メイが２歳になりました

誕生日の定番、ステーキを前に椅子に座っておとなしく待ちます。 もちろん、ヨーゼフとクーもご相伴にあずかるため、周りに控えてます。

誕生日になくてはならないケーキも。

台所でおか―さんがステーキを切っているのでジッと見てます。

「おとーさん、クーちゃんが前に行っちゃったよ」

おか―さんがステーキをみんなに分けてくれました。野菜もちゃんと入ってます。

「いただきま〜す」いつものことですが、ヨーゼフは出遅れてます。

「クー兄ちゃん、まだある？」 「おれも食べ終わったよ。食いしん坊だな、メイは」

「一応確認しよう」 「クーちゃん、みっともないよ」

「クー兄ちゃんが僕の茶碗なめてるからおか―さんに言っちゃおうっと」 「メイ、どこ行くんだよ」

今度はケーキです。でも犬用じゃないのでほんの少しです。あとは おかーさんとおとーさんで食べて、メイの誕生日を祝うからね。

再び「いただきま〜す」

メイ、早くも食べ終わりました。

「おかーさんにお代わり頼も〜っと」

「あ〜美味かった」

ヨーゼフも「美味しかった」

メイの頼みが効いてお代わりが出るようです。

クーとメイはかぶりついてますが、ヨーゼフは「もういいや」

またまたメイが一番です。

「少しちょうだいよ」、「あげないよ〜だ」

自分たちは食べ終えて、ヨーゼフが食べさせてもらうのを見てます。

「おいしい夕飯だったな。毎日誕生日だといいんだけどな」 おかーさん、おとーさん、また誕生日お祝いしてね。

おとーさんが２年前、ペットショップで店員の勧めで抱いたマルチーズの仔犬。 その日に連れ帰ったのがメイです。 メイは最初、ケージから出たがらない子でした。 ホントは出たいけど何か警戒した様子でした。 もしかしたら、ペットショップにいた時人間不信になった体験があったのかもしれません。 今、メイはケージから出るのが待ち遠しい毎朝です。 メイは我が家の狭い部屋の中を元気に走りまわっています。

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