《２００３年１０月の登山記録です》

山名　：　笹尾根　（槇寄山　1,181m) 山行日　：　2003年10月4日 天気：晴れ時々曇り ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間 　数馬バス停 - 9:13 - - - 　槇寄山入り口 9:25 9:25 0:12 - 0:12 　登山口（民家横） 9:42 9:42 0:17 - 0:29 　国定忠治遠見の木 10:16 10:33 0:34 0:17 1:03 　西原峠 11:05 11:05 0:32 - 1:52 　槇寄山 11:09 11:53 0:04 0:44 1:56 　笛吹峠 12:58 13:08 1:05 0:10 3:45 　丸　山 13:22 13:22 0:14 - 4:09 　土俵岳 14:09 14:24 0:47 0:15 4:56 　人里分岐 14:35 14:35 0:11 - 5:22 　浅間峠 15:08 15:13 0:33 0:05 5:55 　上川乗登山口 15:51 15:51 0:38 - 6:38 　上川乗バス停 15:58 - 0:07 - 6:45 　合 計 時 間 5時間14分 1時間31分 6時間45分 　　　　　　 　　　　　　　数馬バス停　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　槇寄山で 　先週に引き続き、今日もヨーゼフとクーを連れて軽いハイキング（の積りだったが、これが実は誤算だった）に出掛けることにした。 　今回は奥多摩の「笹尾根」に行くことにした。このコースは３月に東雲ハイキングクラブで行く予定だったが、雪のため「槇寄山」だけで帰ってきたので、改めて行くことにしたのだ。 　７時４５分の東村山発に乗り、拝島から五日市線に乗り換え、五日市駅から運良く「都民の森行き」急行バスに待たずに乗れた。急行バスなので登山口の仲平には停まらず一つ先の数馬に着いたのが９時１０分。下車したのは私達だけだった。 　登山口にはダラダラ坂を下って行く。途中に駐車場があり、きれいなトイレもあるのでちょっと歩くが数馬で降りた方が便利だ。 　南秋川を渡り、舗装道路を進むと雨乞いの滝の案内板があったが、何処にあるのか分からなかった。そのまま舗装路を進むと「槇寄山」への道標があり、民家の脇を通っていよいよ山道に入って行く。 　檜の樹林帯を３０分ほど歩き汗もたっぷりかき、数馬から１時間ほど経ちそろそろ休憩を入れたくなる頃尾根に出る。 　ここには「国定忠治遠見の木」の案内がある。３月に来たときにもそうだったが、忠治と言えば赤城の山、何でここにと思う。朝食べて来なかったので、軽く行動食と水分を補給して西原峠へ向かった。 　歩き始めてすぐに山腹の道になったが、ここからは広葉樹混じりの樹林帯になるので気持ちがいい。３月とは季節が違うので周りの景色も全然違う。 　西原峠には、急な登りもなく途中トラノオの写真を撮ったりしているうちに着いた。最初は西原峠から左に道をとり浅間峠へ行く予定だったが、折角だから「槇寄山」へ寄ってそこで昼食にすることにした。 　ここまでに会った人は、私たちの後から来て追い越していった単独行の男性、下山してきた若い男女と地元の人らしき山栗を採りの人。先週の賑わいとは一転して静かな山歩きを楽しめた。山栗採りの人が言うには今年は全然ダメだ。 　山頂には男性がひとりおにぎりを食べていただけだ。私たちも早速昼食の用意。いつもどおりお湯を沸かして、おとーさんはミニカップメンおかーさんはミニカップワンタン。これもまたいつもどおりヨーゼフとクーはジャーキーとチーズ。 　私たちが山頂にいた間に３組のハイカーが三頭山方面に通って行った。もう一組あとから来たご夫婦が山頂で昼食を摂っていた。やはり笹尾根を浅間峠へ向かうと言っていた。 　充分休憩した後お先に浅間峠へ向かった。一旦西原峠に下り、あとは稜線（実際はやや下）の笹尾根を進む。登りの道と違って登山道の脇には花がこの時期にはいっぱい咲いていた。木々も杉や檜はほとんどなく、ブナやナラの木で緑いっぱい。ただ葉が茂っているので眺望はない。 　笛吹（うずしき）峠までは思ったより距離があった。