先週の日曜日に会社の人たちと「三ツ峠」に行く予定だったけど天気が悪そうなので事前に中止になってしまった。でっ今日は「三ツ峠」に行こうと思っていた。でも夕方から用事ができてしまったので3時までに家に帰れるところ、近場の奥多摩「大岳山」に決定。 |
大岳山 1,266m |
2007年2月3日 |
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天気:晴れ |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
大ダワ |
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8:18 |
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縦走路合流 |
8:28 |
8:28 |
0:10 |
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0:10 |
祠 |
9:22 |
9:22 |
0:54 |
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1:04 |
大岳山 |
9:43 |
10:30 |
0:21 |
0:47 |
1:25 |
祠 |
10:50 |
10:50 |
0:20 |
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2:32 |
縦走路分岐 |
11:32 |
11:32 |
0:42 |
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3:14 |
大ダワ |
11:44 |
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0:12 |
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3:26 |
合計時間 |
2時間39分 |
0時間47分 |
3時間26分 |
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左大ダワ、右鋸山へ |
今日は冷え込んで晴れ渡るとの天気予報。空気が澄んで絶好のハイキング日和だ。
三ツ峠に行かれないのは残念だけどこの好天気に出掛けない手はない。
という訳で今日は奥多摩3山のひとつ、「大岳山」にした。新青梅街道を車で西に走っている時や、ヨーゼフとクーの散歩コースにある新しい広い道路の真ん中(早朝の車が通らない時じゃないと危険です)から特徴のある頂が見える、我が家における奥多摩のシンボルだ。
時間の制約があるので、時間の掛からない大ダワから登ることにした。大ダワは大岳山と御前山の間を通る鋸山林道の峠で、桧原村の神戸からと、奥多摩駅に程近い青梅街道の弁天橋から入れる。以前大岳山に登ったとき、神戸から弁天橋に抜けたことがある。
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木漏れ日の登山道 |
5時半に起きて支度をして家を出たのが6時15分だった。
いつものコンビニに寄って青梅、五日市を通過して本宿から北秋川沿いに進み、神戸岩入り口で右折、神戸川を遡って行く。やがて神戸国際マス釣り場を過ぎ神戸岩のトンネルを抜けると赤井沢沿いに林道を登って行く。
九十九折の林道を20分近く走ると標高994mの大ダワに着く。
ここには7、8台ぐらいの駐車スペースがあり、冬季も使用できるトイレもある。
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山の小さな祠 |
1台の先行車があったが、これは桧原村の車で伐採作業の人たちが支度をしていた。挨拶をして後ろに停めた。ここまで日陰の極一部を除いて雪はなかったけど、峠の奥多摩側は圧雪が完全に凍結していた。帰りは青梅街道へ下ろうと思っていたが、これを見て桧原側の来た道を下りることにした。
車から出ると思ったほどは寒くはない。そうは言っても標高1000m、歩き出すまではやっぱり寒い。
道路わきの登山口から私とヨーゼフ、おかーさんとクーのぺアで登り始めた。登山道には雪はまったくない。
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鎖場を行くクーちゃん |
5分ぐらいで分岐に出る。左に行くと鋸山を巻いて奥多摩駅への縦走路、ここを右に行く。
杉の植林帯を進んでいく。右には御前山の大きな山容を見る事ができる。下の方には登ってきた林道がクネクネと白いガードレールを山腹に見せている。
10分ほどで縦走路に合流する。道標に大岳山まで3kmとある。
ここからはナラやブナ、ハンノキ、アセビなどの自然林になる。一度大きい岩の小ピークを越えると梢の間に富士山が見えてくる。夏では葉が茂って見えないだろう。それにしても昨年と比べ、今年の富士山は雪が少ない。
何度かピークとは言えないような高台を登ったり、巻いたりして小さな登り下りを繰り返えす。全体的には平坦な稜線を歩いている感じだ。
