今年の夏は酷暑でヨーゼフとクーには厳しすぎたのと、やっと暑さが落ち着いたら今度は秋の長雨で、8月初旬の東北以来山には行ってない。この3連休は再び東北にでも行こうと思っていたけど、桜が2日間我家に来ることになったのでそれも中止した。
ただ連休初日は空いているので、久し振りに奥多摩の山へ出掛けた。天気予報では何とか天気は持ちそうだ。
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大岳山 1,266m |
2006年9月16日 |
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天気:曇り |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
:御岳山駅(ケーブル) |
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8:10 |
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長尾平 |
8:34 |
8:34 |
0:24 |
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0:24 |
奥の院 |
9:05 |
9:05 |
0:31 |
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0:55 |
男具那ノ峰(奥の院山頂) |
9:12 |
9:26 |
0:07 |
0:14 |
1:02 |
鍋割山 |
9:42 |
9:42 |
0:16 |
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1:32 |
大岳山荘 |
10:22 |
10:32 |
0:40 |
0:10 |
2:12 |
大岳山 |
10:50 |
11:22 |
0:18 |
0:32 |
2:40 |
大岳山荘 |
11:38 |
11:38 |
0:16 |
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3:28 |
天狗の腰掛(奥の院入口) |
12:42 |
12:42 |
1:04 |
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4:32 |
長尾平 |
12:46 |
13:08 |
0:04 |
0:22 |
4:36 |
御岳山駅 |
13:35 |
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0:27 |
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5:25 |
合計時間 |
4時間07分 |
1時間18分 |
5時間25分 |
8月の東北以来久し振りの山は、今年はまだ行ってない我家における奥多摩のシンボル「大岳山」にした。
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ツリフネソウ(上)と? |
朝は5時に起床。前日これまた久し振りに大崎の焼き鳥屋さん(これが安くて美味しい)で一杯飲ったけど早く帰ったのでスンナリ起きられた。
なるべく荷物を少なめにザックに詰め込んだ。
6時過ぎに家を出発、近所のコンビニに寄って食料を仕入れた。
通いなれた新青梅街道を青梅に向かい、青梅からは吉野街道へ。
御嶽駅を過ぎた先で左に大鳥居ががある。左折してこの大鳥居を潜り御岳登山鉄道の滝本駅へ坂道を登って行く。
滝本駅の駐車場に着くと早いせいか係員がまだいない。駅の出札口で払って下さいと立て看に書いてある。
私たちの他には2台しか駐車してなかった。
トレッキングシューズに履き替えて駅へ。カンガルー袋を持って来なかったがシャツに包んでいく事にした。ここのケーブルは、犬を袋等に包んでないと子供料金を払わなければならない。ここは節約精神で行かなければ。
7時30分の一番電車には間に合わなかったけど、15分ほど待って次の7時55分発に乗車できた。乗客は私たちと2組3人、合計5人と2匹しかいなかった。
ケーブルカーは、高低差約420mをわずか6分で標高831mの「御岳山駅」まで運んでくれる。
御岳山駅からは舗装された「武蔵御嶽神社」の参道を登って行く。途中参道の両側に宿坊が並んでいる。
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フシグロセンノウ(上)とシュウカイドウ |
やがて参道一の急坂を登り右にカーブすると茶店が並んでいる。時間が早いのか、どの店もまだ開いていなかった。
手水で手を清め山門を潜り石段を上ると神社へ続く石段と長尾平への分岐になる。
いつもは神社へ寄って行くのだが、今日は左手の直接長尾平へ行く道を下って行った。
道端にはツリフネソウやシュウカイドウなどが咲いている。
長尾平のお茶屋さんはまだ閉まっていた。
ここから少し下ったところで岩石園(ロックガーデン)方面と奥の院との分岐がある。ここには「天狗の腰掛」と呼ばれる杉の木がある。ちょうど腰掛けやすいように、大きな枝が曲がっている。
往きは奥の院経由で行くことにした。
山道に入ってすぐ急登になる。木の根が張り出していてクーにはちょっと苦手だけど快調に登って行く。
登り切るとちょっと平坦な道になるが、すぐにまたジグザグの登りになる。いつもなら大汗をかいているところだけど、今日は涼しいのでそれ程ではない。岩が出ている尾根に着くともう奥の院は近い。
