2005年12月の山行記録です


 先週は久し振りに山歩きをお休みしたので、今週はどこかに行こうとおかーさんとは暗黙の約束になっていた。前日帰宅して「何処に行く?」と聞くと、「まだ決めていない」といつもの通りだったので、「じゃ大岳山にしようか」となった。「大岳山」は天気が良ければ「新青梅街道」から見られる、我家では奥多摩の盟主だ。

大岳山   1,226m 2005年12月3日
天気:晴れ
到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 大ダワ登山口(鋸山林道) 9:30
 鋸山分岐 9:41 9:41 0:11 0:11
 大岳山 10:58 12:00 1:17 1:02 1:28
 鋸山分岐 12:56 12:56 0:56 3:26
 大ダワ登山口(鋸山林道) 13:05 0:09 3:35
 合計時間 2時間33分 1時間02分 3時間35分
これから出発

 6時に起床、今朝はかなり冷え込んでいる。山頂は寒いだろうとザックにダウンを詰め込む。ヨーゼフとクーはまだおかーさんの布団の中でぬくぬくしている。

 7時に出る予定だったが、吉野時間で7時15分ごろ出発。ヨーゼフとクーもこの頃には山に行けるのが分かるのか張り切っていた。

 途中のコンビニ(最近良く利用する)で食料を仕入れ、登山口のある「大岳山」と「御前山」の間、大ダワに向った。
 新青梅街道を青梅まで、ここから秋川街道を五日市駅から秋川沿いに進む。本宿からは北秋川沿いを行く。千足や白倉からは馬頭刈尾根に出る登山道がある。来年は白倉から登ってみたいと思っている。
登山道(マウスを置くと変わります)

 神戸岩入口で右に曲がり、神戸岩を通り鋸山林道を上って行く。ところどころ落石が転がっているが、以前台風の後に来た時は、道には倒木があって走りにくかったが、今回はスイスイと走れた。

 林道の最高地点(994m)大ダワに2時間ほどで着いた。途中1台の車とすれ違ったが、峠には1台もなかった。

 車から出ると風が強く、とても寒い。クーは平気そうだが、2、3日前にトリミングに行って短く刈ったばかりのヨーゼフは震えていた。ここは陽が当たらず風の通り道なので寒いけど歩き出せばすぐ暖まるだろう。

 スタートの写真を撮って早速出発した。
ヨーゼフ(上)とクー


 スタートの20m程は二手に分かれている。左は木段で、右は普通の山道だ。私たちは階段が苦手なので迷わず右手の道を進んだ。

 5分足らずで分岐点に出る。左は鋸山を巻いて奥多摩への道。ここを右に行く。右側が大きく開け、今通ってきた林道のガードレールが白く山肌を縫っている、その向こうには御前山がそのどっしりとした姿を見せている。ここは晴れてはいるが、遥か富士山方面は厚い雲が掛かっている。

 さらに5、6分行くと尾根道になり、鋸山からの道と合わさる。ここからは尾根道を大岳山に向って進む。
 自然林と杉や檜林が交互に出てくる。足元には枯葉が敷き詰められて気持ちがいい。

 このコースはあまり人と行き会わないのでヨーゼフとクーのリードを外してあげた。クーは先に行きたがるけど、ちょっと行っては後ろを向いて待っている。二人ともとても楽しそうだ。山に来ると眼の輝きが違う。
途中登山者2人とすれ違ったが、ヨーゼフとクーはおとなしく足元で通り過ぎるのを待っていた。ヨシヨシ!

 ほとんど標高差のないコースだが、それでも何度か小さなピークを越えたり、巻いたりして1時間強歩くと、山頂への最後の急登が待っている。。遠くから見ると特徴ある大岳山の△部分の基部である。御岳コースなら大岳神社からの登りにあたる。
祠と鎖場(マウスを置くと)

 ここのちょっと手前に簡素な小さい祠がある。誰がいつ設けたのか、どんな謂れがあるのだろう。

 山頂への急登に取り付く。岩も出てきて鎖もある。ここからはヨーゼフとクーにリードを着けた。
 半ばぐらいで一旦平坦な道になるが、すぐに岩場になる。
 ヨーゼフは果敢に岩に飛び上がっていくが、クーは抱き上げるようになった。一箇所だけヨーゼフも自分では上がれないところがあった。
 20分ほどの格闘で山頂に到着した。
御前山と三頭山(奥)