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残雪の登山道 |
空にはお天道さまが、足元には落葉の絨毯。両側に熊笹の茂った道を右手に富士山を見ながら歩く。
ヨーゼフとクーも気持ちよさそうに歩いていく。誰もいないのでリードを外してあげる。
途中何ヶ所か日陰に雪が残っていて、それが凍結していて滑るところもあったが問題なく通過した。
1時間ぐらいで大きな杉の根元にある小さな祠の所に着いた。
この先に馬頭刈尾根との分岐点がある。
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山頂で |
ここから山頂への登りが始まる。このルートで最大にして唯一の本格的な登りだ。
いきなりの急登を滑らないように慎重に登る。北側なので残雪が凍結しているのでより慎重に。
そのうち岩が出てくる。鎖場も一ヶ所あり大きな岩をへずって行く。
しばらく登ると平坦になる。ここは残雪がかなり残っている。
やがて山頂直下、最後の急登りがある。
1時間半弱で山頂に到着。
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山頂より富士山を望む |
山頂には3人の単独登山者がいた。そのうちの一人が「犬は雪が凍っていて怖がらなかったですか?」と話しかけて来た。以前歩かなかった犬を見たそうだ。「うちの子は平気ですよ。たまに滑ったりするけど・・・」と誇らしげ(?)におかーさんが答えていた。
3人は私たちが着いてからすぐに下山していたった。私たちだけの貸切山頂。
大山や最高峰の蛭ヶ岳はじめとする丹沢主稜の山並み、富士山と今日行く予定だった三ツ峠山など。近くには三頭山、隣の御前山。風もなくしばし景色に見とれていた。
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コガラ(マウスで拡大) |
写真を撮っているとヤマガラやコガラの小鳥が飛び交っている。山頂標識の上にパン屑(鳥の餌を持って来るの忘れた)を置いてやるとすぐに食べに飛んできた。小鳥が飛んでくるなんて久しぶりだ。以前、手のひらで餌をあげたら飛んできて食べたので今回もやってみた。そーしたら来ましたよ。近くの枝に止まって様子を見て手のひらに乗ってきました。
そろそろ下りようかという頃になって2組のグループが大岳山荘方面から登ってきた。
山頂直下の岩場と急斜面をクーを抱いて慎重に下った。何とかこけないで平坦地へ。ここから来た道を大ダワへ戻った。
往きは誰とも会わなかったけど、帰りは4組のグループと行き会った。大ダワに近くなったところでおかーさんがフキノトウを見つけた。
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山の斜面にフキノトウが |
大ダワには11時45分に着いた。車が朝より2台増えていた。まだ12時前、3時には家に帰れるぞ。
新青梅街道で一ヶ所ちょっとした渋滞(武蔵村山市にダイヤモンドシティ・ミューの他に最近ナントカHONDAという大型ショッピングセンターができた)があったけどスムーズに流れ、無事に3時前には家に帰れた。
今回は久しぶりに大岳山の小鳥と交流できた。天気も良くて穏やかなハイキング日和で楽しい山歩きができた。
ヨーゼフとクーも今夜はいい夢を見ることだろう。
今日は奥多摩の「高水三山」に行った。高水山と岩茸石山、惣岳山の3山の総称だ。最高峰は「岩茸石山」で標高793m。1000mに満たない山だが、出発点の青梅線軍畑駅から下山地点の御嶽駅までは10kmを越える。過去2度行ってが結構登り下りがあり、ヨーゼフとクーには歩きでのある山歩きだ。 |
高水三山 759m |
2007年2月11日 |
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天気:晴れ |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
軍畑駅 |
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8:10 |
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登山口(釣堀) |
8:50 |
8:50 |
0:40 |
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0:40 |
常福院(高水山不動尊) |
9:35 |
9:35 |
0:45 |
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1:25 |
高水山(759m) |
9:50 |
10:00 |
0:15 |
0:10 |
1:40 |
岩茸石山(793m) |
10:27 |
11:10 |
0:27 |
0:43 |
2:17 |
惣岳山(756m) |
11:45 |
11:52 |
0:35 |
0:07 |
3:35 |
井戸窪 |
11:58 |
11:58 |
0:06 |
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3:48 |
1個目の送電線鉄塔 |
12:24 |
12:24 |
0:26 |
