2006年3月の山行記録です


 今年は私の怪我もあって山に行ってない。11日に東雲ハイキングクラブの有志が『鍋割山』に行くのだが我家は都合で参加できない。12日は出かけられるので何処に行こうかとおかーさんと相談。
 『三頭山』『三ツ峠』『城山』などおかーさんから富士山のビューポイント候補が。そこで私が久し振りに『鷹ノ巣山』に行こうかと提案。ちょっとキツイけど鷹ノ巣に決定。でも天気予報は曇り・・・
鷹ノ巣山   1,736m 2006年3月12日
天気:曇り
到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 奥集落登山口 7:55
 鳥居(一つ目) 8:12 8:12 0:17 0:17
 休憩 9:05 9:15 0:53 0:10 1:10
 水場 9:56 9:56 0:41 2:01
 鷹ノ巣避難小屋 10:05 10:20 0:09 0:15 2:10
 鷹ノ巣山 10:55 11:05 0:35 0:10 3:00
 鷹ノ巣避難小屋 11:25 12:10 0:20 0:45 3:30
 鳥居(一つ目) 13:08 13:08 0:58 5:13
 奥集落登山口 13:17 0:09 5:22
 合計時間 4時間02分 1時間20分 5時間22分
 
これから出発

 今まで鷹ノ巣山には3回行ったけど、すべて日原「巳ノ戸橋」から登ったので、今回は奥多摩湖側からのルートを行くことにした。
 下山に使った榧ノ木尾根コース、水根沢コースと浅間尾根コースがある。この中で「峰谷」からの浅間尾根コースが一番短く、車なら峰谷のバス停よりさらに林道の終点まで行けるのでこのコースに決めた。軟弱かな?

 6時半に出発するつもりだったけど、我家には珍しく予定より早く6時15分に忘れ物もなく出発した。
 途中コンビニによって食料を仕入れて奥多摩・峰谷に向った。道は空いていて順調に走れた。
一つ目の鳥居

 ダムを過ぎ奥多摩湖畔の曲がりくねった道を進み、峰谷橋の手前を右に折れ、峰谷川の右岸を川に沿って登って行く。やがてマス釣り場が右に見えてくる。ここには釣りとバーベキューで何回も来ている。バスはこの峰谷の集落で終点だ。私たちはさらに林道を奥集落まで行った。

 奥集落を過ぎると林道は未舗装になる。少し行ったやや広くなった場所で車を路肩に停めた。先行車が2台停まっていた。ここまでほぼ1時間半で来られた。
 
 国土地理院の2万5千分の地図で調べると標高910m。大分高度を稼げた。ジムニーは良く頑張った。
避難小屋

 早速支度をして出発。お日様が顔を出してくれた。頑張れといってるみたいだ。ヨーゼフとクーも張り切っている。
 車を停めた先の山側に登山口がある。狭い石段を登ると登山道が左に続く。
 熊が出没するので鈴をつけてと注意書きの看板があったので、ザックから鈴を出して外に着けた。
 
 なだらかな道を進んでいくとすぐに汗が出てきた。左を見ると下に奥集落が見える。開けた道はすぐに杉林に入っていく。

 道が大きく右に曲がると鳥居があった。ここから尾根道を真直ぐ登って行く。鳥居を潜ると右にお社がある。その先にまた鳥居があり、再びお社があった。登山の無事をお願いした。
山頂近くの雪道

 最後の社を過ぎると道は尾根を外れ左に向う。やがて右に曲がり山腹をジグザグに登り始める。
 何回かジグザグを繰り返すとまた尾根に出た。

 ここから尾根を真直ぐ登って行く。右は檜の植林帯、左側はカラマツとブナやナラの自然林だ。登山道にはカラマツの茶色い落葉がびっしり敷き詰められている。
 
 やがて右側も植林帯が切れ、周りは自然林になる。登山道には今度はカラマツに替わって落葉樹の落葉がぎっしり敷かれていて足に優しい。
山頂で

 そのうち道の両側を丈の長い笹(箱根竹?)が蔽ってくる。1時間ほど登って道がやや広くなった所で休憩をとった。かなり大きなザックを背負った単独行の登山者が私たちを抜いていった。雲取りにでも行くのかな?