 山頂にはまだ3組ぐらいのグループしかいなかった。
 浅間尾根、笹尾根越しに富士山を見ると、厚い雲が掛かっていて頭の方はまったく見えなかった。三ツ峠山ははっきり見えるのに…。

 コンビニで買ってきた鍋焼きうどんを温める。今日は趣向を凝らしていつものラーメンから変えてみた。
 温まったところで先ずはおつゆを、おっいける。ヨーゼフとクーもお腹が空いているのでジャーキーをあげる。

 そうこうしているうちに続々ハイカーがやって来た。あっという間に山頂は3、40人ぐらいのハイカーで賑やかになった。
山頂で

 大ダワでは風が強くてとても寒かったけど、ここは風もなくお日様のお陰で暖かくて心地良かった。

 1時間ほどのんびり休憩して下山することにした。

 山頂直下の岩場は砂利で滑りやすく、登りと同じ時間を掛けて下った。
 急斜面を下りてからは枯葉の道を快調に登山口に向った。

 登山口に着くと、ここはやはり寒かった。急いで車に乗り込んだ。
 帰りは奥多摩に行ってみた。案内板には通り抜けられませんと書いてあったけど、以前来た時に奥多摩側から車が上って来たのを見ていたので、もし通行止めだったら戻る積りで行ったけど、結局スンナリ奥多摩に出られた。
 あとは吉野街道、新青梅街道と我家に戻った。



   



 東雲ハイキングクラブの12月例会で伊豆の『達磨山』と『金冠山』に行ってきました。
 毎年12月は忘年山行と銘打って1泊で忘年会を兼ねていて、恒例の表彰式も行われる。
 今年はおかーさんの6年連続と私の3回目の皆勤賞がある。晴れていれば駿河湾越しの富士山を堪能できるので楽しみだ。

金冠山・達磨山   982m 2005年12月17日
天気:晴れ
到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 達磨山登山口(西伊豆スカイライン) 11:14
 達磨山 11:25 11:32 0:11 0:11
 車道 11:44 11:44 0:12 0:30
 戸田峠 12:16 12:16 0:30 1:02
 金冠山 12:34 13:11 0:18 0:37 1:20
 だるま山レストハウス 13:43 0:32 2:29
 合計時間 1時間45分 0時間44分 2時間29分

 今回はバスハイクなのでザックの中に小さいザックを入れた。歩く時は小さいザックだ。
達磨山登山口

 ヨーゼフとクーは1泊なので残念だけどお留守番。

 天気予報では今日、明日は今冬一番の冷え込みになるとのこと。十分厚着して家を出た。
 寒いけど空気は澄んでいて、駅への道すがら遠く奥多摩の大岳山がその特徴ある山頂を見見せていた。

 7時20分、新宿西口に集合なので、6時29分の東村山発の電車に乗る。
 集合場所に行くともうほとんどのメンバーが来ていた。全員で21人だった。バスは27人乗りなので楽々だ。

 バスは7時半過ぎに新宿を出発。首都高、東名と一路伊豆に向った。厚木を過ぎると右に大山がどっしりとした姿を見せてくれる。そのうち眼の前に富士山も顔を出す。
達磨山からの富士山

 東名足柄サービスエリアで休憩。沼津で東名を降り、修善寺方面に向かう。

 沼津アルプスの山並みを右に見て、修善寺から戸田方面に18号線を行く。
 ゴルフ場を過ぎるとやがて「だるま山高原レストハウス」に着いた。今日のハイキングの終点だ。
 ここでトイレ休憩をとり、再びバスに乗り込み『達磨山』登山口に向った。

 レストハウスの先の戸田峠で左に曲がり、西伊豆スカイラインに入る。10分ほどで小さな駐車場に停車。達磨山登山口がある。

 車を降りると強風が吹きまくっていた。
 ここでバスは先程のレストハウスへ戻っていった。
達磨山


 いよいよハイキングのスタートだ。駐車場の脇から続く登山道は整備された階段状の道だ。
 周りには高い樹木はなく、笹が生茂っている。

 左側に駿河湾越しの富士山を見ながら歩いて行くと、頂上には10分ほどであっけなく到着した。
 富士山や伊豆の山並み、眼下には港を中心とした戸田の町など展望はいいが、風が強くて長居はできない。写真を撮ったりして次の目的地『金冠山』に向った。

