2006年11月の山行記録です


  今月は何かとあってまだ山に行ってない。暑くもなく寒くもなく近郊の山歩きにはいい季節なのだが・・・。
 今回は久しぶりに東雲ハイキングクラブの山行(10月に白神山地に行ったけど山は登らなかった)に参加した。
 
瑞牆山  2,230m    2006年11月19日
天気:曇りのち雪
到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 瑞牆山荘 7:00
 富士見平小屋 7:45 8:04 0:45 0:19 0:45
 天鳥川 8:33 8:46 0:29 0:13 1:13
 瑞牆山 10:22 10:36 1:36 0:14 3:22
 天鳥川 11:46 11:52 1:10 0:06 4:46
 富士見平小屋 12:16 12:22 0:24 0:06 5:16
 瑞牆山荘 12:46 0:24 5:46
 合計時間 4時間48分 0時間58分 5時間46分
 
 『瑞牆山』は好きな山の一つで、確か今度で4回目だ。
富士見平へ

 東雲ハイキングクラブの皆さんと行くのは前回に続き2回目。皆さんは前回同様、里宮平の「瑞牆山荘」に前泊する。

 我が家は日帰りなので早朝3時に起床。前日ゴルフだったのでちょっときつかったけど目覚まし時計に起こされベッドから抜け出た。
 おかーさんはもう起きて支度をしていた。ヨーゼフとクーも起きて来て「なんなのこんな朝早く」という顔をしている。
 当初ヨーゼフとクーは留守番させようかと思っていたが、かわいそうなので連れて行くことにしていた。でも天気予報では雨模様。瑞牆山は岩山だし、それに雨ではヨーゼフとクーには厳しい。支度をしながらちょっと悩んだが、天気が悪くなったらムリをせず引き返せばいいと結局連れて行くことにした。
ヨーゼフとクー(富士見平で)


 10月に納車されたばかりのレガシィツーリングワゴン(ヨーゼフ、クーや桜たちと出かける時どうしても荷物が多くなるため、セダンのB4から乗り換えを決心 )に荷物を積み込み、ヨーゼフとクーはカーゴルームに置いたクレートに入ってもらった。
 4時15分に家を出発。外はまだ暗い。
 先ずは中央高速の八王子ICへ。後ではヨーゼフとクーがクレートから出して、おかーさんの膝に行きたいと訴えている。でもここで甘やかしたらダメと心を鬼にする。
桃岩


 途中境川PAで一休み。外に出られてヨーゼフとクーは大喜び。PA内を少し散歩させた。
 須玉ICで高速道を出て、一旦141号線を北へ、直に右折して一路増富鉱泉方面に向かう。段々山に近付いてくると、木々の紅葉が眼に入ってきた。
 道中、道路を横断するお猿の親子、道路わきにはキツネを目撃した。
 やがてみずがき湖のT字路に行き当たる。今までは此処を右折して増富鉱泉を経て瑞牆山荘へ行っている。道標にも増富鉱泉は右になっている。ところが、ナビは左へ行けと指示している。左は黒森・川上村方面と出ている。
 駐車場に入ってナビの目標地点を確認、ちゃんと瑞牆山荘になっている。ここはナビに従って左の道を進んだ。
岩場を登る

 黒森から山の中になるが道は広くてあまりクネクネしてない。みずがき山グリーンロッヂ前のY字路を右に行くと瑞牆山荘前に出た。増富からとは逆から来たことになる。増富からの道は渓谷沿いで景色がよいが、こっちの方は道が曲がりくねってなくて走り易い。ただ「瑞牆山」のビューポイントは無かった。ような気がする。

 7時少し前に瑞牆山荘に到着。駐車スペースには3台ほどしか停まっていない。
 車から外に出るとかなり寒い。雨は須玉ICを出てから一時小雨がパラパラと来たが、幸い今のところ降っていない。
 山荘から東雲HCの皆さんが出てきた。ヨーゼフとクーを外に出して、私達も急いで支度をした。
大ヤスリ岩