途中南に開けたちょっとした広場になった笹ヶ峠を通る。笹尾根には９４年に山を歩き始めて３回目に来たのだが、さすがにほとんど覚えていない。その中で記憶にあったのが、ここ笛吹峠。石碑（大日と書かれている）があったことを覚えていた。 　小休止して先を急ぐ。この辺から道は山腹を行くようになる。案内書ではここから登りになり、ピークが「丸山」。あとで気がついたのだが「丸山」は巻いても行けたらしい。 　覚悟していたのだが、丸山への登りはきつくはなかった。一旦下って今度は「土俵岳」への登りになり笛吹峠から１時間ぐらいで着いた。終点の浅間峠まではまた１時間は掛かる。 　休憩していると「槇寄山」で一緒だったご夫婦がやって来た。奥さんが「早いですね」と言っていた。ヨーゼフとクーを見たらそう思うだろうな。でもヨーゼフもクーも今日は絶好調！ヨーゼフはともかく、クーが快調で全然駄々をこねない。 　もう２時半になるのでお先に出発した。浅間峠までは短い距離とは言え、急登が３度あった。これがきつかった。特に最後の急登はもう大分歩いてくたびれていたのでやになった。下り始めて浅間峠の東屋が見えたときは正直ホッとした。 　先に下りておかーさんたちをビデオに撮り、時間も遅いので下山を始めた。この下りも結構距離があり、ヨーゼフとクーもちょっと疲れたようだ。最後のほうは階段状になり、おかーさんの膝にはきつかったようだ。 　上川乗の登山口には４０分ほど掛かってしまった。あとは舗装路をバス停へ。バス停には３時５８分に着いた。バス停には４、５人が待っていた。時刻表を見ると５９分のバスがある。しかも土曜日は４時台に一本もない。ラッキー！ 　バスは超満員でおかーさんはカンガルー袋にクーを入れていたから良いが、私はヨーゼフを抱えていたので、しかも右手は手摺りにつかまっていたので五日市駅に着いたとき左手は麻痺状態となっていた。あー疲れた！　電車は座れたので、おとーさんとヨーゼフは寝られたが、クーが寝なかったのでおかーさんも寝られなかったようだ。 　ヨーゼフとクーの身体には緑の小さな実がいっぱい付いていたので、家に帰ってからすぐに取ってあげた。お風呂で身体を洗ってやってから調べたら、ヨーゼフにダニが見つかった。翌日 (５日) お医者さんに連れて行って薬をつけてもらった。マイッタ！ 楽しいお昼 登山道 オトメジャシン ツリフネソウ 笛吹峠 山名　：　編笠山　2,524m) 山行日　：　2003年10月18日 天気：晴れ ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間 　観音平 - 9:33 - - - 　雲　海 10:13 10:20 0:40 0:07 0:40 　押手川 10:53 11:00 0:33 0:07 1:20 　梯子場 11:48 11:53 0:48 0:05 2:15 　編笠山 12:13 13:38 0:20 1:25 2:40 　青年小屋 13:58 14:12 0:20 0:14 4:25 　押手川 14:53 15:11 0:41 0:18 5:20 　雲　海 15:35 15:35 0:24 - 6:02 　観音平 16:03 - 0:28 - 6:30 　合 計 時 間 4時間14分 2時間16分 6時間30分 　　　　　　 　　　　　観音平より編笠山　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紅　葉 　今日は東雲ハイキングクラブの１０月例会『編笠山』に参加した。小淵沢まで電車で行くのと、登山も厳しそうなので、ヨーゼフとクーはお留守番。 　朝5時半に目覚めると雨が降っている。それも時折強く。一瞬やめようかと思ったが、とにかく起きて支度をしているうちに雨は止み、窓から外を見ると南の空が晴れてきていた。 　不満気なヨーゼフとクーを振り切っておかーさんと2人で家を出た。6時４1分、東村山から国分寺線で国分寺へ、そこから中央線で八王子へ向かった。八王子からのメンバーと7時24分のスーパーあずさ1号に乗り、新宿からのメンバーと合流。8時54分に小淵沢に着いた。 　天気はドピーカン、甲府を過ぎると車窓からは『鳳凰3山』『甲斐駒ヶ岳』の雄姿が電車の進行に合わせ角度を変えて眼を楽しませてくれる。