2週間山に行けなかったので、今週はどうしても行こうと思っていた。行きたいところはいっぱいあるけれど、もう一度行きたかった五丈岩の「金峰山」に行くことにした。今回は瑞牆山荘からではなく大弛峠から登ることにした。シャクナゲの群落が見られそうなので楽しみだ
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金峰山 2,599m |
2006年6月10日 |
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天気:晴れ |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
大弛峠 |
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7:10 |
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朝日峠 |
7:40 |
7:40 |
0:30 |
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0:30 |
朝日岳 |
8:14 |
8:27 |
0:34 |
0:13 |
1:04 |
鉄山分岐点 |
8:51 |
8:51 |
0:24 |
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1:41 |
金峰山 |
9:30 |
10:00 |
0:39 |
0:30 |
2:20 |
朝日岳 |
11:12 |
11:25 |
1:12 |
0:13 |
4:02 |
朝日峠 |
11:50 |
11:50 |
0:25 |
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4:40 |
大弛峠 |
12:15 |
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0:25 |
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5:05 |
合計時間 |
4時間09分 |
0時間56分 |
5時間05分 |
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林道からの金峰山(マウスで朝日岳から) |
最初の計画では、土曜日は雨の予報だったので前日泊で日曜日に登る事にしていた。 ヨーゼフとクーを連れて行くのでペットOKの宿を探し、金曜日に石和の旅館を予約した。
ところが直前の予報で土曜日も晴れとなったので、急遽土曜日の早朝に出発することになった。日帰りではないので、どうせなら国師岳にも登って来ようと計画は膨らんでいった。
事前に調べたところでは、大弛峠の駐車場は直ぐ満杯になってしまうようだ。なので6時半には着きたい。
3時半には家を出たいので2時半に起床。ヨーゼフとクーはまだ寝ぼけ眼だ。それでも出かける支度をしているとテンションが高くなってきた。
泊り掛けなのでヨーゼフたちのベッドや何やらで荷物が多い。久し振りにレガシィの出番だ。
積み込みに時間が掛かったけど、ほぼ予定通り家を出発。途中のコンビニで朝昼2食分のおにぎりを買って、通い慣れた八王子ICへ向かった。
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岩場で富士山をバックに |
とここまでは順調だった。八王子ICから中央高速に車を乗り入れたところで大変なことに気が付いた。
カメラを入れ忘れた。どうりで積み込む時ザックが軽かった訳だ。
おかーさんが「戻る?」と聞いたけど、高速に乗っちゃったし、次のインター(相模湖)から戻ったのでは3時間は余計に掛かってしまう。幸いおかーさんがコンパクトカメラを持って来ているのでそれで撮ることにした。さらに談合坂SAで使い捨てカメラを買って予備とした。
あとはひたすら走りつづけ、勝沼ICで高速を降りたところで再びトラブル発生。
ICから直ぐの塩山への道をナビが指示しない。そのまま真っ直ぐ甲府方面に行くよう指示している。
家を出る時ナビを設定したのだが、その時出口ICが須玉になっていたので変だなと思いながらも勝沼ICに変更した経緯がある。
このナビ時々馬鹿になる。困ったものだ。
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朝日岳で |
これからが大変だった。地図を見たり、地元の人に聞いたりしてやっと川上牧丘林道へ入っていくことができた。
大弛峠まではかなり長い。道も次第にクネクネして来る。ヨーゼフは車酔いし易いので慎重に走った。
途中一ヶ所だが工事区間がありちょっと腹を擦ったけど、あとは舗装された立派な林道だった。かなり登ってきた地点で前方に「金峰山」が見えてきた。五丈岩がはっきり見える。
予定の6時半には間に合わなかったけど、7時前には大弛峠に到着した。
ここはもう標高 2,360mある。林道では日本一高い峠だそうだ。路肩に白線で仕切られた駐車場はまだ余裕があり、私たちは金峰山登山口の脇に停められた。