 皆さんはカッパを着ていたけど、私達はとりあえず着ないで7時ちょうどに山荘前を出発。
 山荘前の林に入り、笹の間の緩やかな登山道を進む。カラマツの落ち葉を踏んで登って行くと林道に出る。
 林道を左に進むと遠回りだが傾斜が緩く、途中に「瑞牆山」のビューポイントがある。皆さんはそちらへ向かった。
 私たちは天気も悪いので林道を横切り真っ直ぐ富士見平へ向かった。
 落ち葉に埋もれたジグザグの登山道を登って行く。ヨーゼフとクーも歩き易いので元気に歩いている。
 ただ道がいく筋も付いているのでどっちに行っていいのか分からない。まぁどれでも結果はOKなんだけど。

 30分ほど登ると尾根に出た。気温は低いのに汗かきの私はもう汗びっしょりだ。
 ここからは傾斜が緩くなりちょっと楽になった。下山してくるご夫婦らしきペアに行き会った。「ワンちゃんかわいいね」と声を掛けられた。これから瑞牆山に行くと言うと、「頑張って」と送られた。
山頂で


 富士見平の手前で左に林道からの道を合わせ、7時45分に「富士見平小屋」前の広場に着いた。天気がよければ富士山が見える。以前ここから「金峰山」に登ったときは小屋前から見えたっけ。
 テントが3張り設営されていた。その内の黄色いテントから顔だけ出して空模様?を見ていた。 その内雪がハラハラと舞ってきたけどすぐに止んだ。
 ヨーゼフとクーにおやつをあげ、私たちはトイレを借りて一服していると皆さんがやってきた。 皆さんもトイレに行ったりして休憩をしたので私たちはボーナス休憩がとれた。

 休憩を終え次のポイント天鳥川へ向かう。
 小屋の脇を通って、ここまでと違って岩や石が露出して歩きにくい道を下って行く。
 「小川山」の分岐へやや登ると今度は天鳥川へ急降下する。帰りはこの登りがツライ!

 天鳥川で2回目の休憩。皆さんは山荘で朝食を済ませていたけど、私たちは起きてから何にもお腹に入れてないので、皆さんには先に行ってもらい軽い朝食をとった。サンドウィッチを食べひとごこちついたところで出発。
 
霧氷?

 大きな「桃岩」の横を通って進むと木の階段がある。ここはクーも自分で登って行けた。滑りやすい岩や石がゴロゴロした登山道を進む。
 やがて金属製の梯子があり、さすがにこれはヨーゼフとクーは抱いて登った。
 これからは山頂までずっと岩の急登が続く。ロープや梯子の助けを借りさらに登って行く。
 再び雪が舞って来た。
 途中で下山してくるペアや若い5、6人のグループと出会った。みんなヨーゼフとクーを見かけて「かわいい〜!」「凄いね」「雪が降っているので気をつけてね」と声を掛けてくれる。
 
 登山道は段々岩だらけになってくる。ヨーゼフは持ち前の跳躍力を発揮してクリアして行くが、クーは段々自力では登れなくなってきた。
瑞牆山

 一回岩の上へ抱き上げてあげると次には今まで登れた岩までも抱き上げて貰おうとする。結局クーは後半ほとんど抱いて登った。
 ヨーゼフもクーが抱かれているのを見ると、ボクもと私たちにせがむようになった。結局後半はヨーゼフとクーは山頂まで抱かれて行くことになった。

 大分登りつめたところで「大ヤスリ岩」の下に出る。ここを右に巻き、山頂直下を左に回り込む。最後に木の梯子を登り終えるとその先に山頂の岩が見えた。

 先に行った皆さんは寒さを防ぐため林の中で待っていてくれた。
 ヨーゼフとクーが来たので拍手してくれた。途中で引き返したかと思っていたそうだ。ヨーゼフとクーも頑張ったけど抱いていた私たちはヘトヘト・・・。それにしても今回は苦戦した。大分待たせてしまい皆さんには迷惑を掛けてしまいました。