 真直ぐに伸びた階段の道を下って行くと、10分ほどで西伊豆スカイラインの車道に出た。
 2、3分車道を歩くと左側に再び登山道があり、それを登って行く。やがて樹林帯に入って10分程で樹木に囲まれたピークに出る。『小達磨山』の標識がたっている。
達磨山を振り返る


 ここは素通りで下って行くと、20分ぐらいで戸田峠に出た。
 左に「金冠山トンネルを見て車道を横断すると金冠山への道がある。業務用の車が通るのか舗装された道だ。

 しばらく行くと分岐点に出た。ここを左の道に入り、ひと登りすると『金冠山』の頂上に着いた。

 達磨山も眺望のよい所だったけどここは更に良かった。駿河湾が眼下に広がり、円い淡島が浮かんで、かつて稜線を歩いた沼津アルプスの山並み、まるで箱庭を見ているようだ。遠くには箱根の山が、そして愛鷹山の先にはお約束の富士山が。
金冠山

 眺望はこの上なくいいのだが、強風で寒くてゆっくり昼食もとれない。頂上には座るのには丁度良い大きな石があちこちにあるのだが、みんな登山道の縁に座り風を避けて食事をした。身体の中から暖めようとワインを頂いたりした。

 それでも40分ほど休憩して下山を開始した。
 先程の分岐に戻り、ここを真直ぐ進む。防火帯のような広い芝の道を進む。ヨーゼフとクーを連れて歩くにはとっても良さそうな道だ。
 一度登りがあるが、そこを過ぎると道は大きく右に曲がり、ちょっと下るとレストハウスに出た。
 ハイキングはここでお終い。

 レストハウスの展望台には高級カメラを持った10人以上のグループが富士山を撮っていた。富士山にはちょっと雲が掛かり、お昼を過ぎているのでやや霞がかっていた。
山頂と風を避けて(マウスを置いて)


 あとは今日の宿、土肥温泉の「牧水荘 土肥館」行き、温泉と忘年会が待っている。
 達磨山の登山口の前を通り、土肥峠から国道136号線を右に、一気に山を下ると土肥に出た。
 チェックインには時間が早いので、土肥大川(さして大きな川ではないが)に面した花時計公園で時間を潰した。足湯があり、何人かのメンバーが温まっていた。ここには手湯もあった。

 「牧水荘 土肥館」は海からはちょっと離れているが、とても立派な旅館で、大正から昭和初期にかけて、かの若山牧水が正月に滞在したそうだ。

 お風呂にゆっくり入り、宴会前からアルコールを摂取して大いに盛り上がった一夜だった。
淡島と沼津アルプス、奥に箱根駒ヶ岳


 明けて18日、当初箱根駒ケ岳にロープウエーで登る予定だったが、強風でロープウエーは運休。替わりに「忍野八海」へ行った。
 忍野八海は前から行きたかった所なので、この変更は私には大歓迎だった。強風と田原さん、そしてバスの運転手さんに感謝!

 忍野八海を散策した後、中央道で新宿へと向ったが、途中渋滞もなく順調に帰ることができた。
 新宿では反省会があったが、私たちは出席せずにヨーゼフとクーの待つ我家へ急ぎ帰宅した。
 ヨーゼフとクーが大喜びで私たちを迎えてくれたのは言うまでもない。



   



 今日はさくらの会の12月例会『筑波山』に参加した。メンバーは「つくばエキクプレス」で行くのだが、我家はヨーゼフとクーを連れて行くので車で行くことにした。

筑波山   876m 2005年12月24日
天気:晴れ
到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 筑波山神社 9:30
 中の茶屋跡 10:08 10:08 0:38 0:38
 男女川 10:23 10:23 0:15 0:53
 御幸ヶ原 10:48 0:25 1:18
 合計時間 1時間18分 0時間00分 1時間18分

