2009年8月の山行記です

 8/9から岩手県に4泊して山歩きと観光を楽しみました。9日と10日は八幡平温泉郷のペンション「でんでんむし」に宿泊しました。9日は東北道の渋滞もあって八幡平に移動しただけになりました。
 今日は前日の雨も止んだので、八幡平山頂へ行きました。八幡平は2002年に岩手山、早池峰と3日間で歩いたことがあります。その時は茶臼山登山口~八幡平山頂へと歩きましたけど、今回は山頂近辺だけです。

八幡平 1,613m 2009年8月10日(月)
天気:曇りのち雨
到着時間 出発時間 歩行時間 休憩・滞在時間 所要時間
 レストハウス駐車場(1,541m) 11:15
 ガマ沼分岐 11:22 11:22 0:07 0:07
 鏡沼 11:32 11:38 0:10 0:06 0:17
 めがね沼 11:41 11:41 0:03 0:26
 八幡平頂上 11:52 11:57 0:11 0:05 0:37
 ガマ沼展望台 12:13 12:18 0:16 0:05 0:58
 避難小屋・陵雲荘 12:24 12:27 0:06 0:03 1:09
 八幡沼 12:40 12:40 0:13 1:25
 源太別れ 12:52 12:52 0:12 1:37
 源太森(1,595m) 13:03 13:10 0:11 0:07 1:48
 源太別れ 13:23 13:23 0:13 2:08
 見返峠(トイレあり) 13:46 13:46 0:23 2:31
 駐車場 13:58 0:12 2:43
 合計時間 2時間17分 0時間26分 2時間43分
あまり天気よくないけど出発です

 8時からの朝食後、8時半過ぎにペンションを出発。
 柏台の市街を抜けて「八幡平アスピーテライン」を登って行く。
 アスピーテラインにはスノーシェルターが随所に設置されている。「源太岩」の駐車場を過ぎると周りの景色が変わってくる。

 茶臼岳登山口を右に見て、黒谷地湿原入り口を過ぎ、しばらく行くと山頂レストハウス手前の大きな駐車場に着いた。曇り空の中20台ぐらいの車が駐車していた。大勢の人が入っているようだ。
 私たちが駐車場に着いたときにも5、6人のグループがレストハウス方面へ歩いて行った。

ガマ沼コースとの分岐で
 私たちもズボンを替えたり、トレッキングシューズに履き替えたりの支度した。
 支度を終えてさあ出掛けるかとしたとき、なんとポツリポツリと雨粒が落ちてきて段々本降りになってきた。
 空を見上げるとなんか止みそうにない。
 ここで私は出発を一旦中止して様子をみる事にした。

 雨が降っているのでレストハウスへ行くことにした。
 駐車場を出て300mほど進むと左側にレストハウスがあった。
 先ほどの駐車場は無料だったけど、こちらは410円だった。420円なら消費税込みと分かるけど、410円は分からない(割り切れない?)。

鏡沼
 ヨーゼフとクーには車の中で待ってもらいレストハウスへ。丁度この前が岩手県と秋田県の県境標識が立っていた。
 入ったところは3階で休憩と花の紹介やハイキングマップなどの自然情報コーナー、2階が軽食コーナーと観光コーナー、1階が売店コーナーとなっていた。1階からは逆方向に出られ、バス停がある。
 1時間ぐらい情報コーナーや売店で時間をつぶした。おかーさんはもう桜や豪琉のお土産を買っていました。

 さすがに1時間近くいると厭きたので外へ出てみると雨はあがっていた。
 空を見るとなんか気のせいかちょっと明るくなってきてる。
もうすぐ頂上
 雨に降られたらヨーゼフとクーはスリングに入れて帰ってくる積りで行くことにした。