 寒いので写真を撮ってすぐに下山することになった。
 ヨーゼフとクーは最初からカンガルー袋に入れて下りることにした。
 下山は往路をそのまま戻る。岩が濡れて滑りやすく急なところは慎重に下った。
クーちゃん

 前にクーを抱いているので足元が見えなくて歩きにくい。あと少しで天鳥川というところで、木か岩につま先が引っかかり、私の身体が前にすっ飛んだ(見ていた人曰く)。何とか手をつき、転倒は免れたが脛を木か岩でしたたか打ってしまった。ヒジョーに痛かった(今も痕跡が残ってます)手袋をしていて良かった。それより急斜面でなくて良かった!でも一番驚いたのはクーちゃんだったろう。何しろ目の前に地面が迫ってきたのだから・・・

 天鳥川で一服入れ、小川山分岐までの急登を登り返す。
 富士見平までは上り下りを繰り返し12時ちょっと過ぎに到着した。
 ここからは全員、私たちが朝登ってきた登山道を下った。林道を渡り登山道の周りが笹に覆われると登山口はすぐそこだ。
 富士見平から30分掛からずに瑞牆山荘前に着いた。帰りは増富鉱泉で汗を流し帰宅した。
 中央高速は相模湖付近の事故渋滞で時間が掛かったけど6時ごろ無事帰宅した。


   



 O−DOG(犬連れアウトドアを楽しむ会)のオフ会が25〜26日に開かれる。内容は長者ヶ岳登山とキャンプだ。我家もホント久しぶりに参加することになった。
 どうせ出掛けるならと、前日もう一つ山に登っちゃおうと富士周辺の山を探した。 十二ヶ岳が魅力だったけど、犬連れには岩場の連続でちょいと無理。隣の鬼ヶ岳か王岳に絞り、比較的登り易そうな『王岳』に決めけど・・・

 
鬼ヶ岳   1,738m    2006年11月24日
天気:晴れ
到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 根場駐車場 9:45
 休憩 10:45 11:05 1:00 0:20 1:00
 休憩 12:06 12:10 1:01 0:04 2:21
 雪頭ヶ岳 12:38 12:38 0:28 2:53
 鬼ヶ岳 13:00 13:40 0:22 0:40 3:15
 雪頭ヶ岳 13:55 13:55 0:15 4:10
 根場駐車場 15:25 1:30 5:40
 合計時間 4時間36分 1時間04分 5時間40分
 
登山道入り口(マウスで駐車場)

 7時に出る予定で6時に起床。荷物の積み込みに時間が掛かり、我家を出発したのは7時15分になっていた。
 通い慣れた八王子ICへの道を行く。今日は金曜日、平日なので道路が混雑していると思ったが割とスムースに八王子ICまで行けた。
 談合坂SAでヨーゼフとクーを休ませて、河口湖ICに向かった。

 高速道も渋滞なく9時ごろに河口湖ICに着き、国道139号線を西湖西端の「根場」へ。
 湖岸沿いの道を行かず、西湖を行き過ぎて戻る形で根場へ出た。
 民宿村に入って西湖に出たところで「魚眠荘」の手前、右側にきれいなトイレのある駐車場があったので車を停めた。私たちの他には1台も停まってない。
カラマツの絨毯を歩く

 天気は快晴、雪を被った富士山が目の前に見える。やっぱり富士山には雪がないと・・・

 支度をしてヨーゼフとクーを連れて出発!
 先ずは「鍵掛峠」を目指す。峠から西へ行けば「王岳」、東に向かえば「鬼ヶ岳」だ。
 道路を横切り、道路際の「鬼ヶ岳」への道標を見て先へ進んだ。地図によると、出だしは鬼ヶ岳と王岳は一緒の筈。「魚眠荘」と並行して川を挟んで「鍵掛峠」へ向かうべく北へ進む。
 その先に「鬼ヶ岳・雪頭ヶ岳」の道標が出てきたので、キャンプ場に沿って右に曲がった。
西湖の向こうに富士山