今日の『編笠山』への期待感が広がる。 　小淵沢に集合したのは、私達2人を含め総勢２１人の大所帯。ジャンボタクシー１台とタクシー３台に分乗して登山口の「観音平」に向かった。 　観音平ではさらに、車で来た若者４人（Ｔさんの息子さんグループ）が合流。これから登る『編笠山』を写真に収め、２５人の大部隊は９時半過ぎ、元気一杯に観音平を出発した。 　歩き始めは平坦な遊歩道を行く。次第に山道になり、登山らしくなる。周りは熊笹の原っぱ。そのうち段々勾配が増してくるが、先頭を行くＭさんのペースが速い。「おいおいちょっと速いんじゃないの」と言いながらも、天候が良く気持ちいいのでみんなも平気でついて行く。 　２５人もいると縦にかなり長い列が出来る。広い場所では登山道が幾筋か出来ているので、２、３列に広がって歩いたりした。紅葉も盛りを過ぎて道には落ち葉がいっぱい、その中にも紅や黄に染まった木々もあり写真に撮りながら歩く。 　樹林帯からやがて山腹の右を歩くようになり、権現岳方面への尾根が見渡せる。そこから再び樹林帯に入り、しばらく行きやや開けた場所が「雲海」だ。ここで１回目の休憩をとった。 　結構なペースで登ってきたのでここまで４０分で来てしまった。爽やかな天気で山歩きには絶好の日和だ。ここまでそれ程疲れは感じない。それでも汗っかきのおとーさんはもうＴシャツがびっしょりだ。真冬でも周りの人が暖かそうなフリースやヤッケを着ているのに長袖のインナーで歩いちゃうくらいだから…。 　一休みして今度は次の目標地点、押手川分岐点に向かった。ここからは終始樹林帯を行く。ただ、自然林の中を歩いて行くのと空気がサッパリしているので気持ちはいい。 　段々岩がゴロゴロした道になってきた。シャクナゲの木が増えてきた。花の時期に来たら見事なものだろう。 　大きな岩も出てきて、うっそうとした森の中にそこだけ広場になった場所が「押手川」だ。昔、登山者が水が欲しくて、手で苔を押しのけたら水が出たところから「押手川」の名が付いたとの案内板があった。２回目の休憩をとった。まわりは苔むした感じであまり感じのいい場所ではないな。 　この地点からは山頂へ2ルートあるが、私たちは直登ルートを行き、下山を「青年小屋」経由で「押手川」に戻る周回コースだ。遅れる人も出てきたので、ここからは2班に分かれて行くことになった。 　10分ぐらい休憩すると思っていたら、2班に分かれると決まったらもうみんな歩き始めた。慌ててみんなの後について歩き始めた。 　コース上には大きな岩も出てきて、勾配もきつくなってきた。列も3グループに分かれてきた。やや遅いグループの先に行かせて貰い、第2グループにいるおかーさんに追いつこうと思うが、ペースが同じで追いつけない。 　途中見晴らしのいい場所が2度あり、「甲斐駒ヶ岳」「北岳」「仙丈ヶ岳」の南アルプスの眺望が素晴らしい。もう登山道は岩だらけで脚を上げるのが疲れで辛くなってきた。 　そのうち鉄梯子があり、その上でおかーさんたちが待っていてくれた。風が心地良く5分ほどみんなで休んだ。 　嫌がる脚を叱咤激励して再び山頂目指して進む。勾配がきつい！周りにはもう石楠花の低木で徐々にハイマツ帯になってきた。「本当にホントに頂上はすぐ、ビール、ラーメン…あります。頂上から15分、青年小屋」の看板？を横目で見て、相変わらずゴロゴロ岩を進むとぱっと眼の前が開けてきた。山頂はもうそこだった。 　山頂は広く、青空の下眼前の『権現岳』、八ヶ岳の主峰『赤岳』、『北岳』を始めとした南アルプスの山群、遥か遠くには穂高連峰、中央アルプスの稜線が見渡せ、この上ない昼食休憩となった。 　下山は青年小屋・権現岳方面の標識に従い「青年小屋」へ。ハイマツの間を岩にてこずりながら下りて行くと、中程から突然大岩だらけになる。ペンキに沿って岩から岩へ飛び移り小屋めざして慎重に下った。 　『編笠山』を振り返った後、巻き道と書かれた標識を見て樹林帯の中に突入、下山を開始した。小さな上り下りを繰り返しながらも確実に高度を下げ、「押手川」へ。ここで後続を待つが、先に行って良いとの事で出発した。途中に面白い岩（人面岩）があったので写真に撮ったりして、「雲海」を3時３５分に通過、「観音平」には4時に帰り着いた。 　