 ヨーゼフとクーをクレートから出してあげると大喜び。早く連れてってと尻尾が千切れんばかりに振っている。
 アスピーテラインを横断したところに登山口ならぬ頂上入り口の標識がある。
 観光客のためか、道は登山靴でなくてもいいように凸凹の少ない石畳風になっていた。
 道の両側にはウメバチソウ、キンポウゲやシモツケソウなどが咲いている。
 7、8分で真っ直ぐ階段状に登る道と左へ平坦に進む道の分岐になっていた。右は見返り峠を通りガマ沼と八幡
頂上です
沼の間を行って頂上へ、私たちは逆の鏡沼を通るコースを行くことにした。

 写真を撮って歩き始めて話の途中でおかーさんが「あっ、忘れた!」と声をあげた。
 ヨーゼフとクーのレインウエアを車に忘れてきたとのこと。どうも一回中止したので忘れちゃったらしい。
 おかーさんが取りに戻ってくれるので私はヨーゼフとクーを連れてゆっくり進むことにした。
 写真を撮りながらゆっくり進んで行くと、左側に「不思議な凹地 ~火口跡?~」と案内板のある水の溜まった小さな凹地があった。道から水面まで4、5mぐらいか? 案内によると7月まで残雪があるということだった。

 ヨーゼフとクーがおかーさんは?てな顔で時々後を振り返って立ち止まる。
 分岐から10分ぐらいかけて鏡沼に着いた。
 ベンチに腰掛けていると早くもおかーさんがやってきた。ヨーゼフとクーが大喜びしてる。
 おかーさんがきたばかり、しかも急いできたのでちょっと一休みした。

 再び2人と2匹で山頂を目指す。
頂上展望台
 鏡沼のすぐ先にめがね沼があった。小さな沼が二つ並んでいるのだった。上から見るとよく分かるのだろう。と思っていたら上のほうにもビューポイントがあったけど素通りした。
 道端にコオニユリが咲いている。前方の斜面にはニッコウキスゲが緑の中に黄色い花を点々と咲かせている。

 遊歩道の両側は笹が生い茂りアオモリトドマツ(オオシラビソ)が群立している。合間にナナカマドが赤くなり始めた実をつけている。
 やがて分岐があり、ここを右に道をとる。真っ直ぐは蒸ノ湯方面への縦走路だ。
 分岐からは5、6分で山頂へ着いた。
ガマ沼展望テラス下で

 山頂には何組かのグループがいて、その後も何組も上がってきた。
 山頂には大きな展望台が建っている。確か以前に来たときもこの展望台に上って見たけど眺望はなかったような記憶があった。今回も上ってみたけど今日は天気も悪いしやっぱり眺望は得られなかった。
 ヨーゼフとクーはここで人気者だった。特にヨーゼフは愛想を振りまいていた。

 山頂には写真を撮ったりしただけですぐガマ沼方面へ進んだ。
 5分ほど歩いたところで、まだまだ雨は降っていないけどヨーゼフとクーにレインウエアを着せた。
ニッコウキスゲの群生
 クーは脚部分があると歩きたがらないのでお腹はカバーするけど脚の部分はほとんどないものを着せている。その甲斐あって今日はスイスイ歩いている。

 右がトドマツの林、左側が湿原になったほとんど平坦な遊歩道を行き、やや下がったところでガマ沼の北岸に出た。
 ガマ沼に沿って歩くと展望デッキがあり、地図板や案内板がある。また分岐点にもなっていて、真っ直ぐ南に行けば見返峠から駐車場に戻れる。
 左に道をとれば八幡沼の北側を通って縦走路になっている。
 案内板によれば、ガマ沼には3個の火口があり、
避難小屋・陵雲荘
深さは9.1m、また八幡沼は東西に数個の火口が並び同じ水面で繫がったものだそうだ。深さは22.4mあると記してあった。

 ここから戻るのはちょっと物足りないのとまだ天気は持ちそうなので八幡沼を回っていくことにした。
 八幡沼の北側に向かって下って行った。両側にはニッコウキスゲがいっぱい咲いていた。
 5分ほど下ると正面に避難小屋が出てきた。遊歩道からちょっと入ったところに建っている。中には入らなかったけど「陵雲荘」という立派な名前がついたきれいな建物だった。