 堰堤を右に見て、所々舗装された幅の広い林道を進んで行く。
 「これなら車でもっと入れたね」などと話しながら進んだ。
 やがて、まだ新しそうな大きな堰堤で林道は終わった。

 堰堤の右に登山道が見える。道標には「鬼ヶ岳」となっている。
 ちょっと不安になる。「そう言えば神社がなかったね」とおかーさんが言う。確か「王岳へは沢の右岸に渡っていたよな」と私。堰堤の前には左への道は見当たらない。
 堰堤の先で別れるのかもしれないと、右の登山道に進んだ。

 178段の木段を上って、右に高巻きして堰堤の上に出た。
富士をバック(マウスを置くと)

 そこから沢の左岸を進み、一旦右岸に出てすぐに再び左岸へ。ここにも道標があったが、「雪頭ヶ岳」となっている。
 「王岳」や「鍵掛峠」の文字は一回も出てこない。ここで完全に道を間違えたことを認識。
 仕方ないので「鬼ヶ岳」を登ることにした。雪頭ヶ岳を越えて鬼ヶ岳へ登るコースで、鍵掛峠コースよりきつそうだ。

 山道に入り、杉林の中を進んで行く。やがてヒノキの林になり高度を上げていく。もう汗びっしょりだ。
 そのうち登山道はジグザグ道になり、振り替えると富士山が見えてきた。見晴らしのいい所で1回目の休憩。まだ起きてから何も食べていなかったので、ここでおにぎり一個の朝食をとった。ヨーゼフとクーにもジャーキーをあげる。お腹が減っていたのかヨーゼフも凄い食欲だ。
鬼が岳(マウスで角岩)


 ここからカラマツの落ち葉で黄色くなった登山道を10分ぐらい歩くと尾根に出た。右に直角に曲がって今度は尾根道を登って行く。周りはブナの木が多くなった。
 段々岩が出てきた。ヨーゼフは何でもないが、クーは時々立ち止まり助けを求める。段差の大きいところは抱えて上の岩に乗せてやる。

 高度が上るに連れて見晴らしも良くなってきた。しかし急登が続く。このコースは下りは勿論、平坦なところもほとんどない。ただ登るのみ。
 途中岩場で一息つき、さらに登って行くとカヤトの原(?)斜面に出た。ここに「雪頭ヶ岳」と標識があった。何か山頂らしくない所だ。
鬼ヶ岳山頂

 でも眺望はとても良い。眼下に西湖を見下ろし、足和田山から3湖台へ続く山並み。その向うには富士山が。左手には登りたかった「十二ヶ岳」が突き上げている、河口湖大橋も見える。遠くに今夜宿泊する山中湖や三つ峠、杓子山も良く見える。根場の集落を見ると、私たちの停めた駐車場も見え、レガシィの他に4台停まっているのが確認できた。本栖湖も見えたけど何故か精進湖は確認できなかった。

 ちょっと景色を眺めて先へ進む。やや登ってピークに出ると前方に「鬼ヶ岳」が見えた。山頂右手に鬼ヶ岳の由来、角の形をした岩が突き出ている。でも一本だけだけど。
 一旦急降下して岩に掛かった梯子を登る。短い梯子だけど犬を抱いて登るのは結構緊張する。まず私がヨーゼフを小脇に抱え梯子を登った。ヨーゼフとザックを上に置き、梯子を降りて今度はクーを抱えて再び登った。ヨーゼフは軽く、しかも大人しいのでいいけど、クーは重くて動くので危険だ。

 無事に梯子を登り終え、岩のテッペンに立つと目の前に鬼ヶ岳が。ちょっと下って登り返すと山頂に出た。ちょうど1時だった。
南アと甲斐駒


 山頂は狭かったけど私たちだけなので岩に腰掛けゆっくり休めた。
 雪頭ヶ岳も見晴らしが良かったけどでもそれは富士山側だけ。ここはそれプラス北側の山々が見渡せる文字通り360度の眺望が得られた。

