ここのところよく雨が降る。梅雨だからしようがないけど西日本では被害が出始めていると、TVが伝えています。雨で毎日家でゴロゴロしてると私やヨーゼフとクーは体が鈍ると同時に気持ちも萎えてしまいます。そんな中、日曜日だけ晴れ(と曇り)マークが出ていました。これは見過ごす手はないと、山歩きに出かけました。 |
大岳山 1,266m |
2009年7月5日(日) |
|
天気:曇り時々晴れ |
|
到着時間 |
出発時間 |
歩行時間 |
休憩・滞在時間 |
所要時間 |
大ダワ |
|
7:25 |
|
|
|
鋸山分岐(大岳山~鋸山従走路) |
7:43 |
7:43 |
0:18 |
|
0:18 |
馬頭刈尾根分岐 |
8:43 |
8:43 |
1:00 |
|
1:18 |
海沢分岐 |
9:05 |
9:05 |
0:22 |
|
1:40 |
大岳山 |
9:14 |
9:50 |
0:09 |
0:36 |
1:49 |
馬頭刈尾根分岐 |
10:14 |
10:14 |
0:24 |
|
2:49 |
鋸山分岐 |
11:00 |
11:00 |
0:46 |
|
3:35 |
大ダワ |
11:13 |
|
0:13 |
|
3:48 |
合計時間 |
3時間12分 |
0時間36分 |
3時間48分 |
|
出発です(オリジナルは白くぼや~とした写真でした) |
毎年奥多摩三山には登っている。特に三頭山と大岳山は複数回登ることも結構ある。でも今年は初めての大岳山。
今日は息子が来るかもしれないので、早く行って早めの帰宅をと思い、珍しく真面目に朝は4時に起床。
5時ちょっと過ぎに我が家を出発。
近くのコンビニに寄って車を降りたとき、ふと足元を見てアッと思った。踵のないサンダルで履きなのを発見。車に荷物を入れて履き替えずそのまま来ちゃったのだった。
買い物して一旦我が家へ戻り、サンダルを履き替えて再出発。
|
鬱蒼とした中を進む |
結局4時おきの甲斐もなく30分近くのロス。
しかし道路が空いていたのでそれほどのこともなく一路大ダワへ。
北秋川沿いに進み、神戸岩入り口から鋸山林道へと向かって進む。
マス釣り場を過ぎ、神戸岩のトンネルを抜けた先に簡易ゲート(工事現場によくある黄色、黒の縞模様のバリケード=障害レースのハードルみたいなもの)が道路を塞いでいる。
そこには「道路崩落により奥多摩側に通り抜けられません」と書いてある。
しかし、私は事前に奥多摩町に電話で、大ダワまで奥多摩側からは行かれないけど、桧原側からは行かれると確認していたのだ。
|
縦走路へ合流 |
バリケードをどけて車を進める。もちろんバリケードは通過後に元の位置へ。
曲がりくねった鋸山林道を赤井沢に沿って徐々に高度を上げていく。所々こぶし大の石が道路に落ちている。雨が続いたので落石があったのだろう。
赤井沢と離れると林道は九十九折にぐんぐん高度を上げる。ガスってるのでヘッドランプを点ける。
見覚えのある緩やかな左カーブを曲がると大ダワ(峠)に着いた。
ここは道の両側に登山道があり、西に行けば御前山から三頭山方面、東が鋸山、大岳山から御岳山へと続く。
|
登山道 |
車は一台もない。ただ東側の登山口にまだきれいな自転車が一台立てかけてあった。誰が乗ってきたのだろう。
登山靴に履き替えたりして出発。
ガスって白く空気が濁った中を息を切らして尾根筋を登って行く。
10分も行かないうち、直ぐに鋸山との分岐に突き当たる。左の道を行けば鋸山から奥多摩駅に出られる。
私たちは右に道をとり、大岳山、御岳山方面へと進む。
鋸山の南側をトラバースして登山道は縦走路へ続く。
|
ガスった中を進む |
道が細いので両側から露で濡れた小枝や草が覆いかぶさって、先頭を行く私のシャツやズボンが濡れてしまう。さらにはまだ人が通っていないので蜘蛛の巣が張り出していてどうにも歩きにくい。
おかーさんがザックの中からストックを出して渡してくれたのでそれを体の前で縦に振りながら蜘蛛の巣を防いだ。
そんなこんなでサッサとは歩けなかったけど、10分ぐらいで縦走路に合流。
ここからはまた尾根道を大岳山に真っ直ぐに向かって行く。