 10分休んで先へ進んだ。日陰に入ると硬くしまった雪が現れてきた。滑らないように慎重に歩く。ヨゼフとクーは4輪駆動なので安定している。私たちのへっひり腰とはまるで違う。

 ピークを一つ越えさらに進んでいく。じわじわ登って行き、尾根を外れ下って行くと水場に出た。先行者が休んでいた。ここからはもう避難小屋は近い。
大岳山(左)と御前山 三頭山

 水場からは10分ぐらいで避難小屋に着いた。ただ足元はグチャグチャで非常に歩きにくく、クーはお腹が大分汚れてしまった。

 避難小屋で15分休んで山頂を目指した。幅広い尾根を登って行く。一段登ると急に雪道になった。私は急に足が重くなり、ゆっくりペースになった。おかーさんとヨーゼフには先に行ってもらい、私とクーちゃんはのんびり歩いて行った。
落葉を踏んで

 山頂には11時ちょっと前に着いた。開けた南側には奥多摩3山が並んでいる。三頭山の先には富士山が見える筈なのだが今日は曇り空で望めない。

 風が強く寒い。細かい雪もちょっと舞って来たので避難小屋で昼食をとることにした。写真を撮って避難小屋まで戻った。前方には雲取山が見えるはずだが雲に隠れている。

 避難小屋でレトルト食品を温めて昼食にした。

 下山は登って来た道を下る。久し振りに歩いたので膝がちょっと痛んだがノンストップで奥集落まで戻った。
 途中、無事を感謝してお社にお礼してきた。

 今回はデジカメの調子が悪く、ほとんどの画像が露光オーバーになってしまっていた。普通に写っていたのもあったので原因不明。画像編集も限界で、もともと写っていないものはどうしようもなく、変な絵になってしまったのが悔やまれる。撮ったら即確認!
 



   



鷹ノ巣山   1,736m 2006年3月26日
天気:曇り
到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 奥集落登山口 9:10
 鳥居(一つ目) 9:23 9:23 0:13 0:13
 休憩 10:17 10:17 0:54 0:08 1:07
 水場 11:03 11:03 0:38 1:53
 鷹ノ巣避難小屋 11:10 11:22 0:07 0:12 2:00
 鷹ノ巣山 11:50 12:53 0:28 1:03 2:40
 鷹ノ巣避難小屋 13:15 13:24 0:22 0:09 4:05
 奥集落登山口 14:30 1:06 5:20
 合計時間 3時間48分 1時間32分 5時間20分
 
御社

 一昨日の夜、会社の先輩ととある居酒屋で一杯飲った後、やはり直ぐ傍の居酒屋で飲んでいた田原さんたちに合流した。そのとき田原さんに「明日はどこか行くんですか?」と聞かれたので、明日は用事があるので「あさって日曜日に奥多摩にでも行こうと思っています」と答えると「じゃ鷹ノ巣山に行きませんか」ということになった。

 翌日、どうせ行くのならと急遽ボルシチを作っていくことにした。勿論作るのはおかーさん、でっ持つのは田原さんで決まり!

 明けて日曜日、奥多摩駅で8時50分頃の待ち合わせなのだ。6時過ぎに起きて、ザックを用意した後、人数の確認で田原さんに電話をしたが通じないので、のんびりお茶を飲んでいると田原さんから電話が掛かってきた。「今、立川にいます。7時5分の電車で奥多摩に向かいます」との事、予定より30分ぐらい早い。「まだ家に居るけどすぐに出るわ」と大急ぎでジムニー(最近レガシィは留守番ばかり)に荷物を詰め込み、家を出たのが7時15分だった。
お猿さん


 通いなれた奥多摩への道を順調に進み、8時15分には奥多摩駅に着いた。駅前を見ると田原さん達はまだ来てない。時刻表を見ると23分着だった。遅れないでよかった。

 早速4人と2匹が小さいジムニーに乗り込み出発した。先ず青梅街道を峰谷橋へ向かう。小河内ダムを過ぎ、奥多摩湖沿いのクネクネ道をヨーゼフが酔わないように走る。峰谷橋で右に折れ峰谷の集落を過ぎると林道も細くなる。九十九折りの道を初めてフル乗車のジムニーはそれでも快調に登って行く。

 奥集落に入ると周りが開けてくる。集落を抜けて前回と同じ路肩に車を停めた。
 今日は前回より車が多かったが、そこは小柄なジムニーのこと余裕で駐車できた。
避難小屋の寒暖計


 天気はまぁまぁ。登山口から私とヨーゼフを先頭に一列になって登り始めた。
 速めのペースで一つ目の鳥居を潜り、前回同様に社に無事をお願いして先へ進む。

 神社を過ぎて一旦尾根を外れジグザグ道を登っていく。やがて再び尾根に出る。ここからさらに急登になる。カラマツの落ち葉を踏みしめ黙々と登っていく。前回は汗をかきながらも風が強く、それも冷たい風なので下で脱いだ長袖をまた着たが、今日は風が心地良い。