この林道は私たちが走ってきた山梨側は全面舗装、峠の頂点から長野側は未舗装の砂利道だった。私たちは舗装が途切れ砂利道になった所に停めたので多分長野県側に駐車したことになるのだろう。山梨県側には綺麗なトイレもある。
早速支度をしてはやるヨーゼフとクーの手綱を締めて金峰山へ向かった。
私たちと前後して何組かの登山者も金峰山へ。樺やシラビソの樹林帯に入って行くと直ぐに丸太の階段状になる。 最初から苦手な道なのでちょっと嫌な気分になるが、これは10分ほどでなくなりホッとする。
やや急な登山道をさらに登って行く。木の根が張り出している所もあるが全体的には歩き易い道だ。
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キバナシャクナゲ |
一旦登りが途切れ右に巻くような感じで道は平坦になる。
やがて下り始めて小さな広場にでた。標識に「朝日峠」と書いてある。
ここからは再び登りになる。樹林帯を黙々と登って行くと、やがて目の前が開け岩場に出た。朝日岳に着いたと思ったが、時間的にはまだの筈。案の定岩場の上に立つとまだ先があった。
岩場からは「富士山」が良く見えた。大分雪が少なくなっている。振り返ると「国師ヶ岳」と「北奥千丈岳」が並んでいる。
一服したかったけど写真を撮って朝日岳を目指す。クーちゃんは岩の間に落ちるといけないので抱っこでクリアした。
尾根道を2、3分進んで「朝日岳」に到着した。 前方に「鉄山」、その先に「金峰山」が見える。奥に五丈岩が小さく、でもはっきりと屹立しているのが分かる。
ここで休憩をとった。ヨーゼフとクーに水を飲ませ、おやつをあげた。私たちも水分補給をしたが、湿度が低いのか大汗かきの私がいつもほど汗をかかなかった。
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金峰山で |
朝日岳からはガレ場の急斜面を下る。帰りのことを考えるとゲンナリする。急斜面を下ると小さな上り下りがあり、20分ちょっとで「鉄山」への分岐に来た。私たちは迷わず、予定通り巻き道を進んだ。
ここから緩い登りをダラダラと登って行く。ここまでにもシャクナゲの木はあったけど、ここからは両側がシャクナゲの群落だ。でも、でも花は咲いてなかった・・・。非常に残念だ!
足元が岩混じりになってきたなと思ったら高い木がなくなり、辺りはハイマツとシャクナゲの混生になった。ハイマツとシャクナゲの間を通り抜けると、広い尾根に出て一気に視界が広がった。立ち木がまったくなく、ハイマツの間に小さなキバナシャクナゲが可憐に咲いている。
小石混じりの道を進むとケルンがあちこちに積んである。「賽の河原」と呼ばれているところだ。
初めて北側が開け、どっしりとした「小川山」が、その左側には私の好きな岩峰「瑞牆山」がその独特な姿を見せている。
前方に岩場が見えている。あれが頂上だろう。賽の河原を縦断し、クーちゃんを抱っこして岩の上を渡り歩き、大きな岩の間を潜りぬけたところで頂上に出た。
山頂の標識は2つあり、一方は2,599m、もう片方は2,598mになっている。
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五丈岩(マウスで瑞牆山に) |
頂上からの360度の展望は最高!南に「富士山」、西に「仙丈ヶ岳」「甲斐駒」、「北岳」「間ノ岳」「農鳥岳」が連なる南アルプス、北に「瑞牆山」「小川山」そして「八ヶ岳」、東に「甲武信ヶ岳」その先やや南より、かすかに「大菩薩」の稜線が・・・。地図を見ると大菩薩の手前には「乾徳山」がある筈だけどどれが乾徳山なのかちょっと分からなかった。
岩の間に陣取り、暫し大休憩をとった。それにしても「五丈岩」は不思議だ。 おにぎり食べたり写真を撮ったりして30分たっぷり休んだ。その間に登って来た人たちがヨーゼフとクーを見てビックリしていた。
我家はいつも1時間は休むので、もう少し休んでいたかったけど、今日はまだ「国師ヶ岳」にも登りたいので下山することにした。
往きに思ったとおり「朝日岳」への登りはきつかった。金峰山〜朝日岳間は登りより時間が掛かってしまった。朝日岳で休憩して大弛峠まで一気に戻った。
大弛峠には12時半前に着けた。
朝来た時には空きもあった駐車スペースは満杯で、路肩に駐車する車が列をなしていた。おかーさんがちょっと疲れ気味なので、国師ヶ岳に行くかどうかに聞くと、「行きたい」と言うので予定通り行くことにした。
金峰山から下山し、大弛峠で一休み。今度は反対側の登山口から「国師ヶ岳」と奥秩父最高峰の「北奥千丈岳」に登った。ヨーゼフは歩いていくけど、クーはちょっと疲れたのと階段が多いのでザックの中で行くことにした。
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国師ヶ岳 2,592m 北奥千丈岳 2,601m |
2006年6月10日 |
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天気:晴れ |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
大弛峠 |
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12:30 |
