2005年5月の山行記録です

山名:日向山   1,659m 2005年5月14日
天気:曇り
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 矢立石 9:42
 三角点 10:59 10:59 1:17 1:17
 雁ヶ原 11:05 13:25 0:06 2:20 1:23
 錦滝 14:05 14:25 0:40 0:20 4:23
 矢立石 14:59 0:34 5:17
 合計時間 2時間37分 2時間40分 5時間17分

東雲ハイキングクラブの5月例会で開けた展望と花崗岩の白砂で登山者も多い甲斐白州の『日向山』に行った

矢立石登山口で

『日向山』には2001年の5月に一度行っている。その時、樹林から「雁ヶ原」に一歩踏み出した時の感動は今も残っている。今回もあの感動をもう一度味わいたくて、前日は真っ直ぐ帰ろうと思っていたけど、誘いに乗ってやっぱり大崎で一杯やって帰ってしまった。帰宅後は支度もせずカミサンと出発時間だけを決めて急いで12時前には床に就いた。

 5時に起床、急いでザックに必要なものを詰め込む。この時一つ眼のミスを犯していた。やはり物事は事前の準備が肝心だ。

 ここ2、3日寒い日が続いているので、急にお昼は焼きソバからラーメンに変更したり、冬物シャツを車に積み込んだ。ヨーゼフにはシャツを着せ、用意が整ってようやく家を出発したのが予定の6時を過ぎて15分過ぎぐらいになっていた。

 我家はヨーゼフとクーがいるので車だが、他のメンバーは電車で長坂へ、長坂からはタクシーで登山口まで来ることになっている。

ツツジ

JHの情報では渋滞があるとのことだったが、7時過ぎに八王子ICから中央高速に入ったが流れはスムーズだった。

 みんなは10時11分に長坂駅に着く予定なので、早く着いても待ち時間が長くなってしまうので、途中初狩PAと双葉SAの2回休憩をとって8時30分に韮崎ICで高速を降り、国道20号線を15キロぐらい走り白秋中学校交差点を左折、登山口のある「矢立石」に向かった。

 この時点でまだ9時頃だったので越前谷さん電話、早く着きすぎたので先に登って山頂で待っていますと伝えた。

 2ヶ所の倒木や落石のある林道を慎重に走り、矢立石には9時15分ごろ着いた。

 林道の脇にはすでに数台の車が停まっていて、登山口傍には落石の危険がありそうな山側の一部しか空いていないので、先へ進む。
 どうせ「錦滝」へ下山し、林道を矢立石まで戻ってくるので登山口に停められなくても問題ない。

 結局ゲートまで行き、Uターンしてゲート前の道路わきに停めた。でも良く見ると後続の車が来た時Uターンしにくいなと、何度か停めなおして結局登山口近くまで戻って駐車した。
 そんなこんなで結構時間を食ってやっとこ歩き出した。

桜とガマズミ


 やはり着いたばかりで出発準備をしていた登山者達と挨拶をしながら林道を戻り、登山口の案内板前で写真を撮ってから登り始めた。

 ガイド誌によれば標高差約500m、90分のコースタイムなので奥多摩の「三頭山」ぐらいだ。途中樹林帯ばかりでほとんど展望もないので
休まずに行けばもう少し早く着けるだろう。

 最初からナラやブナ、赤松の樹林帯でやや急な登りが続く。汗が流れきついけど、瑞々しい新緑の澄んだ緑が励ましてくれる。登り始めて直ぐのところにツツジが何本か咲いていた。