 南アルプスは真っ白だった。「北岳」から「間ノ岳」の稜線、「甲斐駒」も真っ白。その前面には鳳凰3山が、「八ヶ岳」から「瑞牆山」・「金峰山」、奥秩父の山並みが一望できる。その右、あれは「甲武信ヶ岳」か「雲取山」だろうか。

 甲斐駒の右手遥か彼方にはこれまた真っ白な北アルプスも望める。
 西に続く稜線上には今日登るはずだった「王岳」も。
 岩に乗って写真を撮りまくった。

 お湯を沸し昼食にした。ヨーゼフとクーもお昼ご飯。私たちだけの貸し切りの極上展望台でゆっくり休んだ。5日前の「瑞牆山」の悪天候と打って変わって最高の山日和を充分堪能した。

 4時前には下山したかったので山頂での休憩は30分の予定だった、けど結局40分ほど休んでしまった。遅くなるといけないので休憩は1回にしようとおかーさんと話して下山開始。

 下山は鍵掛峠を回る手もあるが、今日は時間がないので来た道を戻ることにした。
 例の梯子を慎重に下り、雪頭ヶ岳を登り返す。もう一度富士山と周辺を眺めてから樹林帯に突入した。
北アと八ヶ岳

 下りはいつもの通りクーは抱くことが多い。今回は急いでいるから尚のこと抱いてしまう。クーも抱いて貰えるのを知っていて、ちょっとの段差も待っている。
 途中登山道の幅いっぱいに鳥の羽が散乱していた。往きにはなかったので3時間ぐらいの間に事件は起きたのだろう。熊が鳥を襲って食べた話は聞かないので少しはホッとした。それでも気持ちが悪いので自然急ぎ足になってしまう。

 そんなこんなで結局休みなしで下山してしまった。おかーさんが「一度も休まなかったね」と呟いていた。

 結構タフな山だった。ヨーゼフも疲れたらしく、クーを抱くと甘えることもあった。王岳に登る予定が道を間違えて鬼ヶ岳になってしまったけど、とにかく山頂まで行けて大展望を堪能でき無事下山できた。メデタシメデタシ。

 今日のお泊りは山中湖・平野にあるペンション「ローズガーデン」だ。ここからは小1時間掛かりそうだ。
 明日のために河口湖の酒屋でワインを、コンビニで食料を仕入れてペンションに向かった。東富士五湖道路を山中湖ICで降り、山中湖の北岸をクネクネ走り、730号線に入ってすぐにペンション・ローズガーデンはあった。
金峰山と瑞牆山(左端)

 チェックインを済ませてお風呂に入った後は楽しい夕食が待っている。
 メインは富士山の溶岩石で焼くステーキ。これ美味かった。
 でも私もおかーさんも食べきれず残念!サラダを始めみんな美味しかったけど、唯一私がダメだったのがグラタン。これはチーズがダメなので仕方ない。
 おかーさんは私の分も食べたのでお肉はほとんど食べられませんでした。ヨーゼフとクーにあげられればなと一瞬思ってしまいました。←セコイ!

 ダイニングルームには全部で4組の宿泊者がいた。みんな小型犬で大人しかった。もちろん我家のヨーゼフはもちろん、クーも大人しくしていました。
雪頭ヶ岳(鬼ヶ岳はこの後ろ)


 部屋もきれいでなかなか雰囲気の良いペンションです。廊下にはPCも置いてあり、寝る前に明日行く長者ヶ岳を調べた。

今日は本来登ろうとした「王岳」には行けないで、結果的に「鬼ヶ岳」に登ったハプニングがあったけど、ヨーゼフとクーが頑張ったし、大眺望を満喫できた楽しい山歩きが出来た楽しい一日だった。

でもみんなちょっと疲れたかな・・・
我家全員いつも通り、夕食後は早寝でした。


   