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前国師 |
13:16 |
13:16 |
0:46 |
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0:46 |
三繋平 |
13:22 |
13:22 |
0:06 |
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0:52 |
国師ヶ岳 |
13:30 |
13:42 |
0:08 |
0:12 |
1:00 |
三繋平 |
13:49 |
13:49 |
0:07 |
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1:19 |
北奥千丈岳 |
13:56 |
14:10 |
0:07 |
0:14 |
1:26 |
三繋平 |
14:15 |
14:15 |
0:05 |
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1:45 |
前国師 |
14:20 |
14:20 |
0:05 |
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1:50 |
夢の庭園 |
14:38 |
14:42 |
0:18 |
0:04 |
2:08 |
大弛峠 |
14:50 |
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0:08 |
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合計時間 |
1時間50分 |
0時間30分 |
2時間20分 |
「国師ヶ岳」に登ると決まればあんまり休んではいられない。15分ほど休んで12時30分に「国師ヶ岳」へ向けて出発した。
荷物は極力車に置き、事前に調べたところでは階段が多いと言う事だったので、クーちゃんは最初からザックに入れて背負って行く事にした。
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国師ヶ岳で |
金峰山と道路を隔てて反対側、やや山梨側に戻った地点に登山口がある。
登山口を入るとすぐに大弛小屋があり、その前を通過して登山道に入って行く。小屋の前でちょうど外に出ていた小屋の人の「行ってらっしゃい」の声に送られて、私とおかーさん、ヨーゼフは歩いて、クーはザックの中でゆったり?楽チンスタイルで進んで行った。
登山道はすぐに木製の完全な階段になった。階段の合間に木道、たまに普通?の登山道が出てくる。この階段と木道はまだ新しかった。登り始めて12、3分で「夢の庭園」への分岐に来たが、帰りに寄ることにした。
なが〜い階段と木道が終わり、岩混じりの登山道を少し登ると「前国師」のピークに出た。立派な標識が立っている。左に「国師ヶ岳」、右に奥秩父最高峰「北奥千丈岳」が私たちを待っている。北奥千丈岳の山頂には何か黄色い建造物が見える。
一人の登山者が休んでいた。犬好きな人なのか私たちに話しかけてきて、最後にヨーゼフを写真に撮っていった。 木の階段を降りてちょっと行くと国師岳と北奥千丈の分岐点、三繋平に着いた。先ずは左に道をとり国師岳に向った。
頂上には10分足らずで着いた。ここからは甲武信岳への縦走路が伸びている。地図を見ると 4時間ぐらいのコースタイムだ。
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北奥千丈岳で |
すぐ前には北奥千丈岳が構えている。このころ空がだんだん暗くなってきた。おかーさんが「折角だから北奥千丈岳にも登ろう」と言うので、急いで三繋平まで戻ることにした。
三繋平から樹林帯を登り始めると、登山道に残雪が出てきた。北斜面なのでこの時期まで雪が残っているのだろう。こちらも10 分足らずで頂上に着いた。
先程「前国師」から見えた黄色のものは山頂標識だった。 奥秩父最高峰の頂で写真を撮り、あとは 1時間足らずの下山を残すだけなのでのんびり休憩をしようと思ったが、雨が降りそうになって来たので下山することにした。
残雪に足を滑らせないよう慎重に三繋平に戻り、前国師を登り返す。
木道と階段を快調に下り、途中から往きに素通りした「夢の庭園」へ寄った。
ここは大きな岩の間に白く塗った木道があり、見晴しもいいなかなか雰囲気の良いビューポイントだ。晴れていれば富士山も望むことができる。残念ながらこの時間には曇り空になり、金峰山の頂も雲に隠れてしまっていた。
写真を撮ってすぐ大弛峠へ戻った。
大弛峠にはタクシーが駐車スペースを占めていた。下山してくる登山者を迎えに来たのだろう。
1時間半掛けて今日の宿石和の旅館に「みわ」向った。
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夢の庭園 |
温泉に浸かり今日一日の汗を流し、食べ切れないほどの料理と白ワインの夕食を終えた後は、ほどよい疲れでぐっすり眠れた。
翌日起きると外は雨が降っていた。予定を変更して土曜日に繰り上げて登っておいて良かった。今年は比較的天気には恵まれている。
晴れていたら昇仙峡にでも行こうと思っていたけど、雨なのでサクランボ狩りに行くことにした。