 15分ほどで尾根に出て緩やかになるが直ぐにまた山腹の自然林帯のジグザグ道をひたすら登っていく。

 30分ほど登ったところで先行者休んでいた。来た時に私たちの前に登山口に駐車していたご夫婦だ。一言二言言葉を交わして先へ進む。

 この先で花崗岩が露出した所を通ったり、小さな石地蔵を左に見て進んで行くと、柴犬を連れた二人連れの女性が花を見ていた。

雁ヶ原にて

「ちょっとし下に桜が咲いていたけど見ました?」と言われたので見に戻った。このあと山頂までこの人たちとは一緒に歩くことになった。

 ヨーゼフは柴犬と遊びたくて、後ろにいると進まず、前にいると引っ張ってしょうがなかった。

 ずっと登りだった道がいったん下ると、観測機器(雨量?)のある地点を通る。ここから笹の生茂った道をひと登りすると右に分かれ道がある。そこを7、8メートルも行くと丸い広場になっていて、真ん中に三角点があった。

 4年前に来た時はヨーゼフとクーはまだいなかったので、記念の写真を撮ってからいよいよお目当ての雁ヶ原に向った。

 元の登山道に戻りカラマツや楓の樹林帯を5分ほど歩くと足下は砂になる。砂を踏みしめ樹林帯を抜けるとパッと目の前が開け、白い砂浜が広がる。
砂丘?

 何組かのグループが広い砂浜で思い思いの場所で寛いでいる。

 期待した甲斐駒を始め、遠い八ヶ岳は残念ながらガスと雲で見ることはできなかった。

 「日向山」の標識の傍に新兵器の「三脚椅子」を2脚セットし、シートを広げてヨーゼフとクーを座らせる。隣ではやはりシートを敷いて、高齢の母親と息子さんの親子連れがガスの晴れるのを待っている。
 おかーさんは犬が大好きだそうで、しきりにヨーゼフとクーに話しかけてくる。八王子から来たとのことで、見ていて微笑ましく、親孝行な息子さんだなと心が温かくなる思いだった。 

 登っている時は汗をびっしょりかくほどだったが、じっとしていると結構寒い。とりあえずシャツを着てお昼の支度を始めた。
 
 ここで冒頭に述べたミスに気がついた。何と、コッフェルを忘れてきたのだ。仕方ないのでヤカンで作ることにした。持って来た野菜類と肉をヤカンに入れ、程よいところで中華三昧の麺を小さく割って入れたが、ヤカンが小さいので芳しくない。

錦滝

 ヨーゼフとクーが食べ終わったステンレスの食器に分けて入れ食べたが味気なかった。カミサンはカップめんなのでお湯を注ぐだけでよく、被害はなかった。

 着いて1時間ぐらい経ったが、まだみんなが来ない。展望も相変わらず良くない。風も出てきて寒くなってきた。ウインドヤッケを着て、コーヒーを淹れて暖をとる。

 1時間半ぐらい経ったところで東雲HCのメンバーがやって来た。

 それから1時間ぐらい雁ヶ原にいたけれど、甲斐駒ヶ岳に掛かったガスは晴れることはなかった。

 1時半近くになって下山することになった。

 奇岩で写真を撮ったあと砂丘?を下る。山にいるとは思えない光景だ。

 矢立石からの登山道は岩場もなく、急なところもなくよく整備された歩き易い道だが、錦滝への下山道は急傾斜の段差のある歩きにくい道と記憶している。

 砂丘を下り樹林帯に入ると、やがて急傾斜の連続になる。前来たときにはそんなにきつかったとは思っていなかったが、今回は手こずってしまった。やはり歳をとって膝のバネがなくなってきたようだと今更ながらに思う。

甲斐駒ヶ岳

 ヨーゼフとクーにはこの下りは無理なので抱いて下りた。木の根や岩の段差のある道を慎重に下る。カンガルー袋を持って来れば良かったと思うが後悔先に立たず。

 先行グループを2組追い越し、半分滑りやすい土に埋もれた石段を下り、鉄の階段を下る頃には水音が聞こえてきた。もう錦滝は近い。山頂で隣にいた親子に追いつき、一緒に下りて行くとやがて木の間から林道が、行く手に東屋の屋根が見えてきた。

 東屋で一服し、滝の写真を撮っているとカミサンたちが下りてきた。

 大休止のあと矢立石へ向って林道を歩き始めた。前回来たとき、買ったばかりのデジカメをこの東屋に置き忘れて慌てて引き返した思い出があるので、しっかりチェックしてから出発した。

