昨日までは久し振りの丹沢、それもバカ尾根の塔ノ岳に行く積りだったが、クーにはちょっと無理だろうとヨーゼフが最初に登った山、三頭山に行く事にした。 6時半には家を出る予定だったが、朝5時半に起きると外は雨だったが暫くするとやんだので、7時ちょっと前に家を出発した。都民の森駐車場には9時ごろに着いたが、駐車場はかなり混んでいた。今までは8時の開場を待ってはいっていたのだが、今日は停める所を探すような状態だった。 早速登山靴に履き替え、入り口で写真を撮ってから出発。最初は舗装道路を森林館まで歩くが、これが朝一にはちょっと辛い。森林館の下を通り抜け木材工芸センターを過ぎるといよいよ山道になり、鞘口峠まではすぐだ。鞘口峠には休憩所があり何組かの人たちが休んでいた。ここからは急登が始まる。尾根を汗だくになって通過すると山道とブナの路に分かれる。ブナの路の方が歩きやすいが距離はある、私たちは山道を行った。 ただしこちらは木の根っこがあったり、傾斜もきつい。やがてブナの路と合流し、最初のポイント見晴らし小屋を目指す。見晴らし小屋の直前にまた山の路との分岐があるが、ここはブナの路を進んだ。見晴らし小屋から一旦下り、先ほどの山道と再び合流、また登り始める。ここからは段差も出てきてクーには結構きつくなってきた。途中一回、段差をジャンプしたが、登りきれずに横倒しに落ち、木に引っ掛かって止まったこともあったが、それでも元気にヨーゼフのあとをついて行く。東峰には10時半前に着いた。最高点の中央峰はすぐだったが、展望台もあるのでオトーサンとクーのために小休止した。 中央峰へは少し下って登り返すが、10分弱で着く。 山頂は大勢の人でいっぱいだった。三頭山は今回で4回目だが、こんな賑やかなのは初めてだ。ベンチも何箇所かあるのだが、みんな使用中だった。しかし一人で使っていた男性の隣を使わせてもらい、傍らにシートを敷きヨーゼフとクーを座らせることができた。例によってヨーゼフとクーはササミジャーキーとチーズ、私は今回焼きそば、お母さんはスープとおにぎりを食べた。食後にコーヒーを飲んで出掛けようと思ったが、クーが昼寝を始めたので起きるまで待った。ヨーゼフはベンチの下から景色を眺めていた。 下山は南へ10分ほど下ったムシカリ峠で左に道を取り、ブナの路を三頭大滝まで沢沿いに下った。何箇所かで沢を渡るが、細い流れとはいえクーには怖くてなかなか渡れない。一回は勇気を出して水の中(と言っても水深4、5cmぐらい)を歩いて渡ったこともあった。ヨーゼフもちょっと離れた岩に飛び移ろうとして失敗し、水に落っこちたこともあった。約50分で三頭大滝に着き、滝を見物しながら休憩した。ここからはチップを敷き詰めたとても歩きやすく、気持ちの良い道を森林館まで歩き、最初に歩いた舗装道路を下ると駐車場だ。 1時半に駐車場着。売店でソフトクリームを食べ、冷たいジュースを飲んでから帰途に着いた。 今日は天気も良く、楽しいハイキングだった。ここ都民の森は家から比較的近く、展望もよくコースもいろいろあり楽しめる。休憩ポイントも東屋やベンチが設置されていて良く整備されている。おまけにブナの森なので気持ちが良く、野鳥もいっぱいいる。笹尾根への縦走もあり、東雲ハイキングクラブの方たちとも一度来たいものだ。今回もヨーゼフとクーは会う人ごとに誉められ、可愛がられて幸せだった。
今日は大岳山に行った。でも一昨日の昼過ぎからおとーさんは頭痛がしていて、昨日、O-DOGの『わんわんお掃除大作戦』から帰ってきた後熱が出て、明日はちょっと無理だななどと言って薬を飲んで9時には寝てしまった。それでも今日起きると熱が下がっていたので行くことになった。全然支度をしていなかったので大急ぎで用意して、それでやっとこ9時ごろに家を出た。 今までは御岳山から大岳山を目指したけど、今回はクーにも少し楽なように標高差の少ない、距離が短いコースを選んだ。『コーギー犬・マロンの勝手に百名山』に紹介されていた、大ダワから登るコースだ。ここだと登山口が1000m位で山頂まで標高差が300m弱しかない。距離も約3.5キロで、クーにも大きな負担にならないだろう。 五日市を過ぎて本宿からは北秋川に沿って走り、神戸岩入り口を右折、神戸岩のトンネルを過ぎるとゲートがあり、崩落のため通行止めの看板があった でも道路の真ん中ではなく、車が通れる幅があったので行ってみることにした。途中落石や倒木があったが危険なこともなく最高点の大ダワに着いた。10台近く停められる駐車スペースには3台の車が駐車していた。ゲートの看板には奥多摩側には行けませんと書いてあったが、登山靴を履いているとき奥多摩側から車が上がってきた。 登山口の写真を撮って、いつもの山よりかなり遅い10時43分に登り始めた。4、5分登ると御前山の分岐があり右に道をとる。檜の植林帯(まだ若木)があり視界が開けたが 直に新緑に視界が奪われ次の分岐点が現れた。左に行くと鋸山を通って最後あの長い階段が待っている奥多摩駅への道。ここからは尾根道になり道標に『大岳山へ3.5㎞』と書いてあった。何度か上り下りを繰り返すが道は歩きやすく、周りは杉・檜がなく若葉の色も鮮やかな新緑に輝いていた。ヨーゼフとクーも元気に歩いて行く。ヨーゼフは分岐点からノーリードにしてあげたので楽しそうにしている。