出会った花Ⅰ
 避難小屋の北側を回りこみ先へ進む。向こうからゴールデンレトリバーを連れた二人連れがやって来た。
 避難小屋の前から遊歩道は木道になったのもあってクーは即抱っこした。ヨーゼフは友好的だけど、相手が自分より相当大きいので緊張していた。
 ちょっと話をして別れて先へ進んだ。

 木道となったのはここから先が湿原の中だったから。
 木道脇にあった案内板にはこう記してあった。「一般的な湿原が沼から湿原に変化するのに対して、ここの湿原は火山灰などでできた透水性が低い土地の上を雪どけ水が常に潤していたためそこに湿地植物が生え、枯れても腐らずに泥炭化して堆積し湿原になった」と。だけど火山灰とかは素人考えだと逆に透水性がいいんじゃないかなあ?なんて思ったりした。
出会った花Ⅱ


 12、3分ほど行ったところで右に木道が分岐していた。道標に「八幡沼」と書いてある。
 ここまで沼かからちょっと離れたところを歩いていたので迷わず沼畔に向かった。
 沼畔に出たけど残念ながら沼を一望することはできなかった。沼に沿って歩くのは100mもなく、すぐに元の木道へと戻ってしまった。

 元の木道に戻ると一人のハイカーに道を聞かれてしまった。一応知っていることはすべて教えた。
 池塘が散在する湿原を10分ぐらいで源太別れの分岐に着いた。
 ここで思案。ここから八幡沼の南側を回って駐車場へ戻るか源太森へ足を伸ばすか。
点在する池塘

 結局源太森まで行くことに決定。

 木道を5分ほど行くと木道はなくなり、普通の登山道の登りになる。
 しばらく行くと源太森への分岐に出た。縦走路から左へひと登りすると源太森の頂上に出た。
 頂上は岩が多い小高い丘という感じ。展望が良いとのことだったけど、残念ながら何も見えず。
 そうこうするうち、ついに雨が降り始めてきた。

 長居は無用とすぐ下山することに。
 大した降りではないので暑がりのレインウエアは着ないで下山し始めた。おかーさんは最初から着っ放し。ヨーゼフとクーは八幡平頂上を過ぎたところから着せている。

どっち行く?(源太別れで)
 縦走路へ出たところでさすがに暑がりの私もレインウエアの必要性を感じた。
 木の生い茂る中へ戻りレインウエアを着た。同時にヨーゼフはおかーさん、クーは私のスリングに収まることになった。私のスリングは何ヶ月か前にペットショップで購入した市販のものだ。おかーさんには悪いけど、コレが塩梅いいので以降コレを使用している。

 体制を整えて再び下山開始した。
 源太別れには10分程度で到着。
 源太別れからは左に道をとる。
 八幡沼の南側を通るのだが、こちらも湿原でニッコーキスゲが今を盛りに咲いている。私の好きなワタスゲは見られなかった。その代わりチングルマの花が終わり色は違えどボーボーとなっているのが見られた。
源太森

 雨の中木道を黙々と歩き見返峠を目指す。
 湿原が終わるとやや登りになり、樹林帯を抜けていく。
 道が平坦になり前方に山小屋が見えてきた。
 山小屋と見えたのはトイレだった。トイレの先で右にガマ沼からの道を合わせる。
 ここが見返峠で八幡平山頂付近の南端部分だった。崖側には展望テラスが設置されている。下にはアスピーテラインが走っている。朝、最初に停めた無料駐車場から見えたのはこのトイレだったのだ。