宿の紹介で塩山の果樹園に行った。ハウスに入ると桜の木に赤い実が一杯ついている。木によって甘さや酸味が異なるので味が違う。30分食べ放題ということだったが、そうそう食べられるものではない。でもたくましいおかーさんは、本人の申告によると「充分リーズナブルだった、料金以上食べちゃった」とのことだった。それだけ食べたのにお土産にサクランボを買っていた。
帰りは高速を使わず柳沢峠越えで青梅街道を走り奥多摩経由で帰宅した。
今回は天気も良く金峰山、国師ヶ岳だけでなく北奥千丈岳まで登り、ヨーゼフ・クーと一緒に宿にも泊まり楽しい 2日間だった。
ヨーゼフは頑張って3山完登。クーは金峰山だけだったけど、よく頑張りました。
久し振りに「三頭山」に行った。昨年の6月以来だからちょうど一年振りになる。
我家にとって奥多摩のシンボルが「大岳山」とすれば、「三頭山」はホームゲレンデと言える。ヨーゼフが初めて登った山でもあり、親しみのある山だ。
天気がちょっと心配だけど、今年は雨に降られることがないので今回も大丈夫だろう。
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三頭山 1,531m |
2006年6月24日 |
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天気:曇り時々晴れ |
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到着時間 |
出発時間 |
区間時間 |
休憩時間 |
総合時間 |
都民の森 |
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9:10 |
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鞘口峠 |
9:35 |
9:35 |
0:25 |
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0:25 |
見晴小屋 |
10:04 |
10:07 |
0:29 |
0:03 |
0:54 |
東峰分岐 |
10:33 |
10:33 |
0:26 |
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1:23 |
三頭山 |
10:37 |
11:30 |
0:04 |
0:53 |
1:27 |
三頭大滝 |
12:30 |
12:40 |
1:00 |
0:10 |
3:20 |
都民の森 |
13:02 |
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0:22 |
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3:52 |
合計時間 |
2時間45分 |
1時間07分 |
3時間52分 |
前日朝、会社に出掛けるときにおかーさんに「明日は『三頭山』に行こうね」と言われた。次の日がゴルフなのでちょっと考えたけれど、行くことにした。
前日飲み会があったのでちょっと辛かったけど朝6時に起き、ザックに荷物をつめる。いつでも出掛けられるようにしてあるので、日帰りのパッキングは簡単だ。
出がけにいつも通りヨーゼフとクーに虫除けの薬を身体に付け、Tシャツを着せる。
予定通り7時には家を出た。
最近良く寄るコンビニで食料を買い新青梅街道へ。青梅から秋川街道を五日市に。
駅前のバス停には大勢のハイカーが並んでいる。五日市からは檜原街道を秋川沿いに進んでいく。秋川は檜原村役場のある本宿で北と南に分岐する。北に行けば払沢の滝やその先、「大岳山」の登山口がある。
大ダワまで行けば「大岳山」と「御前山」の登山口がある。
今日は南秋川沿いに都民の森へ向かう。南秋川には若い頃、よくヤマメを釣りに来たものだ。今は山歩きのため通い慣れた道だけど、このクネクネ道は車酔いし易いヨーゼフに気を遣う。
9時ごろ「都民の森」駐車場に到着した。いつもより遅いけどそれ程は混んでいなかった。やはり梅雨時だからだろう。
早速靴を履き替え、ヨーゼフとクーにリードを着けて出発。
今日のコースはここのオーソドックス?な鞘口峠を通るブナの路を行き山頂へ。帰りもブナの路のコースで三頭大滝から駐車場へ戻る予定だ。
先ずは舗装路を森林館へダラダラ坂を上って行く。
森林館下のトンネルを潜ってさらに行くと橋を渡ったところで道は左右に分かれる。今日は右に行き、炭焼き小屋の前を通る。その先でまた分岐があり、ここを左に行く。
以前雪のある時期に一度通った道だ。小さな橋を渡り山腹を左に回り込むとジグザグに登り始めるが、再び左に回り込むと先ほど分かれた道と合流する。ここからスポーツ歩道のスタート地点のテラスを左に見て少し行くと鞘口峠だ。 テラスにいた人に「犬も登るの、頑張ってるね」と声を掛けられた。
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山頂で |
鞘口峠からいよいよ本格的に登りが始まる。最初から尾根の急登だ。ちょっと登るともう汗が吹き出してきた。
ヨーゼフは全然平気で、今日は何だか凄く入れ込んでいる。私より先に行こうと何とか前に出ようとするが後につかせる。