自然に速くなっても少し先で待っているし、おとーさんとおかーさんの姿が見えなくなると駆け足で戻ってくる。途中からクーもリードを外してあげた。喜んでヨーゼフの後をついて行った。そうしたら突然、クーが5mほど谷へ転げ落ちてしまった。葉っぱに引っかかったクーをおとーさんが必死で木を伝い救出し大事に至らなかった。 登山道の両脇に笹が出てきてしばらく行くと、左手に大きな杉の根元にとても屋根だけみたいな小さな祠があり、ここから20mぐらい先に『馬頭刈尾根』との分岐があった。御岳山からだと多分大岳山荘ぐらいの位置か?いよいよ最後の登りだ。岩も出てきたので、クーはリードをつけ、段差のあるところは抱え上げて登った。この急登を越えて山頂間近でヨーゼフもリードを着けた。 山頂はかなりの人で賑わっていた。ちょうど空いた岩に腰掛け早速食事にした。ヨーゼフとクーにはシートを広げてあげる いつもどおりヨーゼフとクーはササミジャーキーとほねっこを食べる。大岳山はヤマガラやコガラが餌をねだりに来るのでひまわりの種も持っていった。犬がいても餌を取りに来るか試したら、少しは警戒したようだがいつもどおり食べに来た。おかーさんの手にも餌を食べに来ていた。写真をよーく見てみると手の先にコガラが止まっているのが見えます。 1時間ほど休んで下山を始めた。下山は往路を戻った。ヨーゼフは最初から、クーも岩場を抜けてからノーリードで歩かせた。2人とも元気いっぱいに登山口まで歩き通した 心配した天気も、午後は崩れるとの予報だったが、暑くもなく寒くもなく穏やかな気候で、今日も楽しいハイキングができた。山頂や途中で会った登山者にヨーゼフもクーも人気者だったし、登山の途中で変な音が聞こえてきた時があったが、しばらくしてすれ違った外国人が首から法螺貝をぶら下げていたので答えが出た。この外人さんには下りにもすれ違ったのでどこまで行って戻って来たのか?ひょっとしたら御前山まで行って来たのだろうか。珍しい外人さんにも会えたハイキングであった。
所沢で特急『ちちぶ7号』に乗り、集合場所の飯能に向かった。8時9分に飯能に着くと、もう皆さん勢揃いしていた。名郷行きのバス乗り場にはすでに大勢のハイカーが列を作っていたので、私たちはタクシーに分乗して行くことにした。 9時過ぎに登山口のある名郷に着き、身支度を整え出発。折悪しく霧雨 が降ってきたが、総勢9名と2匹は元気に歩き始めた。名栗川を渡り、林道をしばらく行くと右に道標があり、ここから山道になる。小さい沢を渡り杉林の中を沢に沿って登って行く。やがて沢から離れて尾根を目指す。林道終点から30分ほどで尾根に出た。 ここからは蕨山まで尾根道を行く。ヨーゼフはノーリードにしてあげた。最初のうちは緩やかだったが、段々急な登りも出てきた。ヨーゼフは先に行って待っていったり、あまり先に行き過ぎて私たちが見えなくなると急いで戻ってきたりして、元気そのものだ。そのうちこれより岩場の標識があり、 ちょっとした岩場になった。手を使うような所ではなかったので、ヨーゼフ は一人で登って行ったが、さすがにクーは助けが必要だった。岩場を過ぎて2度の急登を登りきると分岐点に出た。本当の山頂はここを右に3分ぐらい行った所にあるが、展望もなく以前行ったこともあるので、我が家は左に道をとり、現在の山頂に向かった。 山頂には一組のハイカーがいただけだったが、私たちと同時期に何組かが来た。早速みんな思いおもいにベンチやシートを敷いて昼食になった。さくらの会に参加したときは前にもシチュー類を持って行ったので、今回は豚汁を持ってきた。お椀に注いでいくと量ったように9人分ピッタリだった。 丁度霧雨もやんで、ゆっくり食事をとることができた。汗と雨でびっしょりの Tシャツで冷たくなった身体に暖かい豚汁はとても美味しかった。普段あまり食べないヨーゼフも今日はお腹が空いていたのか、ハムとチーズを美味しそうに食べていた。クーはいつもどおりちゃんと食べていた。おまけに豚汁の肉も…。 下山は河又方面(さわらびの湯)へ向かった。山頂直下の急坂を下りたところに道標があり、蕨山0.5キロ、河又6.5キロと書いてあったので7キロの道のりだ。長いなーと思いながらも穏やかな尾根道を歩き、着実に高度を下げていく。右に自然林、左に杉林に囲まれた歩き易い道だが、今日は雨で滑りやすくなっていた。藤棚山、大ヨケの頭を過ぎ金比羅神社跡 で尾根歩きは終わり、 杉林の中を進んだ。途中、見晴らしでは本来は名栗 湖が見下ろせるのだが、今日の天気ではそれも叶わなかった。かなり下って丸太を組んだ小さな橋を渡り、民家を右に左に墓地を見るともう『さわらびの湯』だ。 今日は天候に恵まれず、山頂からの眺望のなく残念だったが、久し振りに歩きでのある山行だった。ヨーゼフも10キロ超の長丁場を歩き切った。お陰で足は真っ黒になってしまった。クーは下りはずっと抱っこで楽チンしていた。皆さんは『さわらびの湯』に入って、その後はお約束の反省会をするが、私たちは真っ直ぐ帰ることにした。飯能までのバス、飯能からの東村山までの電車と、例によってヨーゼフとクーは良く寝ていた。おとーさんとおかーさんもバスの中ではウトウトしていました。
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