 ここからは石畳の遊歩道を10分ちょっとでレストハウスの駐車場に着いた。
 レストハウスのトイレで着替え、下の階の軽食コーナーでお昼を食べた。稲庭うどんがあったので食べたのだが、うどんの上のかき揚が非常にまずかった。うどんもコシはあるものの表面が何となくねちゃねちゃした感じでコレも落第点でした。

 今日は終盤に降られてしまったけど、源太森まで歩けたので満足でした。
 ヨーゼフとクーも歩き易い道だったので楽しく歩けたと思います。


 今日は岩手三山のひとつ姫神山に登ります。
 岩手には岩手山、早池峰山と日本百名山に名を連ねる名山があります。その二山に姫神山を入れて岩手三山(北奥羽三霊山)ということを最近知りました。知名度では八幡平があるのに・・・。岩手山、早池峰山には登ってるので姫神山に登ることにしました。

姫神山(ひめかみさん) 1,124m 2009年8月12日(水)
天気:晴れ
到着時間 出発時間 歩行時間 休憩・滞在時間 所要時間
 一本杉登山口(550m)  9:45
 一本杉 10:00 10:00 0:15 0:15
 ざんげ坂標柱 10:10 10:10 0:10 0:25
 五合目(尾根) 10:21 10:26 0:11 0:05 0:36
 六合目 10:37 10:37 0:11 0:52
 七合目 10:47 10:47 0:10 1:02
 八合目 11:00 11:00 0:13 1:15
 あと500m標柱 11:12 11:12 0:12 1:27
 岩場と土の分岐 11:45 11:45 0:33 2:00
 姫神山 12:00 12:35 0:15 0:35 2:15
 岩場と土道の分岐 12:43 12:43 0:08 2:58
 八合目 13:11 13:11 0:28 3:26
 五合目 13:32 13:37 0:21 0:05 3:47
 一本杉 13:50 13:50 0:13 4:05
 登山口 14:00 0:10 4:15
 合計時間 3時間30分 0時間45分 4時間15分
姫神山(マウスで車からの姫神山)

 姫神山は地元には人気がある山らしい。でも標高が1,123mしかない低い山である。その姫神山が岩手三山に数えられいているのはなぜだろう?
 写真を見るとその裾を伸ばしたきれいな三角形の女性的な山容である。このきれいな姿も理由のひとつだろう。
 しかし姫神山に伝わる民話(そのひとつがこちら)が大きな理由だろうと思う。なにしろ姫神山は岩手山と夫婦なのだから・・・。興味のある人は岩手三山をインターネットで検索してみて下さい。それにしても「姫神山」ていい名前だなあ。

 昨日今日と泊るペンション「カンタービレ」は昨年12月に泊ったことのある小岩井農場近くのペンションだ。
岩手山(一本杉登山口駐車場から)

 朝食は7時半からなので出掛けるには都合がいい。
 このペンションでは敷地内にある一本の木の根元にメロンやスイカの皮を置いてある。朝食前の散歩のとき、行ってみるとカブトムシが10匹以上も朝食中だった。で、カブトムシ5匹ほどとクワガタを一匹を桜と豪琉へのお土産としてGet。部屋に戻るとボックスティッシュの箱に保護した。

 朝食を終え8時半ごろペンションを出た。岩手山は中腹に白い雲がかかっていた。
 ナビに登山口が検索できるか分からなかったので、昨夜オーナーに道を聞いてあったので迷わず4号線に出られた。4号線を北に向かうとすぐ東北道滝沢ICで、その先右手に盛岡大学を過ぎると前方に姫神山が見えてきた。石川啄木が過ごした渋民地区へ。
さあ姫神山へ(トイレの横を通って行きます)
バイパス手前のコンビニでパンと飲み物を仕入れた。

 そのまま4号線を進むと右手にイオンがありバイパスが合流する。その先1キロぐらいで姫神山の案内がある芋田交差点を右折。
 この後は道標に誘導され一本杉登山口の駐車場へ着いた。駐車場は手前から第1、第2とあるので奥の第2駐車場に駐車した。事前にネットで調べておいたのだが、さすがに皆さん知っているようで第1には1、2台しか駐車してなかった。
 第2駐車場には平日とは言え10台以上の車があった。