長者ヶ岳   1,336m    2006年11月25日
天気:晴れ
到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 田貫湖北駐車場 9:45
 尾根 9:57 10:02 0:12 0:05 0:12
 休暇村分岐・展望台 10:35 10:47 0:33 0:12 0:50
 長者ヶ岳 11:40 12:42 0:53 1:02 1:55
 休暇村分岐・展望台 13:21 13:30 0:39 0:09 3:36
 登山口 13:53 14:05 0:23 0:12 4:08
 休暇村富士 14:10 14:25 0:05 0:15 4:25
 田貫湖北駐車場 14:45 0:20 5:00
 合計時間 3時間05分 1時間55分 5時間00分
(注)「休暇村登山口」着以降は記録していないので大体の時間。
田貫湖畔の紅葉

 明けて25日、6時前に目が覚めたけどまだ外は暗いのでベッドの中でウトウト・・・。ヨーゼフとクーは昨日昼寝をしていないのでまだ寝ている。
 6時過ぎて私が起きだすと、仕方なしに全員起きてきた。
 ヨーゼフとクーを散歩に連れ出す。外は寒いけど散歩大好きな我家の息子達は元気なものだ。家にいるときは猫みたいなのにネ。

 今日はO−DOGのオフ会で「長者ヶ岳」に登る。
 9時30分「田貫湖」に集合なので8時30分には出発しないと間に合わない。
 前日ペンションのオーナーには伝えておいたので、8時の朝食時間より早くしてくれた。朝食も美味しく見事完食!
尾根筋を登る

 8時半にペンションを出発。
 山中湖岸を通って東富士五湖道路へ。山中湖はモヤっていて湖面が見えない。この時間にも湖岸には車が出ていた。
 河口湖ICから139号線を西湖方面へ。結構車が出ているのでペースが遅く、集合時間に遅れないか心配になる。他のメンバーは自宅から来るのに一番近い私たちが遅れたらちょっとカッコ悪い。

 鳴沢から71号線に入ると急に車は少なくなり、ペースが上ってホッとする。
 集合場所の田貫湖北駐車場には9時25分頃到着。あー良かった間に合って。と思ったら、もう皆さん集合していました。
一休み

 自己紹介が終わるといよいよ出発。15匹と11人はレストハウスの横から登山道へと一列になって進んで行く。
 ヨーゼフとクーは周りが犬だらけなのでビックリしている。杉林の中を進むと10分ほどで尾根筋に出る。

 しばらくは穏やかな登りだが、木段が続いて苦手な私は歩きにくい。結局この木段は行程の半分以上あった。
 やがてキャンプ場からの道を左に合わせて直線的に登って行く。傾斜が段々急になってきた。もう汗びっしょりだ。私とおかーさんに比べ、ヨーゼフとクーは平気で登って行く。ただ、クーは周りが気になるのか時々立ち止まって後を振り返ったりしている。
大沢崩れ

 やがてベンチのある富士山が望める休憩ポイントに着いた。
 ここで少し休んだけど時間のチェックを忘れて記録なし。
 周りは自然林なので目には優しい。杉やヒノキだと何となく暗くなる。
 変化に乏しい尾根筋の直線登りを小1時間続けたところで再びベンチのある場所に着いた。ここは先程より開けていて、眼下に田貫湖、正面に富士山がよく見える展望台で、休暇村からの登山道もここに上って来ている。

 ここからは階段もなくなり(確か)歩き易くなり、傾斜も幾分緩くなった。
 30分ほど行ったところにベンチがあったが、ここは休まず山頂を目指した。
 2回ほど、あそこを登りきれば頂上かと思えるような所があり、おかーさんが「今度こそ頂上かな」なんて言っている。先を見渡せば稜線が見え、山頂はその稜線上にあるはずなので「まだまだ」と私。
長者ヶ岳で

 展望台から約50分でやっと山頂へ到着。
 山頂は登山者で賑わっていた。私たちもベンチの一角に場所を見つけ、お昼の支度をした
 。富士山を見ながらのお昼は天気も良くて心地いい時間だ。みんな交代で写真を撮っている。もちろん我家も富士山をバックにパチリ。
 空には赤や黄色のハンググライダーが時に超低空で飛んでいる。のどかなひと時。

