メイが天国へ旅立ちました 
  2021.07.28(水)
天気:晴れ 
7月28日早朝午前7時、メイが11歳で天国へ旅立ちました。
11歳と半年。突然訪れた死。そしてあまりにも早い旅立ちでした。
我が家に、メイにとって、あまりにも急な出来事でした。
ここ1年ぐらいメイちゃんの体調はあまり良いとは言えませんでした。
6月27日(日)、何かあるといつも行くクリニックに心臓の専門医が来る日でした。
そこで下された診断結果は「僧帽弁閉鎖不全症」。ヨーゼフと同じ病でした。
今は良い薬があるので、当面は薬で様子を見ることにしました。
厄介なことに「僧帽弁閉鎖不全症」は治らない病気です。以前から「メイちゃん、ちょっと雑音が聞こえるね。心配だね。散歩のとき、疲れるようだったら抱っこして下さい」と主治医の先生には言われていましたが。
その後症状は一進一退、あれほど大好きなおやつも横を向いてしまったり、反対に駆け足で貰いに来るほど元気になったりと私たちをやきもきさせるほどでした。
メイは心臓の他に消化器が思わしくありませんでした。以前から極端な軟便である時は形にならないこともたびたびありました。その都度薬を変えたり、量を調整したりしてました。一時は普通の便が出るようになりましたが、最近はチョビッとしかウンチが出ない日もありました。主治医の先生は検査をすると腸管が太く、蠕動運動が殆どなくなっているとの事でした。
お腹を開くことは比較的簡単ですが、メイちゃんの歳を考えると麻酔は体力が心配で、やるにはリスクが大きいと言ってました。薬で改善する方向でした。
そんな毎日でしたが、7月25日「(日本獣医生命科学大学(ニチジュウ)」の心臓専門医(6月27日にも診てもらった。一か月に一回来ている)に再審して頂いた。
その結果は心臓が以前診た時より小さくなっているとの事だった。これは良い傾向で薬の効果が出たのだろう。先ずはホッとしたものでした。

でもそのホッとは長くは続きませんでした。
翌26日はいつもと変わらず朝の散歩から始まり、何事もなく過ごしました。
27日はメイは朝の散歩から元気でおかーさんが昼まで出掛けていたけど、私とのんびり過ごしていました。夕飯時は食事を見事に完食、薬もすべて食事と一緒に食べました。最近は食事も全部食べられない日が多くなっていたので元気が回復して良かったと私たちは喜びました。試しに私が「メイちゃ~ん、おやつだよ」と呼びかけると台所から駆け足で貰いに来ました。最近は腸の調子が悪いので犬用のお菓子「ボーロ」をあげていましたが、調子が良いのかお座りして私を見上げてお変わりをねだるようでした。
それから1時間半ぐらい経ったころでしたか、突然食べたものを戻してしまいました。それからさらに一時間ぐらいしたころ、ク~ンというような小さな声が聞こえてきたような気がしました。今日は最近になく元気な様子だったので、テレビを見ていて気が付かなかったのですが、そのうち私に悲しそうな声が聞こえました。
それは今まで聞いたことない悲しい声でした。
おかーさんにメイの様子がおかしいから病院に連れて行こうと言いました。
以前、主治医のクリニックに聞いたことのあった所沢市にある夜間救急医療センターをやっている「日本小動物医療センター」へ電話してメイを連れて行きました。
途中で道を間違い着いたのは11時ごろでした。こんなご時世なので、コロナの関係で診療所内へは付き添いは一人だけでした。おかーさんが付いて行き私は車で待っていました。着いてすぐ外で簡単な診察をしました。
診療所に入って1時間ぐらいでおかーさんとメイが出てきました。おかーさんに聞くと、先生の診たところでは着いた時より脈拍等も落ち着いたよう。ただ、お腹に腹水が溜まっているようだとの事。特に処置はなく診察だけだったよう。明日掛かりつけの病院に行きなさい。急変したらまた来なさいと言われた様です。。
先ずは今日はこのまま帰って、明日地元のクリニックで診てもらう事にしました。
家に帰ったのは午前0時を過ぎてました。とりあえずメイはいつも通りおかーさんと寝ました。私はひとりベッドに入りました。
でも気になってなかなか寝付けません。おかーさんが階下に行ったのも知ってます。
我が家の始まりは毎朝6時起床。これは山やゴルフ、旅行等で早出する以外ヨーゼフやクーがいた時から習慣になっています。ですから朝の散歩は6時半過ぎ。
でも昨日の今日だから5時ごろに目覚ましを7時にセットし直しました。
これが結果的に私の大きなミスにつながりました。
7時に起床してして洗顔していると階下からおかーさんが私を呼んでます。
「ここにいるよ~」と応えていると、おかーさんが2階に来ました。メイを抱いて。その時言った言葉が「おとーさん、メイが死んじゃった」
「エッ」私。
あのヤンチャだったメイが。
俄かには信じられない気持ちでおかーさんからメイを抱き上げた。
メイの死を目の前にして悔やまれる想いが頭をよぎった。
きっとメイまだまだ生きたかったに違いない。
まだまだおとーさんとおかーさんと一緒に暮らして欲しかった。
メイだって一緒にいたかったに違いない。
あれもしてやれば、これもしてあげればの想いが・・・
まだ死を受け入れられない。
 
 
メイが我が家に来て3日目。もうイタズラぶりを。
 
 

やすらかに眠りにつく。メイ今までありがとうね。
 

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