 苦しい急登を何とか過ぎると、道にはカラマツからブナやナラの落ち葉に替わり、斜度も穏やかになったので足に優しい。ずっとこうだと良いのだが・・・などと虫がいい事を思ってしまう。

 自然林の中を歩いて行くと前方から鹿の鳴き声のような音が聞こえてきた。するとおかーさんが左前方の木に猿の姿を発見。ヨーゼフとクーを警戒しているのか?当のヨーゼフとクーは全然知らん顔、野生動物との違いか・・・。ヨーゼフは足元や木の匂いはよく嗅いでいるが、遠くは余り気にしてないのか分からない?様子。
今回(左)と前回(右、3/12)


 前回は日陰に入ると雪が出てきたが、今日はほとんどない。途中1回休憩を入れ、石尾根の稜線を見ながら二つほどピークを越えると、樹間に鷹ノ巣山が見えてきた。

 足元がぬかるんだ道を下って行くと水場にでる。時岡さんが美味しそうに飲んでいた。残念ながら今日も富士山は見えない。
 10分ほどで避難小屋に着いた。周りにはまだ雪が残っているが大分少なくなっていた。
大菩薩、マウスで大岳山(左」と御前山に


 避難小屋で一服して最後の急登に取り掛かる。ここからヨーゼフとおかーさんのペアになり、前回同様私とクーは後からゆっくり登った。最近は2時間歩くとへこたれてしまう。

 残雪もあったが2週間の間に少なくなっていて、ぬかるんでクーも相当歩きにくそうだ。却って雪に覆われていた方が歩き易いぐらいだ。

 山頂に着くと先ずは展望を楽しんだ。今日は奥多摩3山はもちろん、丹沢の山並みまでかすかに見てとれる。雲取山やそれに続く飛竜山、さらには大菩薩連峰も展望できた。でも今年は富士山には縁がないみたいだ

 記念写真を撮ったら後はお楽しみの昼ご飯だ。風を避け座るのに手ごろな石のある端に陣取り、コンロで持ってきたボルシチを鍋に入れ温める。ウインナーまで入った(ポトフとゴッチャ混ぜ)豪華版だ。4人なので各自お椀に2杯は楽にいけた。
雲取山(右)と飛竜山


 ヨーゼフとクーもお待ちかねのお昼だ。相変わらずクーは食べるのが速く、食べ終わるとゆっくり食べているヨーゼフを羨ましそうに見ている。

 お腹がいっぱいになったところでそろそろ下山開始。

 田原さんと時岡さんは快調に下りて行く。
 グチャグチャのところを避けながら私たちも下りて行くが、すぐにクーがストライキを起こした。ちょっと歩いては腰を落とし歩みを止める。顔もハネで汚れている。かわいそうなので抱くことにした。抱いてみるとお腹が汚れ、手足も冷たかった。手で足先を包んで温めてあげながらとりあえず避難小屋まで下りた。ヨーゼフもグチャグチャ道は嫌いなので嫌がっていたみたいだ。
山頂で、マウスで 楽しいお昼ご飯に

 小屋に着くとクーの手足を拭いてあげ、おかーさんがザックの中身を少し私のザックに移し、クーをサックの中に収納?した。ヨーゼフはお兄ちゃんなのでまだ歩き。
 避難小屋を後にして水場を過ぎ、10分ほど歩き樹林帯に入ると暑くなったので長袖を脱いだ。さぁ行こうと思ったら、今度はヨーゼフが抱っこをせがんだ。クーの気持ち良さそうな姿を見て、ボクもとジャンプしてくる。

 私のザックにはもう入らないので抱いて行く事にした。道は歩き易いので危なくないのだけど、段々腕が痺れてくる。
クーちゃん楽チン

 神社に無事を感謝して、今回も登山口まで一気に下山した。ももやふくらはぎがパンパン!膝はガクガク大笑い!おまけに腕までお疲れさま。ヨーゼフとクーは余裕ってか・・・。
 でも初めて行った時岡さんも楽しかったみたいだし良かった。

 帰りは温泉に寄って行こうと、帰路とは逆だが「小菅の湯」に行った。汗を流した後は大広間で生ビールをグーッと飲み、ついでにウーロンハイまで飲んでおかーさんに運転してもらって帰宅した。
 





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