全員が揃うのを待って来た時と同じにタクシーに分乗して小淵沢に。今回は遅いので温泉も反省会もなし。駅の売店で駅弁「元気甲斐」をお土産に買い、各自缶ビールなどを買い込み、貸し切り状態の甲府行き5時３３分の鈍行に乗車した。 　甲府から６時２３分の特急あずさに乗り換え、無事我が家に到着したのは８時半頃だった。ヨーゼフとクーが千切れんばかりに尻尾を振って出迎えてくれた。 黄　葉 阿弥陀岳（左）、赤岳（中）、権現岳（右） 山頂にて 青年小屋への下り 人面岩？ 下山路で 山名　：　金時山　1,213m) 山行日　：　2003年10月25日 天気：晴れ ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間 　乙女峠登山口 - 9:17 - - - 　休　憩 9:42 9:47 0:25 0:05 0:25 　乙女峠 9:55 10:03 0:08 0:08 0:38 　長尾山頂 10:24 10:24 0:21 - 1:07 　金時山 11:08 11:48 0:44 0:40 1:51 　矢倉沢峠 12:36 12:36 0:48 - 3:19 　仙石原 12:56 - 0:20 - 3:39 　合 計 時 間 2時間46分 0時間48分 3時間39分 　今日は「さくらの会」の１０月例会で『金時山』に行きました。 　おとーさんは会社のゴルフコンペがあって行けなかったので私一人の参加でした。今回もヨーゼフとクーはお留守番。ゴメンね！ 　６時の電車で東村山を発ち、集合場所の新宿西口のバス乗り場に着いた時にはもう皆さん集まっていた。今日は越前谷さんをはじめ８人の参加者があった。 　７時発の小田急高速バス、箱根桃源台行きに乗り、乙女峠に向かいました。首都高が混んでいましたが東名は比較的順調に走れ、御殿場駅を経由して乙女峠バス停に着いたのが９時でした。早速身支度して登山口から先ず乙女峠を目指して出発した。 　歩きはじめると汗が出始めて、２０分ほど歩いたところで何人かが上着を脱いだ。登山口から３０分ぐらいで乙女峠に着いた。 　病の父の為に、山のお地蔵さんに毎日願を掛けていた娘が、その満願の日に父親が元気になったのと引き換えるように倒れてしまい、ついには亡くなってしまった。その娘の為に乙女峠の名が付いたとか…。 　展望台からは残念なことに眺望はえられなかった。ここからさらに２０分ほど登ったところが長尾山頂だった。何にもない広場のような所だった。 　ここから金時山へは２回ほど上り下りを繰り返しがあり、道も狭くなり気が抜けない。目の前に金時山が見えているのだが、なかなか着かない。 　１１時過ぎにやっと金時山に到着した。山頂は沢山の人で私たちの座る場所もないほどだったが、運良く丁度帰り支度の人がいたので、そのテーブルを確保して昼食休憩になった。 　じっとしていると寒くみんな上着を着たが、風があったのでそれでも寒かった。越前谷さんがラーメンを作ってくれたので、みんなで分け合って食べた。温かくて美味しかった。下山したら温泉に行こうとの提案があったので、記念写真を撮り急いで下山を始めた。 　登山道が崩れている所もあり歩きにくい。滑らないように注意して歩いた。下山路は見晴らしが良く、紅葉し始めた山を見たり、笹のトンネルを通ったりと変化のある下山だった 　１時前には仙石原に着き、バスで宮城野に向かった。ここで、以前明神ヶ岳の帰りに寄った「勘太郎の湯」に入り汗を流した。 　温泉から出たあとは、タクシーに分乗して強羅へ。ここから箱根登山鉄道で湯元に出ることになった。乗る前にしっかり「あじさいソフト」を食べた。 　湯元では前にも行った事がある中華料理屋「日清亭」で反省会を開いた。初めて「ノンアルコールビール」を飲んだ。そうそう、湯元では駅前のお店で秀子さんお奨めの「フローズンヨーグルトソフト」も食べました。 　お腹もいっぱいになったところで、５時４８分湯元発の「サポート８号」で新宿へ。電車の中で反省会の続きをしていたメンバーもいたそうですが、私は疲れて寝ていました。 　「さくらの会」のみなさん、お世話になりました。　　　〔吉野　洋子〕 乙女峠登山口 山頂で記念写真 マサカリ担いで 紅葉 山行記のページへ　　　　トップページへ