 この頃には空は晴れ渡っていて、林道から甲斐駒の頂を見ることができた。 矢立石に停めた車のところで皆さんと別れ、林道を下り国道20号線に出たとこの左側にある「白州道の駅」に寄り、行きと同じ韮崎ICから中央高速に乗り、渋滞にも会わず6時半前には帰宅した。

 山上の砂浜と新緑の緑が迎えてくれた、気持ち良い山行だった。ヨーゼフとクーは例によって帰りの車中では良く寝ていた。

  ヨーゼフ、クーお疲れ様でした。


山名:釈迦ヶ岳   1,641m 2005年5月22日
天気:曇り
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 すずらん畑駐車場 9:00
 登山口 9:34 9:34 0:34 0:34
 林道終点 9:58 9:58 0:24 0:58
 神座山分岐(尾根) 10:29 10:43 0:31 0:14 1:29
 釈迦ヶ岳 11:18 12:10 0:35 0:52 2:18
 すずらん畑分岐 13:05 13:05 0:55 4:05
 登山口 13:15 13:15 0:10 4:15
 駐車場 13:19 0:04 4:19
 合計時間 3時間13分 1時間06分 4時間19分


 今日は山梨県芦川村にある『釈迦ヶ岳』に行きました。
釈迦ヶ岳


 登山口には大きな駐車場があり、すずらんの群生地がある。『釈迦ヶ岳』には過去2度登っているが、2度とも「すずらん」の時期には早くてまだ一度も見ていない(その代わり桃の花は満開を観賞しているが)。
 ホントは前日行く予定だったのだが、桜が遊びに来るというので一日延期して今日になった。昨日はとても良い天気だったので今日の天気が気になった。

 朝5時に起きると空には雲が多い。。天気予報によると今日は雨が降ることはないようだ。

 昨日と違って今日はちょっと肌寒いので、冬物の長袖とウインドヤッケをザックに詰め、お昼も焼きソバをやめてラーメンを持って6時15分ごろ、ヨーゼフとクーを後席に乗せ家を出た。

 先週同様、中央高速は順調に流れ、初狩PAで一休みして一宮御坂インターで高速を降り、一路芦川村に向った。
 ウッドストックゴルフ場を左に見て九十九折を登って行く。道は広くて走りやすい。峠に
桜と何?
差し掛かり、鳥坂トンネルを通過して道は下りになり、芦川村に入る。
 ほぼ下りきったところで左に曲がり後はすずらん峠方面に向かって行く。
 だんだん山合いに入ってくるが、前来たときよりも道が良くなっている。すずらん祭りの開催中なので道標が完備され、所々に係りの人が出ている。

 前はすずらん畑の手前に車を停めたが、今回はメイン駐車場まで車を進めた。
 駐車場にはテントが何張もあってお店が出ている。車も随分停まっていたが端っこに停められた。3度目だがいつも2、3台しかいないのでこんなに賑やかなのは初めてだ。
ヒトリシズカとウツギ

 係りの人に「これから釈迦ヶ岳に登ってきます」と挨拶、「ワンちゃん頑張ってね」と送り出されて登山口へ向った。

 駐車場のほんの少し先にも登山口があるが、前と同じように林道を30分ほど戻った登山口から登り周遊コースをとった。
 林道脇にも桜や山吹を始め色々な花が咲いている。途中林が途切れたところではこれから登る『釈迦ヶ岳』も見える。
 写真を撮ったりしてダラダラ歩いたので30分以上掛かってやっと登山口に着いた。

 
フデリンドウとイワカガミ
登山口からは再び林道を登っていく。この林道は何の為に作ったのか分からないが、ちゃんと舗装されている。
 この林道歩きが結構キツイ。おかーさんとクーが徐々に遅れる。ヨーゼフは時々振り向いて待とうとするが、林道の終点まで先に進む。

