東雲ハイキングクラブの6月例会で大菩薩嶺に行った。９７年に行ったときは１２月だったので雪もあり、大菩薩峠までで帰って来たので稜線歩きが楽しみだ。先週から梅雨に入り、天気は期待していなかったのだが、天気予報では土・日は曇り。それが何と、今日は朝からお日さまが顔を出し上々の天気だ。ただ、ここ２、３日気温が高く暑さだけがちょっと心配だ。
早めの４時に起き、コンフェデレーションカップの日本対フランス戦を見ながら支度をした。先々週の西沢渓谷の時は中央高速が混んでいたので、今回も余裕を持って６時に家を出発した。ところが道路は渋滞箇所もなく順調で、途中休憩を取りながらも８時には塩山に着いた。青梅街道を奥多摩方面に走り、裂石から上日川峠に向かう。ロッジ長兵衛の横の狭い林道を登ると福ちゃん荘に着いた。時間が遅かったので停められなかったら上日川峠に戻る積りだったが、運良く駐車できた。登山靴に履き替え山荘前のベンチで写真を撮ったりして８時５０分塩山着の特急で来るメンバーを待った。
待つこと約４０分、３台のタクシーに分乗した東雲ハイキングクラブのメンバーがやって来た。みんなの支度が済んで９時４０分、１７名と２匹は福ちゃん荘前を出発した。林道を進むと右に富士見山荘があるが生憎気温が上昇してきていて霞で富士山は見えない。勝緑荘から山道になるが道は歩き易い。４０分ほど歩くと行く手に介山荘の屋根が見え大菩薩峠に到着。写真を撮ったりして約１５分休憩した。下でみんなを待っていたときに会ったシーズーも休憩していた。山でシーズーに会ったのは初めてだ。仲良くしたかったが、吠えられてしまった。
ここからは視界３６０度の稜線歩きになる。日差しが強く気温もかなり高くなってきたが、風がさわやかで気持ちがいい。ところどころ岩場になるが危険な箇所はなく、ヨーゼフとクーも暑さに負けずに元気に歩いていく。遥か下に福ちゃん荘の屋根が見える。親不知の頭、賽の河原、妙見ノ頭（神部岩）などの小さなピークを越え稜線歩きを楽しんでいるうちに雷岩に着いた。
お腹が空いていたがとりあえず先に頂上へ行って来ようと言う事になった。今までの稜線歩きの気持ちよさはなく、ところどころ水溜りのある湿った樹林帯を１０分弱で大菩薩嶺に着いた。虫がぶんぶん飛んでいて、眺望もないので記念写真を撮って早々に雷岩に戻った。
みんな思い思いに岩の上に陣取って食事が始まった。その時ナナント、今まで霞がかって見ることが出来なかった富士山が、朧にでは有るがその姿を現してくれた。残念ながら写真に撮れるほどにはハッキリではなかったが…。ここでちょっとしたハプニング。帰り支度を始めた頃、ヨーゼフを一時的にリードを外したとき、僕らのそばで休憩していた若い（２０代）お姉さんのところに行って、頭などを撫ぜられ満更じゃない顔をしていた。１回呼んだだけでは動こうとせず２回呼んでやっと戻ってきた。無理もないヨーゼフももう１歳５ヶ月、人間で言えば２０歳を過ぎた頃。その時クーはと言うと、昼寝から起きてまだ完全に目覚めていないのか、もう行くのてな感じでヨタヨタとおとーさんの元へ歩き始めていた。
昼食後は唐松尾根を福ちゃん荘へ向けて一気に下る。最初はやや急な道を下るが次第に緩やかになる。途中から樹林帯になり、稜線歩きのさわやかな感じとはお別れ。途中ツツジの花を写真に撮ったりしながら単調な下りを続け、４０分ほどで福ちゃん荘に着いた。ヨーゼフとクーは暑さでやや勢いが衰えたが、それでも元気に歩き通した。
福ちゃん荘からはみんなは歩いて上日川峠へ。ここからタクシーと愛車で塩山温泉に行って汗を流した。車の中は窓とサンルーフを全開にしても暑いので、ヨーゼフとクーは玄関脇にシートを敷いて休ませた。恒例の反省会は先々週も寄った駅前のお店で賑やかに行われた。残念ながらヨーゼフとクーは入れないので、おかーさんとおとーさんが交代で店の前で面倒をみた。
４時過ぎにみんなと別れ帰途に着いた。またまた運転はお酒を飲めないおかーさん。おとーさんとヨーゼフ＆クーは家に着くまでほとんど爆睡していました。
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福ちゃん荘
大菩薩峠にて
親不知の頭へ（後方に介山荘）
稜線歩き
山頂で記念写真
下山路のツツジ |