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4:14 |
登山口(慈恩院) |
12:54 |
12:54 |
0:30 |
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4:44 |
御嶽駅 |
12:56 |
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0:02 |
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4:46 |
合計時間 |
3時間46分 |
1時間00分 |
4時間46分 |
今日は往復コースではないので電車で行くことにした。ヨーゼフとクーは電車に乗るのは久しぶりだ。
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軍畑駅前 |
朝5時に起床。ヨーゼフとクーはまだ寝ている。相変わらず二人とも朝寝坊だ。私たちの支度ができた頃もそもそ起きてきたが「オッ、出掛けるな」と分かるや、いつもどおりお祭り騒ぎ。毎度おなじみ出掛ける前のお約束事?になってしまいました。
私たちはザックを背負い、ヨーゼフとクーは何も持たず身一つで我が家を6時半前に出発。
日曜日の早朝、人通りのない道を駅に向かう。コンビニでサンドウィッチを買って6時55分発の電車に乗った。
小川駅で拝島行きに乗り換える。部活の練習や試合に行くのだろう、車内には高校生が大勢乗っていて賑やかだ。ヨーゼフとクーを見ると女子高生が「ワーかわいい」と言ってくれるのだが、ヨーゼフとクーは電車が珍しいのでヨーゼフはやや緊張、クーはキョロキョロしていて愛想なし。
青梅から車内は空いて私たちもやっと座れた。乗客はハイカーがほとんど。
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常福院で |
7時55分に軍畑駅に着いた。降りたのは私たちを含め3組。じっとしていると寒いけど2月にしてはそれほどではない。
駅前のお店で缶コーヒーを買ってサンドウィッチの朝食をとってから出発した。
駅前から線路沿いにやや戻り踏切を渡って進むと平溝川と並行した道路に突き当たる。平溝川には昔、渓流釣りの解禁日に来たことがある。奥多摩本流と違って小さな流れだが釣り人の多さに驚いた。魚より人の方が多いんじゃないかとさえ思った記憶がある。
平溝川に沿ってこの道を北に向かって坂を登っていく。
平溝橋の手前でY字路になる。ここも平溝川に沿って左に行く。やがて真中に大きな石碑があるY字路がある。ここに高水山登山口と標識もある。
標識に従い右に進むと立派なお寺がある。この前を通り集落を抜けると右側にマスの釣堀がある。
ここで舗装道路は行き止まり。正面には大きな砂防堰堤がある。
堰堤の左側に木段がついている。ここを登っていく。汗が出始める。数え忘れたけどおかーさん曰く150段近く、少なくとも100段以上は確実にあるだろう。ヨーゼフは平気だけどクーも元気に登った。
堰堤の上部に出るとやっと山道になる。
堰堤の先は小さな流れの沢になる。しばらく沢沿いに登って行く。右岸から丸太橋を渡って左岸に。再び右岸に渡り返すと九十九折の登りになる。
周りはスギ・ヒノキの植林帯で眺望もなく単調な歩みだ。やがて足元に小さな石柱があったので見ると4合目の標識だった。
そのうち尾根に出た。左を見ると岩場があり展望台らしくなっている。おかーさんとクーは遅れていてまだ来ていない。
この尾根を右に登って行った。ここからまた山腹を左にトラバース気味に行き、再びジグザグに登り始めた。
尾根との中間辺りでザックの中で携帯の着信音が鳴った。取り出すと切れてしまったが、履歴を見るとおかーさんの携帯だった。同時にクーのキャーンと鳴く声が聞こえた。何かあったのかとすぐに電話すると、何処にいるのと言われてしまった。道は一本しかないので迷う筈はないのだが・・・。待っているとそのうち下のほうにおかーさんが見えてきた。安心して私とヨーゼフはまた先へ進む。
ジグザグ道を登りつめると尾根上の分岐点に出た。道標があり右、成木と書いてある。
もう高水山直下のお寺は近い。周りはスギ・ヒノキから雑木林になり、道も緩やかでほぼ平坦になった。
すぐにお寺が目に入り、石段が山門へと伸びている。石段を登っている時、右手の方で車が走ってくるのが見えた。何だ、林道があるじゃん。
石段を登り切り山門を潜ったところでおかーさんとクーを待った。
5分ぐらい遅れてクーたちがやって来た。寺の上に前回来たとき食事した東屋がある。おかーさんはトイレ(ここには公衆トイレがある)に行ったので私はヨーゼフとクーを連れて東屋まで先に行った。ここから梢越しに日の出山、大岳山、御前山が見える。左手彼方には大山と丹沢主稜の山並みか見える。とりあえず写真を撮った。
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高水山 |
おかーさんが来たので、食事にはまだ早いので休まないで高水山頂上まで行って休もうと歩き始めた。
途中に樹木がなく見晴らしの良いところがあったので再び写真を撮った。写真撮ったりしていたのでお寺から15分も掛かってしまった。サッサ歩けば5分も掛からない距離なのだが。