 1時間ほど休憩し、集合写真を撮って下山した。
 下山は展望台まで戻って、そこから休暇村に向かった。
 休暇村への登山道は山腹を九十九折に下って行く。
長者ヶ岳から

 半分ぐらい下った辺りで、クーが少し疲れたのか(甘え?)ちょっとした段差でストライキ。みんなに遅れたら悪いので仕方なしに抱いて下りた。

 途中広く削ったところがあったので良く見ると、林道を作っているところだった。こんな所に林道を作って何に使用するのかなと思う。

 展望台から20分ぐらいで突然広い道に出た。休暇村からの登山口だ。
 ここで全員集合を確認して休暇村へ。
 湖岸にはテラスがあって絶好の写真撮影場所だ。ダイヤモンド富士を撮るので有名な所だそうだ。田貫湖に逆さ富士が写り、ダイヤモンド富士と言うそうだ。
ハイッ チーズ

 ここから三々五々湖岸を歩き、出発点の駐車場へ向かった。
 駐車場へ着くと、ベンチのある広場でコーヒータイム、浜っ子カフェの開店だ。コーヒーが美味しくて私は2杯頂いてしまいました。お菓子もあり和気あいあいの内、楽しかった一日も解散になった。

 我家と浜っ子さん、ラン@小柳さん、チョビママさんの5匹と7人はキャンプ地の「Field Dogs Garden」に向かった。

 田貫湖のキャンプ場で薪を買い込み、先導役を仰せつかった吉野レガシィワゴンが道を間違えたこともあり、近い割には時間が掛かったけど何とか宿泊地に到着した。
富士山をバックに

 晩秋とはいえ、土曜日でもありレストランやショップも兼ねた事務所棟は大変混雑していた。
 長い説明を聞かされ何とかチェックインも済み、我家はログハウスへ皆さんはキャンプサイトへと移動した。

 ログハウスの一部屋に入り、暖房を入れると早速クーは暖房の前に居場所を決めていた。布団を敷いている間に(ロッジはベッドだけど満杯で予約できなかった)おかーさんはお風呂を予約してきた。
 ここのお風呂は管理棟にあり、時間割に記入するようになっている。
休暇村富士で

 お風呂から出て、両手に荷物を一杯持ちヨーゼフとクーを連れてキャンプサイトへ行った。
 もう完全に準備が出来ていて私たちは持って行った椅子に座るだけだった。
 それにしても立派な部屋が出来ていて、中にいると寒さを感じない。外ではコンロでチャンチャン焼きや燻製を作っている。我家も持っていったボルシチをコンロに掛けた。

 料理が出来るまでに浜っ子さん手作りの「バンショー」を頂いた。ちょっと甘いけど身体が温まる。
 フランスの飲み物で、ワインにレモン、砂糖、シナモンを入れてアツアツに煮たものだそうだ。冬の山行には良さそうだ。今度作ってみよう(ネッおかーさん)
田貫湖畔でコーヒータイム

 ラン@小柳さんのチャンチャン焼き、チョビママさんのトン汁、我家のフランスパンとボルシチ、浜っ子さんのカレーうどんや煮込みハンバーグ(私はウッカリカレーうどんを食べそこなった。おかーさんはしっかり食べていました)。チーズ、ウインナーの燻製などなど豪華なディナーでした。

 食後はラン@小柳さんの焚き火台で、見た目も暖かい焚き火を囲んで手にはワインで大盛り上がり。それにしても焚き火はいいな〜。6束ぐらいあった薪を使っちゃいました。
 でもヨーゼフとクーはテントの中でコートに包まって「みんな何してんの?」とこっちに顔だけ向けていました。
 こうして楽しいキャンプも名残惜しいけど9時ごろにはお開きになり、我家はログハウスに引き上げました。


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