《２００２年７月の登山記録です》


山名　：　燧ヶ岳　2,346m 山行日　：　2002年７月13～14日
天気：晴れ時々曇り
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間
　御池 - 5:37 - - -
　広沢田代 6:35 6:45 0:58 0:10 0:58
　熊沢田代 7:37 8:00 0:52 0:23 2:00
　雪渓上部 8:56 9:09 0:56 0:13 3:19
　俎嵓 9:39 9:44 0:30 0:05 4:02
　紫安嵓 10:13 11:47 0:29 1:34 4:36
　（休憩） 12:45 12:53 0:58 0:08 7:08
　（休憩） 13:51 14:00 0:58 0:09 8:14
　下田代十字路 14:39 - 0:39 - 9:02
　合 計 時 間 6時間20分 2時間42分 9時間02分

　　今回で２回目の燧ケ岳。
　前回は小雨で何も見えず残念な思いをしたのだが、今回は晴れそうなので期待が持てた。
　広沢田代、熊沢田代の二つの湿原はとても気持ちのいい所だ。このあたりからは会津駒ヶ岳を望む事ができた。
　熊沢田代からの急登は、まだ雪渓が残っていて前回のガレよりは歩き易かったが急にバテてしまった。やはり夜行バスで眠れなかったのが響いていたのか？　　やっとの思いで着いた、最初のピーク俎嵓は人でいっぱいだった。
　早々に退散して昼食は紫安嵓でとった。ここからの眺めは最高だった。男体山、皇海山、武尊山、眼下には尾瀬沼、尾瀬ヶ原その先には至仏山。それまでの疲れが吹っ飛んだ。充分前回の分を取り返した気分。
　翌日は三条の滝に寄る組みと尾瀬ヶ原を散策して山の鼻に行く２組に分かれて行動した。尾瀬ヶ原はニッコーキスゲが真っ盛りだった。　



山名　：　木曽駒ヶ岳　2,956m 山行日　：　2002年７月21日
天気：晴れ
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間
　千畳敷 - 13:06 - - -
　乗越浄土 13:44 13:51 0:38 0:07 0:38
　北御所コース９合目？ 14:06 14:06 0:15 - 1:00
　乗越浄土 14:20 14:20 0:14 - 1:14
　頂上山荘 14:43 15:02 0:23 0:19 1:37
　木曽駒ヶ岳 15:19 15:49 0:17 0:30 2:13
　頂上山荘 16:00 - 0:11 - 2:54
　合 計 時 間 1時間58分 0時間56分 2時間54分

　６時半過ぎに自宅を出発。
　管の平バスターミナルをうっかり見過ごしてしまい黒川平のバス停まで行ってしまった。１台目のバスは超満員で乗れず、２台目に何とか乗り（幸運にも補助席であるが座れた）しらび平に着いたのはいいが、ロープウエイ待ちの人で溢れていた。３時間待ってやっと機上？の人となった。

　千畳敷は観光客と登山者（完全に極少数派）が入り乱れていた。
　ジグザグの登山道を先行者を追い越しながら汗だくになり乗越浄土に着いた。
　さてどちらに行くかと、ろくに道標も見ずに歩き出し最初は登っていたが、ふっと気がつくと降り始めている。
　何かヘン！　向こうから来た単独行の登山者（彼とはこの先ずっと一緒だった）に「木曽駒はこっちですかね？」と聞くと「ボクは登って来たんですよ。こっちに行くと降りちゃいますよ」ときた。

　それからまた乗越浄土に戻り、今度はちゃんと今夜泊まる予定の宝剣山荘に辿り着いた。
　受付のお兄さんの「今日は団体が入って超満員ですよ」の一言で即、頂上山荘に予定変更、中岳は巻き道で大幅に時間短縮して山荘到着。直ぐカメラと水とおやつを持って頂上へ向かった。
　生憎ガスがかかってきて遠くは見えない。駒ヶ岳神社にお参りして早々に山荘へ戻った。小屋を替えたのは大正解だった。お陰で夜は８、９畳ぐらいの部屋に６人でゆったり寝られた。
　今日はいろいろあったなー。それにしてもガスってて千畳敷からの宝剣岳をカメラに収められなくて残念だった。



山名　：　宝剣岳　2,931m 山行日　：　2002年７月22日
天気：曇り
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間
　頂上山荘 - 5:30 - - -
　宝剣山荘 5:48 5:48 0:18 - 0:18
　宝剣岳 6:08 6:12 0:20 0:04 0:38
　三ツ沢分岐 6:40 6:40 0:28 - 1:10
　極楽平 6:50 6:50 0:28 - 1:20
　濁沢大峰 7:57 8:30 1:07 0:33 2:27
　檜尾岳 9:50 10:02 1:20 0:12 4:20
　熊沢岳 11:31 11:45 1:29 0:14 6:01
　東川岳 12:51 13:05 1:06 0:14 7:21
　木曽殿山荘 13:20 - 0:15 - 7:50
　合 計 時 間 6時間33分 1時間17分 7時間50分