 早速支度をしていると、2台となりの単独のおじさんが出発するところで、私たちのそばに来た。
一本杉(太さ凄いでしょ)

 そしてこう話しかけてきた。「ここの登りは岩手山より厳しいよ。距離は岩手山のほうがあるけどね」と。
 エーッ、だってここは初心者向きのコースって書いてあったけどなあ・・・。でもその意味あとで分かりました。

 私たちが出発しようとしたとき、単独行の元気なおじさんが下りてきて話しかけてきた。
 千葉の人で何日か東北で毎日山に登っているそうだ。一人で来るなんて、ホントに好きなんだな山が。
 早く出発したかったけど、しばらく話してから私たちもトイレを済ませてから出発した。

 トイレ横を通り、草つきの緩やかな斜面を進む。
 樹林帯に入りちょっと進むと一応舗装した林道が現れた。これを横断して山道に入って行く。
 やがて周りは杉林になりちょっと薄暗い。15分ほどで一本杉に着いた。

 一本杉はなるほど他の杉より大分太い。私が3人以上で手をつながないと一周できなさそうだ。
 右のほうに昔は水場だったらしいところがあったけど「この水は飲んではいけません」の看板が置いてあった。
ここから「ざんげ坂」です

 湿った滑りやすい道を登って行くとやがて「ざんげ坂」に到着。新旧2本の標柱が建ててあった。

 ネットで調べたときここからが辛いとコメントしてあった。
 確かにここから本格的な登りになった。しかも大嫌いな丸太の階段状の登りだ。
 ざんげ坂を登り始めると周りの樹木はブナやナラなどの広葉樹になった。
 階段の脇やちょっと外れて、ところどころ側道?があるので私は専らそちらを利用させてもらった。ただこちらは滑りやすい道なのでそれはそれで苦労した。

 10分ほどで尾根に到達。五合目の標柱が建っている。
五合目、尾根に出ました
 ここまで風の通りがなかったので大分汗をかいてしまった。そこで水分補給タイムとした。
 ヨーゼフとクーにも水をあげたけどほとんど飲まなかった。人間には結構暑かったのに犬にはそれ程でもなかったのかなあ?

 ちょっと休んで尾根筋を進む。
 木の根の張り出した滑る登山道を登って行く。ヨーゼフとクーは四輪(足)駆動(歩行)なので私たちより安定している。でも木の根が大きく張り出しているとクーには苦手だ。

 六合目を過ぎると再び丸太の階段が続くようになった。ただ広い場所では滑りやすいけど階段を避けることができる。
クーちゃんガンバレ(マウスで違う岩を)

 おかーさんは階段の数を数えながら元気に登って行く。私とクーは付いて行かれずゆっくり後から行く。何しろ私は階段を見ただけでもう精神的に参ってしまうのだった。

 大きな岩も段々目につくようになった。
 七合目を過ぎ、八合目に到る。ここで登山道は大きく左に曲がる。
 八合目を過ぎると大岩が多くなってきて、クーを時にはヨーゼフも抱き上げるところが多くなった。
 10分ちょっとで笹の中に「頂上まであと500m」の標柱があった。「まだ500mあるのか~」

 さらに大岩が登山道を塞ぐようになってきた。
 ホトトギスやコオニユリ、その他、名前の分からない花たちを写真に撮りながら先へ向かう。
 なぜか30分も掛かって岩場と土の登山道との分岐に出た。
 ここまで樹林帯の中をずっと登ってきたのでまったく展望がなかった。やっとこの分岐の少し手前で景色が見られるようになった。

