ヨーゼフの命日に思う事

今年もまた、名も知らぬ黄色い花が玄関脇に咲きました。ヨーゼフが旅立ったとき咲いていた花。 その日の早朝に私が涙ながらにヨーゼフに添えた花。 私の一番好きな一枚 ヨーゼフが亡くなって、もう２年が経ちました。 昨年の今日も思ったのですが、ついこの間のような気がします。月日の経つのは早いものです。 あの日は寒い日でした。前日２０度以上あった気温が、１３度しかない日でした。それも朝のことで時間とともに気温が低くなった一日でした。 今は、以前ほど毎日ヨーゼフのいない寂しさに打ちひしがれることは少なくなりました。 時間が経つという事は寂しさや悲しみの心を癒してしまうのですね。たった２年で普段の生活に戻してしまんなんて。 でも、それはヨーゼフへの想いを断ち切ることではなく、毎日の生活の中で、いつまでも悲しんでいてはいけないと言う事なのかも知れません。私の部屋にあるヨーゼフの写真に、毎日朝の挨拶を、寝る前にその日の出来事を語り掛ける日々は変わりません。 今はただヨーゼフとの思い出に浸ることしかできない私です。 ヨーゼフの存在の大きさに改めて気づかされます。 ヨーゼフが亡くなった時、私は深い悲しみに陥りました。 それは何とも表現のしようがありませんでした。何をする気にもなりませんてした。 ヨーゼフのしぐさ、笑顔、一緒に旅した日々。そのどれもが楽しい思い出。それらを思い出してしまう毎日でした。 今はクーとメイが傍にいてくれます。 クーは１１月が来ると１４歳になります。ヨーゼフより２歳年上になります。 クーは元々分離不安の甘えん坊でしたが、ヨーゼフが亡くなってからその傾向がとても強くなりました。 体力も大分落ちてきました。毎日、寝てることが多くなりました。 仲の良かった二人 出掛けるのは今でも大好きですが、翌日まで疲れが残ることがあるようです。 メイは６歳、まだまだ元気です。ヨーゼフと一緒で私の耳を舐めるのが大好きです。 ヨーゼフは私だけでなく、クーに対しても同じでした。そこはメイと違っていました。 クーはヨーゼフと本当に仲が良かったです。１０ヶ月違いで我が家の家族になり、性格は違いましたが犬種を超え、まるで真の兄弟のようでした。 メイは二人とは年が離れていることもあり違いました。最近はクーの居場所を取ってしまうことが多くなりましたが、どこかやっぱり遠慮？があるようです。クーが行けばすっと退きます。。 クーとメイの関係、ヨーゼフがいたらどうなんでしょう。一番力がないようだったヨーゼフですが、やはり我が家ではリーダーだったでしょう。ヨーゼフがいた時と同じように、並んで写真を撮るときもヨーゼフが真ん中に入り、「クーちゃん、メイちゃんちゃんと前を向いて」とリーダーシップを発揮していたことでしょう。 ヨーゼフにはそんなところがありました。彼はリーダーとしての資質が確かにありました。 クーは待つことが苦手になってきました。メイは相変わらず落ち着きがありません。 今、ヨーゼフは空から「クーちゃん、メイちゃん、我がままを言わないで、おとーさんとおかーさんの言う事をよく聞いて、いい子になってね」と思っていることでしょう。 ヨーゼフは今は遠い遠い空の上から地上を見守る神様です。 ヨーゼフ、これからも私たちを見守ってね。

日記のページへ　トップページへ