く咲いていた。 ところで長瀞町観光協会のホームページに、ロウバイは3種類あると写真も載っていたのだが、特徴が書いてないので素心ロウバイと満月ロウバイの違いが分からなかった。あとひとつ和ロウバイは芯が赤っぽい暗紫色なのですぐ分かった。どうもこれがロウバイの基本?らしい。でも素心ロウバイが一般的らしい。
以前ロープウエイに乗らず登山道で宝登山に登ったけどあまり楽しい道という記憶がないので、今回下山はロープウエイにした。 山頂駅までの途中には梅百花園があり、ここを歩いて行く。わずかではあるがもう咲いてる紅梅があった。 12時30分の便で下山。 山麓駅からR140沿いの駐車場まで地図上で約800m。宝登山神社の参道には「阿佐美冷蔵」のお店があったけどちょっとかき氷は食べる気はしなかった。 帰りは花園ICには向かわず、秩父へ向かい、秩父からR299で西武線沿いに飯能に出て一般道を家に帰った。 無事午後3時に我が家に帰着。
今回の長瀞アルプスはきつくなく、我が家には適度なハイキングコースでした。 ヨーゼフとクーにもきつい所はなく抱き上げることもなく全コースフルに歩き通しました。 夏は木々に葉が茂って見晴しが悪いかもしれないので冬のコースかも知れません。 まぁでもアルプスと言うのははちょっと名前負けかな・・・。沼津アルプス、鎌倉アルプスも歩いたけどそれに比べると眺望の面で、う~ん・・・ 命名した山岳会JHFさんゴメンね! 良く整備された歩き易く安全な里山ハイキングコースでした。 冬の一日、陽だまりハイキングを楽しみました。 家に帰ったらヨーゼフが8歳の誕生日を迎えたのでお祝いをします。 |