御岳山駅から1時間弱で奥の院に着いた。
奥の院の社は新しくなっていた。2004年の11月に同じコースを来ているが、その後に建て替えたようだ。
おかーさんとクーが着いたところで写真を撮った。
社の脇を登ると小さな広場に着く。以前来た時は気がつかなかったが、「男具那ノ峰」の標識があった。標高1,070mとある。
ここで一休み。ヨーゼフとクーに水とおやつをあげた。
一息ついて次のピーク「鍋割山」に向かった。
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奥の院 |
先ずは岩混じりの急な下りがある。ヨーゼフは問題なく下りて行くが、クーは苦戦している、それでも頑張って何とか下りきった。ここを下ると少し平坦な道を行くが、すぐに急ではないが登り道になる。
15分ほどで「鍋割山」の頂上に着いたが、ここは休みなしで先へ行く。
緩やかな下りを行くと、途中からやや右前方に「大岳山」が見える筈なのだが、木が繁っていて今回は見えなかった。
だらだら下って行くと左から人の声が聞こえてきた。「天狗の腰掛」の所で別れた、岩石園方面からの道が左下に見えてきた。
直にこの道と一つになり、ここから「大岳山」に向かって行く。
やや下ってやがて登りに掛かると、我家でブルーシート呼ぶところに出た。登山道の右手に小屋(なんかの作業小屋?)があり、その近くに器材?にブルーシートが掛かっている。何度通ってもいつもブルーシートがあるので、我家ではこの場所をブルーシートと呼んでいる。
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鎖場を通過 |
ここから尾根の急登があるが、すぐに尾根を外れ、山腹の左を巻いて行く。所々鎖のついた岩場や、鉄梯子風の階段のある場所もある。
ビックリしたことにヨーゼフは狭いステップも苦にせずに登ってしまった。さすがにクーは抱っこでした。
やがて樹間を通して前方に赤い屋根が見えてきた。
大岳山荘に着くと、まだ一度も展望台に行ったことがないので行ってみた。
テーブルや椅子も設置されていて天気が良ければなかなかの休憩場所だ。今日は雲が多く展望が利かない。僅かに「三頭山」が雲を纏わり付かせながらも確認できた。
5人のグループが休んでいた。そのうちの一人がヨーゼフとクーを見て話し掛けてきた。その人も犬を飼っているのだが「家のはダメだろうな」と言っていた。でも連れて歩きたそうだった。
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山頂で |
このグループは山頂から来てこれから馬頭刈尾根を下山すると言っていた。
一休みして山頂を目指す。
鳥居を潜り、神社にお参りしていよいよ山頂への最後の登りに取り掛かった。
やがて岩場に差し掛かると早くもクーは抱き上げる。相変わらずヨーゼフはこの岩場も難なくクリアして行った。
岩場を過ぎると20mほど緩い登りで山頂に到着。
今日はクーも調子が良く、ほんの一部の大きな岩しか抱き上げなくて済み、ほとんど自分で歩いてきた。
山頂には私たちの他には一人しかいなかった。山頂標識の傍の岩に荷物を置き、とりあえず写真を撮る。
今日はヒマワリの種を持って来たが、ヤマガラやコガラは全然いない。鳥の声も聞こえない。そう言えば前回来たときもいなかったっけ。
曇りのため展望が利かない。目の前の「御前山」も山頂がはっきり見えない。
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ヨーゼフとクーお食事 |
コンビニでカップラーメンを買ってきたので愛用しているプリムスの超小型ストーブを出したところで、アレッ!そうなんです、コッフェルを持って来るの忘れていました。
幸いおかーさんがコンビニでおにぎりやパンを買っていてくれたので何とかお昼は食べられ一安心。あー良かった。
お昼を食べていると続々ハイカーが登ってきたので私たちは下山することにした。登りと違って下りの段差が苦手なクーは岩場はずっと抱いて下りた。
下山は登ってくる人たちが多く、すれ違いが多くてスムーズに下りられなかった。大岳山荘前の広場には大勢の人たちが休んでいた。往きは鍋割山、奥の院を通ったが、帰りは鍋割山への道を通らず芥場峠へ
向った。
鍋割山への道を左に分け芥場峠へ、高岩山への道を右に分け岩石園、御岳山方面の道を行く。
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御岳山駅に咲いていたレンゲショウマ |
左に鍋割山と尖がった奥の院のピークを見ながらどんどん下って行く。
山襞に沿ってくねくねした道を進み水場のある沢を渡り、そろそろ飽きた頃天狗の腰掛杉のところに出た。
ここからは4、5分の登りで長尾平に着いた。
お茶屋さんのテーブルで一休みした。以前来た時にはここにも小鳥が来ていたのだが今日は来ない。お茶屋さんのおじさんと話したら、大岳山の山頂同様最近来ないとのこと。でもまた小鳥が来た時の為に、持って来たひまわりの種を渡してきた。
しばらく休んで帰ることにした。おじさんとおばさんに「また来ますと」言って御岳山駅に向かった。
ノンビリ行ったので来る時よりも時間が掛かってしまった。
今日はピーカンとはいかなかったけれどあまり暑くなく、大汗かきの私もあまり汗をかかず歩きやすかった。
それと思いのほか色々な花にもめぐり会え、ヨーゼフとクーも調子が良く、久し振りの山歩きを楽しめた一日だった。
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