樹木に遮られてほとんど見晴しはよくないが、大きな上り下りのない、足元も凸凹がない道は歩き易い。
|
陽光が差し込む |
そうは言っても多少の上り下りはあるけど、それもほとんど巻き道になっている。
2度ほど巻かずにピークを越える。
その最初が1,107mのピークで道標に「中岩山 1100m」と黒のマジックインクらしいもので手書きしてあった。
距離的には3分の1ぐらいか?ここを8時に通過。
登山道脇のジメジメした薄暗い地面にはギンリョウソウが顔を出していた。
アジサイやシモツケソウもあったけど、全体的には花が少ない。
スタート時にはガスが掛かっていたけど段々薄れてきた。それに梢の間から日も差すようになり、光線が斜めに
|
祠(左=2007年、右=今回) |
走.るのを暫し見とれる。
登山道周辺はブナやナラの広葉樹が多いけど、時折奥多摩に多いスギ、ヒノキ林も顔を出す。足元には笹が多い。
スタートして約1時間15分、大きなスギの根元にある小さな祠がある場所に着いた。祠を見るとなんか潰れてしまったようだ。赤い屋根だけだ残ったような感じになっていた。
ここまで来るともう大岳山は近い。が、ここからが本番の登りだ。
先ず右に馬頭刈尾根への道を分け、左へ(真っ直ぐも行かれるけど木を横にしてあった)大岳山への道を進む。
直ぐに急登が始まる。
|
岩も出てきました |
少し行くと山腹を左にトラバースする。このコース唯一の鎖が山腹に取り付けられている。
慎重に通過し先へ行く。
やがて岩場に差し掛かる。クーは持ち上げて通過する。
岩場を通過すると緩やかな上り下りの尾根道になる。
やがて左に海沢からの登山道を合わせる。見ると海沢への登山道は木の枝で封鎖されていた。
かなり急斜面なのでどこか崩れたのかもしれない。
分岐を過ぎると最後の登りを10分ほどで山頂に到達した。
山頂には私たちよりほんのちょっと先着した男性が一人だけだった。
|
山頂で(マウスを当てると昨年までの標柱) |
でもすぐに仲間の女性が「きついきつい」と登ってきた。このグループは遅れてもう一人登ってきた。彼らは御岳山からランニングで登ってきたとのこと。そりゃきついはずだ。
ところで山頂の標柱がグレードアップしているではないか。今までは(昨年9月に来たときまでは)1本だったのが今は3本立てになっているのだった。
私たちは写真を撮って山頂の片隅に場所をとり朝食を。
そうです、今日は朝起きてから何も食べないで登ってきたのです。
ヨーゼフとクーもお水とジャーキーをもらって喜んでいる。いつも通りクーがものすごい勢いでヨーゼフが半分も食べないうちに食べてしまった。
今日は展望もないし、12時前には大ダワへ戻りたかったので、我が家にしては珍しい30分台という短い休憩時間で下山することにした。
|
お食事(クーちゃんもう食べ終わってます) |
山頂では日曜日なのに3組ぐらいの登山者しか会わなかった。ちょっと時間が早かったせいもあるかもしれない。
祠までは岩場や急斜面が多いのでゆっくり慎重に下る。クーは抱いたり下ろしたりが面倒なので途中からずっと抱いて下りた。
25分ほどで祠のところへ。登りと5分ぐらいしか違わなかった。
ここからは多少の上り下りはあるけどひたすら戻るだけ。
途中何組かのグループと行き交う。やっぱりお昼ごろに山頂へ着くように出てくるのかなぁ。
朝は露で濡れてた草ももう乾いているので両側から被さったところも朝より全然歩き易い。
|
下山 |
鋸山との分岐で鋸山に寄ろうかと思ったけど今回はパスした。今度来たときはぜひ寄ってみよう。
予定通り12時前に大ダワに戻った。
朝あった自転車はもうなかった。そのかわり車が4台停まっていた。
ヨーゼフトクーの足を洗って峠を下った。途中「神戸岩」で一休みし、「払沢の滝」入り口にある豆腐屋さん「ちとせや」さんで豆腐とおからドーナツを買って帰った。
今日の静かな山歩きができました。
ヨーゼフとクーも最後まで元気で、抱っこをせがんだりしませんでした。
今度はもう少し時間の掛かるところへ行こうかな・・・
帰りの車の中はヨーゼフもクーも寝ていました。
|