 下山に岩場はヨーゼフやクーがいてきついので、登りに岩場を通過することにして右の岩を登って行く。
 ここの岩は平べったい岩を縦に置いたような岩が多く、岩を渡るのに足場が細くてヨーゼフやクーを抱いて渡るのは厳しかった。
岩場から(マウスでチームよしの)
何箇所かは先に私が渡って足場のいいところでヨーゼフとクーを受け取り、それからおかーさんが渡るといった場所もあった。平らなテラス状の大きな岩があったのでそこで景色を見たり写真を撮った。目の前には岩手山がデーンと構えている。しばらく涼んで?山頂へ向かった。

 西側から回り込んで岩場を越えると山頂に着いた。
 コースタイム1時間30分のところ、私たちは2時間15分も掛かってしまった。ちょっと掛かり過ぎちまったなあ!
 山頂は露岩がゴロゴロしている。岩の間にはウスユキソウが咲いている。
 姫神嶽神社(奥宮?)の小さな祠があり、傍にこれも小さな剣?が刺さっている。
 手頃な岩の上で何組かのグループが休んでいる。私たちも適当な岩を見つけて休憩した。
山頂

 山頂はとても展望が良い。ただ今日は西の岩手山には雲がかかり、その左の秋田駒ヶ岳右の八幡平は霞んでいた。さらに南の早池峰山も霞んでいる上に雲もかかっている。
 残念!空気が澄んでいれば・・・秋以降に来れば大展望が得られるかも。

 おかーさんと菓子パンを一個ずつ食べ、ヨーゼフクーにはジャーキーをあげた。水分も補給する。
 陽射しを遮るものがないので傘をさしてヨーゼフとクーに日陰作ってあげる。それにしても今日はヨーゼフとクーはあまり水を飲まなかった。ヒトほど暑く感じなかったのかもしれない。ヒトより平均体温が高いのにね。
 ヨーゼフもクーもともに今のところバテたようすは見られない。
出会った花たち(7枚あります)


 景色も見られないので、30分ちょっと休んで下山することにした。
 下山は岩場ではなく土コース(普通の登山道)を通る。
 岩場コースとの分岐点までに小さな祠が二つあった。最初の祠には「薬師神社」の、二つ目の祠には「若宮神社」の表示があった。祠は両方とも草木に埋もれていたけど・・・

 下山も最初はヨーゼフとクーとも抱かれることが多かった。
 五合目まで1時間かけて下った。ここで小休止して水分を補給した。
 休憩したのでちょっと元気を取り戻した。一休みするとあとはひたすら下るだけ。
今日晴れてよかったね。でもちょっと暑いね。

 登山道を抜けて草原にでると正面に岩手山。天辺には白い雲がかかっている。今日はずっと顔を出してくれないのかな?

 駐車場に戻り、ヨーゼフとクーの足を洗い今夜も泊る「カンタービレ」へ向かった。
 4号線出ると「コメリ」というホームセンターに寄って、今朝捕ったカブトムシを入れるケースと下に敷く「くぬぎフレーク」を購入した。これでカブトムシたちもティッシュの箱よりは満足?してくれるだろう。
 途中おかーさんが小岩井農場のソフトクリームと牛乳が飲みたいというので寄った。でも「まきば園」に入場しないとない。時間も遅いので明日来ることにした。それにしても駐車場はほぼ満車だった。

山頂の奇岩
  姫神山、山頂からの眺めはきっと素晴らしいものがあると思います。でも晴天か空気の澄んでいる季節なら・・・
 標高が低い割には花も多く、コースには岩場もあり(展望良い)なかなかのものでした。
 ただ朝登山口の駐車場で言われた言葉を思い出しましたが、風が通らない、景色が見られない、最初からずっと登り続けるコースは歩く楽しみにはちょっと欠けるかなと思いました。
 因みに丸太の階段は全部で532段ありました。←おかーさん調べ
 それにしても今更ながらに自分の衰えにガックリしました。でもこれからもヨーゼフとクーを連れて自分のペースでのんびり山歩きを楽しみたいと思っています。

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