　今日が今山行の正念場。今日も中岳は巻いて省エネを心掛け宝剣岳へと向かう。
　見た目どおりの岩峰！大岩をへずったり、這い登ったりとカミさんは手足が短いので苦戦していた。直ぐそこなのに時間が掛かってしまったがとにかく頂上へ辿り着いた。
　狭い！こんな狭い頂上は初めてだ。ガスっていたのと居心地が悪いので直ぐ出発。稜線に出るまでがこれまた大変で、下りの方が断然恐い、特にナイフリッジと呼ばれているとこは思わず四足になっていた。
　三ツ沢分岐から極楽平は花を観賞しながらハイキング気分（これからの事も知らず）だった。
　登り下りを繰り返し一路空木岳を目指す。南アの白根三山縦走を思い出した。あちらは樹木はなかったが、こちらは２７００ｍあるのに登り下りは木々の中、眺望はないし暑くてかなわなかった。
　濁沢大峰で朝飯を食べ、あとはピーク毎にきちんと（？）休憩。檜尾岳からはガスも晴れて行く手に空木岳の雄姿が見えてきた。あれっ！まだ随分あるなーなどとぼやきながらも黙々と歩いた。
　最後のピーク東川岳では空木岳の山頂へ伸びる登山道が見える。結構な急登だ、嫌だななんて思いながらももう戻れないし観念してとにかく山荘へ急降下した。
　山荘は改築したばかりで入り口は普通だが中はきれいだった。チェックインするとお茶とお茶菓子が出た。山小屋でこんな経験した事ない。近くに木曽義仲の力水があると聞いて水筒を持って出掛け、その水でコーヒーを淹れた。美味い！
　それにしてもタフなコースだった。



山名　：　空木岳　2,864m 山行日　：　2002年７月23日
天気：晴れ
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間
　木曽殿山荘 - 6:00 - - -
　第１ピーク 6:42 6:42 0:42 - 0:42
　空木岳 7:21 7:50 0:39 0:29 1:21
　駒峰ヒュッテ 8:00 8:00 0:10 - 2:00
　分岐 8:44 8:44 0:44 - 2:44
　ヨナ沢の頭 9:32 9:40 0:48 0:08 3:32
　マセナギ 10:25 10:25 0:45 - 4:25
　池山避難小屋 10:50 11:07 0:25 0:17 4:50
　鷹打ち場 11:39 11:39 0:32 - 5:39
　林道終点 11:59 - 0:20 - 5:59
　合 計 時 間 5時間05分 0時間54分 5時間59分

　今日は空木岳をクリアすればあとは得意の下りだけ。
　山荘前で八ヶ岳から昇る朝日を写真に収め、山荘で暖かい食事をして出発した。
　標高差３００ｍ弱、山と高原地図のコースタイムでは１時間３０分となっている。そんなに掛かるかな、１時間ぐらいで行けるだろうと思っていたが甘かった。だいたい頂上までにピークが２つもあるなんて知らなかった。
　結局１時間半近く掛かって到達した。
　山頂では絶景かな、絶景かな！八ヶ岳、甲斐駒、仙丈、北岳、乗鞍岳、御岳山、４月に登ったばかりの恵那山、昨日歩いた縦走路の先には宝剣、木曽駒が、苦労した甲斐があった。ちゃんとご褒美があった。これだからまた山に来ちゃうんだよね。

　下山は駒ヶ根に向かって長い道中が待っている。先ずは駒峰山荘に向かって一気に降りるが、木曽殿側と違って傾斜も緩く岩場もないので楽だ。
　駒石を過ぎて暫くすると樹林帯に入る。ヨナ沢の頭から先は迷い尾根と言い、小地獄、大地獄がある。昔は整備されてなくて事故も多かったらしいが、今はそんな危険な感じはなかった。マセナギもそれと気づかずに過ぎてしまった。
　池山避難小屋は山荘といったきれいな建物、登山道脇には水場もあり冷たい水が疲れた身体に心地よかった。それとここにはタクシー会社の電話番号が記された板札があり、林道終点まで迎えに来てくれるとあった。こんな親切を無にする訳にはいかずと早速電話した。お陰で管の台までの１時間を短縮できた。その分ゆっくり温泉に浸かり、昼ご飯を食べられた。
　木曽殿山荘には満員ではないが、それでもかなりの登山者が泊まっていたが、多くても精々３、４人のパーティーでほとんどが単独行か２人のパーティーだった。そんな訳でいろんな人と話ができ、これもいい経験だった。

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