 林道の終点でおかーさんとクーを待っていよいよ山道に分け入る。やっぱり舗装路より全然歩き易い。
   
    ここは杉類がなくナラやカエデ、ブナの自然林なので新緑が目に眩しいくらいだ。今の時期は日差しも強くなく、歩いていてとても気持ちが良い。
 最初は緩い斜度だが段々キツクなってくる。そのうち登山道はジグザグになりここをひと登りすると尾根に出る。

 道標があり、右が『釈迦ヶ岳』左行くと『神座山』と書いてある。

 ここで休憩をとることにする。後から来た単独行の登山者が休まずに通過していった。私たちはみんなで水分を補給する。結局10分ぐらいの積りが15分ほど休んだ後山頂を目指した。
山頂で


 ここからは小規模だが岩場が出てくる。ツツジがそこ彼処に咲いていて気持ちが良い。尾根の狭い道を登っていくと展望のあるところに出た。富士山が近くに見えるが残念ながら頭を雲に隠している。

 やがて尾根をちょっと外れると太いロープを張った岩場に出る。ヨーゼフも抱えないと駄目な大きな岩もある。もちろんクーは岩場は抱えて上の段に上げてやらないといけない。

 そうこうするうちに屏風岩のそばを通る。晴れていればここからは見晴らしが良いのだが、今日はうす曇のためちょっと残念だ。ただ足下から切れ落ちているので高所恐怖症の私にはちょっと怖い。

 岩場を過ぎればもう山頂だ。山頂には何人かの登山者が思い思いに岩に腰掛け休憩している。ヨーゼフとクーを見ると口々に「ワーッ可愛い、登ってきたの偉いね」と誉められてしまった。
 登ってる時には一時太陽が顔を出したが、このころには完全に曇ってしまい、楽しみにしていた南アルプスを始めとした展望は得られなかった。
暑いなー!


 私たちも一角に陣取りお昼にした。ヨーゼフとクーには缶詰をあけてやったが、暑いのか食欲が進まない。でもジャーキーをあげるとモリモリ食べる。まったくわがままだ。
 お湯を沸かして私はラーメンを、おかーさんはスープでおにぎりを食べた。
 そのうち30人以上?のグループが山頂にやって来た。広くない山頂が途端に大賑わいどころか騒々しくなってしまった。

 食事も終わったのでそろそろ下山の用意をしていると、マズイ!団体さんも支度をしている。先に行っちゃおうかと急いだが結局一緒になってしまった。
 やり過ごそうかと思ったけど、下山後すずらんを見に行きたいので団体さんの後尾について下りる事になってしまった。

 山頂直下は段差のある急降下なので大渋滞、こっちは各々ヨーゼフとクーを抱いているので腕が疲れる。速く下りてよと思うがなかなか進まない。そのうち狭い登山道で写真を撮ったりして滞留している。狭いので抜こうにも抜けない。やっと平らなところで先に行かせてもらうことが出来た。
すずらん
山頂直下の登山道脇にはイワカガミが一輪咲いていた。

 3つほどピークを過ぎて下るとすずらん畑への分岐に出た。真っ直ぐ行くと日向坂峠(ドンベエ峠)にでるが、私たちはここを右に下っていった。今までの分を取り戻すかのようにぐんぐん下りて、駐車場そばの登山口に着いた。

 駐車場に戻って、登山靴をサンダルに履き替えて今度はすずらんを見に行く。

 駐車場から下ってすずらん畑に行くと通路の周りは一面すずらんだった。大きな葉っぱの陰に小さな白い花がひっそり咲いている。
 ただちょっと時期には早かったのか満開とはいかなかった。でも十分眼を楽しませてくれた。

 すずらん観賞を終えた後はテントの売店めぐりをして、お土産にぶどうの羊羹を買って、係りの人に挨拶して帰途に着いた。

 帰りの中央高速も順調に流れ、談合坂SAで一休みして帰った。談合坂には広ーい芝生の広場があり、ヨーゼフとクーも体を伸ばして気持ち良さそうだった。
 

山行記録へ  トップページへ