一登りで「高水山」に到着。標高759m。
高水山山頂には一組のハイカーが休んでいた。ベンチに腰掛けて一休み。
鉄塔が建っていてあまり山の頂上と言う気がしない。下の東屋の方が休むのには適している。
10分ほど休んで次の「岩茸石山」に向かった。
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岩茸石山 |
山頂からは短いが急な下りが待っている。クーちゃんは怖がって途中からおかーさんが抱いて降りた。雪や凍結していたら結構怖いかも、幸い今日は全然雪がないので助かった。
しばらくは穏やかな稜線歩きを楽しむ。道も木の根や岩がなく歩き易い。左の奥多摩側はスギ・ヒノキの植林帯だけど右の名栗側はナラやアセビの雑木林。なるべく右を見て歩く。
20分ほど快調に歩くと分岐点にでた。左は巻き道、当然私たちは右に道を取り岩茸石山へ。山頂までは5、6分ほどだが急登だ。汗を流しながら山頂を目指す。
高水山から30分ちょっとで「岩茸石山」山頂到達。岩茸石山ってヘンな名前だな。
ここの山頂は広い。大勢のハイカーが休憩していた。
私たちも一人のハイカーが休んでいたベンチに荷物を置かせて貰って休んだ。
ヨーゼフとクーに水とおやつをあげる。私たちはお湯を沸し、持ってきたカップ麺とスープにお湯を注ぐ。
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大山と丹沢の山並み |
北側が開けていて棒ノ折山(棒ノ峰)をはじめ名栗や奥武蔵の山並みが見渡せる。残念ながら奥武蔵の山はいくつか登っているけど、どれがどれだか分からない。おかーさんが「あれ『筑波山』じゃない」と言ったので良く見ると確かに筑波山だった。北東の遥か彼方の靄の中に微かに認められた。
先週の大岳山には野鳥がいっぱいいたのだが、ここは全然いないのでちょっと寂しい。途中の登山道には鳥の声が聞こえていたのだが・・・
45分ほど休んで次なる目標「惣岳山」に向かった。
急な下り坂を下ると左から先程の巻き道が合流。岩が突き出たところを回り込み先へ進む。
小さな上り下りを繰り返し稜線を歩く。
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惣岳山 |
岩茸石山からはほぼ南に進んで行く。右側が開け大丹波川沿いの集落が見える。山の中腹にまで建物が見える。棒ノ折の登山口がある奥茶屋はどの辺りなのだろう。
登山道に迫り出した巨岩を過ぎると登りが始まり、すぐに分岐点に着く。左は「惣岳山」の巻き道、右に進み山頂直下の登りに取り付く。
ここはちょっとした岩場で手も使って登る。ヨーゼフとクーは持ち上げて岩の上に乗せる。途中まで来た時、ヨーゼフを呼ぶとおかーさんとクーを置いて私のところへダッシュして来た。下で見ていた単独行の女性ハイカーが凄いと拍手してくれた。ヤッタネ!ヨーゼフ。
山頂には神社(なぜか金網で囲ってある)がある鬱蒼とした杉林だ。従って眺望はまったくない。
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新宿の高層ビル群 |
丸太に座って一服しただけで下山した。降り口に2本の杉に注連縄(しめなわ)の替わりに紙垂(しで)をつけた紐が渡してあった。
ちょっと下って巻き道と出合ったところに小さな祠があり中が水場になっている。「井戸窪」と書いてある。前回来たけど記憶にない。
25分ぐらい下るとちょっと開け、送電線の鉄塔があった。何人かのハイカーが日向ぼっこしていた。先程の女性もその中にいて、ヨーゼフとクーを見ると「あっ、きたきた」と言って呼んだのでヨーゼフは愛想良く女性のところに行ってちゃっかり頭をなぜてもらっていた。
ここから4、5分ほどで左に沢井への道があった。クーも疲れたろうからここから下ろうかと思ったけど、クーが「まだ平気だよ」と言うので予定通り御嶽駅へと向かった。
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御嶽駅と車内で |
このあと開けたところがあり遥か新宿の高層ビル群が見渡せた。
再び上り下りを何回か繰り返すといよいよ稜線を外れ本格的な下りになった。
最初は山腹をジグザグに下っていく。途中に遠見の桜なるものがあった。何でも皇太子が来たとき休んだところだと木札に説明があった。そのうち尾根をぐんぐん下って行くと自動車の音が聞こえてきた。右下方に奥多摩川と道路が見える。でもまだまだ下だ。
2つ目の送電鉄塔を過ぎさらに下る。そろそろ脚が嫌がり始めた頃左下に民家の屋根が見えてきた。
惣岳山から1時間ちょっと掛かってやっと登山口にたどり着いた。
慈恩寺の前で写真を撮り青梅街道へ出た。右へちょっと行ったところが御嶽駅だ。この時間帯は1時間に2本の貴重な電車が1時10分にあった。これに乗って帰路に着いた。
帰りの車中、ヨーゼフは膝の上で寝ていたけどクーは興奮してたのかずっと起きて往きと同じようにキョロキョロしていた。
我が家には3時前に着いた。ヨーゼフとクーをシャンプーしてあげるとヨーゼフはもちろん、クーもぐっすり寝ていた。
お疲れ様、ヨーゼフ、クーちゃん。今日はがんばったね、また行こうね。
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