クーちゃんもハァハァ長い舌を出しながらグングン歩いている。
急登は10分ほど続きベンチのある場所に着く、当然休む時間じゃないので先へ向かう。再びジグザグの急登が始まる。ヨーゼフとクーはここも苦にしないで登って行く。
私とヨーゼフは先に行って時々おかーさんとクーを待ったけど、見晴台まで先に行ってそこで待つことにした。ヨーゼフは時々立ち止まっては後ろを気にしている。
鳥の鳴く声が森にこだましている。時々曇り空の中にもお日様が顔を出してくれる。木々の緑が鮮やかだ。
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腰掛け?の木 |
1時間弱で見晴し小屋に着いた。テラスでは一組の親子連れが休んでいた。子供は桜ぐらいの歳の子で、ヨーゼフを見るとワンちゃんと言ってこちらに駆けてきた。ここまで父親が背負子で連れてきたようだ。とても元気な可愛い男の子で、もう一匹ワンちゃんが来るよと言うと嬉しそうだった。
ここでおかーさんとクーを待った。3、4分ほどするとおかーさんの頭が見えてきた。クーが相変わらず長い舌を出して登ってきた。ヨーゼフもおかーさんとクーが来たので嬉しそうだ。
一休みしようと思ったら、おかーさんが「山頂でゆっくり休みたい」と言うので休みなしで行くことにした。男の子に「また会おうね」と言って先へ向かった。
一旦下って鞍部に出る。ここには道標があり東峰まで0.4kとあり、また登りがあるがもうそれほど急登はない。
ただ木の根が張り出している所や、段差のあるところが多くなるのでクーには辛いところだ。でも前より整備されていて、新しい細い丸太の階段になっていて、しかも一段一段が急ではないので歩き易くなっている。まだ自然のままの所や岩の所もあるけど、クーは一度も抱っこされずに自分で登って行けた。
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さぁ下山 |
登り始めてすぐ、後から一組のペアが来たので先に行ってもらった。私とヨーゼフはその人たちに付かず離れずで、クーを連れているおかーさんより先に行った。
周囲にはツツジが咲いていたがそろそろ終わりのようだ。
東峰直下の分岐で先行した二人が悩んでいる。どっちへ行けば良いか分からないらしい。「東峰と巻き道の分岐なので、先でまた一緒になりますよ」と教えてあげると彼らは、即巻き道を進んで行った。
おかーさんとクーが来たので「どうする?」と聞くと、おかーさんが「今日は巻き道を行く」この一言で決定。
平坦な巻き道を進み、東峰からの道を合わせて丸太の階段を登り切ると三頭山(中央峰)の山頂に着いた。
今日はおかーさんが風邪を引いていたため若干調子が悪く、ちょっと時間が掛かってしまったけど何とか無事?に着けてよかった。
天気が良ければ富士山が見えるのだが今日は見えない。反対側の雲取山から石尾根も霞んでいて見ることができない。
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沢を渡る |
このころには下の方から靄が掛かってきた。
山頂はまだ空いていて、2、3組のグループしかいなかった。私達は南側の、本当なら富士山が見える一等席のベンチに陣取り大休憩をとった。
目の前にはツツジが赤い花をつけて和ませてくれる。
ヨーゼフとクーにお待ちかねの水と昼食をあげる。ジャーキー類を食べた後、二人ともさらにパンをムシャムシャ食べていた。
私たちはおにぎりと久し振りに持ってきたカップ豚汁でお腹を満たした。
私たちが休んでいる間にも、どんどん登山者が上ってきて辺りが急に賑やかになった。その中には見晴台であった、あの親子連れもいた。
下山は笹尾根方面へ、ムシカリ峠から沢沿いに下り三頭大滝へ出て駐車場へ戻る。
丸太の階段を下りムシカリ峠へ。階段部分を終えると自然林の緩やかな道になる。緑がとても瑞々しくてきれいだ。
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三頭大滝 |
ムシカリ峠で写真を撮り、念のためおかーさんに以前、一度だけ下山に通った「深山の路から石山の路コース(岩が多い)へ行ってみる?」と聞いたら「いつものコースでいい」との返事。
笹尾根への縦走路から分かれ沢沿いへ降りて行く。枝沢は涸れているか流れがあってもチョロチョロだ。以前沢を渡った時、ヨーゼフもクーも一度水に浸かっている。今日は水が少ないのでその心配はなかった。時々二人とも沢の水を飲んでいた。
時々僅かに咲いている花々を写真に撮りながら大滝まで下った。クーもちゃんと自分で歩き通した。
三頭大滝で一休みしていると、またまた先ほどの親子連れと会ったので、チップを敷き詰めた遊歩道を一緒に駐車場まで戻った。
駐車場ではJAがお店を開いており、ホクシャの鉢植えとワサビ漬を買った。
帰りは本宿から一旦「払沢の滝」へ向かい、「ちとせ屋」でお豆腐とドーナッツをお土産に買って帰った。帰りも道路は混んでなく、順調に我が家へ着いた。直ちにヨーゼフとクーは私にシャンプーされ、サッパリしました。
連日の梅雨空の中、雨にも降られず、ヨーゼフとクーも絶好調で楽しい山歩きでした。
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