 さくらの会のメンバーは、9:40分ごろ筑波山神社に着く予定なので、9:20頃には着くように家を出た。
 ヨーゼフとクーも張り切って車に乗り込んだ。

 外環を通って三郷から常磐道へ。タイヤをスタッドレスに替えているのでスピードは出さずにゆっくり行った。
 途中「谷田部PA」で休憩したが、ここでちょっとしたハプニングがあった。猫ちゃんが一匹日向ぼっこしていたのを、クーが興味を示してた。その時、リードをおかーさんに渡す際うっかり渡しそこねてしまい、クーは猫ちゃんのところへまっしぐら。猫ちゃんは背中を丸めて臨戦態勢、近づいたクーちゃんにネコパンチをお見舞いした。クーは自分から行った勢いはどこへやら、情けないことにキャンキャン。軽く撃退されてしまいました。
 幸いな事に怪我はしないで済んだけど、これでクーも懲りてくれるといいけど・・・。

 筑波山に近づいたところで写真を撮ったりして、登山口の筑波山神社へ着いたのは9時過ぎ。
 電車組はまだまだなので、電話で先に登って御幸ヶ原で待ってますと連絡した。

 神社の駐車場に車を停め、支度をした。
 風が強く、冷たいので、ヨーゼフとクーにはウインドブレイカー代わりにカッパを着せた。
 
 結局支度に手間取り、登り始めたのは9時30分になってしまった。

 ケーブルカーの駅を左に見て木の根が出た登山道を登り始めた。
 最初は傾斜の緩い道を行く。今日はクーがカッパを着ているので歩きにくいのかちょっと行っては休んでしまう。

 クーをおかーさんに任せ、私はヨーゼフと先に行った。
 道は段々傾斜を増して、気温は低いが次第に汗が出てくる。ヨーゼフは快調に歩いて行く。時々「ヨーゼフ、ゆっくり行こう」と声を掛ける。

 ケーブルの中間点、中の茶屋跡を過ぎ、しばらく行くとケーブルはトンネルに入り、登山道はその上を渡り、山腹を左に大きく回っていく。
 ちょっと下り、登り返すと男女川に出る。ここは水場になっている。ヨーゼフにその水を飲ませた。
 ここでおかーさんとクーを待とうかと思ったが、ここまでの間もヨーゼフがおかーさんを気にしているので、時々待っていたが、全然姿が見えないので先に行くことにした。

 やがて道は丸太の階段になる。もう御幸ヶ原は近い。
 最後の階段を登り切ると御幸ヶ原だ。

 北側に行って日光連山を写真に撮ろうと思ったが、生憎霞んでいて良く見えなかった。
 ベンチに座っておかーさんとクーを待っていると、30分遅れでやって来た。クーが歩かないので抱いて来たそうだ。そういえば、普段も、私が写真を撮るので先に行ってもらおうとしても、クーは私が一緒に行かないと歩かなくなっちゃうクセがあったったけ。逆にヨーゼフはおかーさんが後ろにいると時々歩みを止めて待つことが多い。

 おかーさんとクーが着いてから10分後ぐらいにメンバーの皆さんが到着した。田原さんに聞くと、9時40分に登り始めたとの事だったので、それじゃ一緒に登ってくれば良かったかな…。

 みんなで女体山側にあるカタクリ群生地の遊歩道脇にある、テーブルとベンチのある広場に行き昼食タイムをとった。
 早速コンロに火を着け、我家は鍋にけんちん汁を温める。今回は加藤さんが自分で打ったお蕎麦を持って来てくれたので、他のコンロでおつゆを温めている。

 準備ができたところで、豪華な?昼食を食べ始めた。
 加藤さんのお蕎麦がとても美味しかった。我家のけんちん汁も好評で、担ぎ上げた甲斐があった。

 昼食後、女体山に登ってから下山の予定だったが、ヨーゼフとクーが寒がっていた(ヨーゼフとクーは夫々私とおかーさんに抱かれてヤッケの中にいた)ので、我家はケーブルで下りることにした。

 ここで我家は皆さんと別れ、ケーブルの駅へと向った。因みにヨーゼフとクーは手荷物扱いで乗ることができた。

 今日はホントに寒かった。ヨーゼフとクーは今までにも雪の中を何べんも歩いているけど、今日は風が強くさすがに寒かったようだ。それと、写真は来る道すがら撮った筑波山の一枚だけなので、文字だけの寂しい記録になってしまった。

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