《2005年1月の登山記録です》
山名 : 矢倉岳 870m 山行日 : 2005年1月8日
天気:曇り時々雪のち晴れ
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 足柄万葉公園 8:35
 矢倉岳 9:50 10:40 1:15 0:50 1:15
 足柄万葉公園 11:50 1:10 3:15
 合 計 時 間 2時間25分 0時間50分 3時間15分

 今年初めての山歩きは箱根の『矢倉岳』に行くことにした。
さぁ出発

 矢倉岳には昨年の1月17日に「東雲ハイキングクラブ」の初山行で行ったけど、生憎雪に降られ景色は何も見られず、寒さだけが印象に残った山だった。

 ここから見る富士山がなかなか良いとのことで、昨年暮れに行こうと思っていたのだが、予定した日の天気が悪く中止した。そのこともあって今年の初山行はここに決めていた。

 前日までの天気予報では8日が一番良さそうなので、山頂で雄大な富士山を見るのを想像して前日8日に行くことに決定した。

 朝5時、おかーさんに全員起こされ、支度をして愛車に乗り込んで我家を出発したのは6時ちょっと前だった。
矢倉岳

 土曜日なので結構車は出ていたが、順調に走ることができた。ヨーゼフとクーも今年初のお出掛けなので後ろの席で窓から外を見たりして楽しそうだ。

 ところが天気予報と違って、空には雲が掛かっている。あれっ、こんな筈じゃなかったのに。
 川崎ICから東名高速に入り大井松田ICへ。行く手には雲が垂れ込め富士山が見えない。
 でもその先には青空もちょっとうかがえる。そのうちパァーッと晴れてくるだろうと中井PAで一休みして再び走り出すと、何やらフロントガラスがポツリポツリと水滴が。
 そのうち白い粒が視界に広がってきた。何これっ!雪ジャン!そう昨年と状況がそっくり。
 まぁいいや。とりあえず行こう。
山頂で


 大井松田で高速を降りるころには雪も止み、順調に一般道へを一路足柄峠へ向った。

 地蔵堂を過ぎて道が登りにかかると路面に雪が残っている。愛車はレガシィ(当然4WD)にスタッドレスで余裕々々。

 九十九折の道を登り詰めたところが「足柄万葉公園」だ。ここのバス停前の小スペースに車を停めた。
 8時15分に着いたのだが、もう2台の先行車が駐車していた。1台はご夫婦のハイカーで、ちょうど出発するところだった。

私たちも靴を履き替え、結構寒いのでヨーゼフとクーにコートを着せ、8時半過ぎには出発した。

 先ずは戻る格好で万葉公園の中央広場方面に行く。
お食事

 今日は車で大分標高を稼いだので山頂との標高差は200メートルもない。
 ビデオを撮りながら万葉公園を過ぎ、檜の樹林帯を進んで行く。

 樹林帯の中は雪は薄っすらと覆っているだけでまったく問題なく歩ける。とっ、樹林帯からちょっと右側が開けた地点で、雪が凍っていておかーさんが尻餅をついた。わたしもソロリソロリと下って行く。
 ヨーゼフとクーは4輪駆動なので軽快に歩いて行く。ここで4本爪の超簡易アイゼンを持って来なかったことを反省。実は今朝支度をしたのでザックに入れ忘れたのだ。あれば全然平気なのにと思ったが後の祭り。このあと山頂まで大いに悔やむことになるのはこの時点ではまだ分からなかった。

 コースの5分の4ぐらいは下りなのは、昨年矢倉岳から万葉公園を歩いたので分かっていた、という事は帰りは登ることになる。
金時山 明神ヶ岳


 たまに樹林が途切れ開けたところで右方向に矢倉岳を見ながら、ビデオやカメラを取りながら、所々凍った山道をどんどん下って行く。

 長い下りが終わって山伏平から登りになり、地蔵堂からの道を合わせ、汗かきの私はTシャツ一枚で登っていく。

 左に「21世紀の森」からの道を合わせるといよいよ最後の登りになる。
 ここから階段が出てくる。これが難関だった。凍っていて危ないの何の、滑って転倒しないよう慎重に歩を進める。登りはまだしも帰りが思いやられるなー。
温かいトン汁

 おかーさんはヨーゼフとクーを連れているので苦戦している。私は先に行っては苦戦の様子をビデオに収めた。

 予定よりちょっと遅れたが10時前には山頂に到着した。
 山頂には駐車場で合ったご夫婦の一組だけだった。

 眼の前の『金時山』や『明神ヶ岳』はハッキリ見えるものの、お目当ての『富士山』は雲の中。
 先行のご夫婦もカメラを持って雲が晴れるのを期待している様子。ウーン、今回もダメか?
万葉うどん

 とにかくシートを敷き、持って来た「トン汁」をコンロで温める。ラーメンはとおかーさんに聞くと、「持って来てない」とのお返事。山頂では「トン汁」と「お茶」のみ。
 1時間近く待ったが、そのうち雪が降ったりして結局諦めて下山することにした。この間3組のグループが登ってきた。

 予定では陽の光を浴びながら、みんなでのんびり富士山を眺める筈だったのだが…

 下りは来た道を戻った。
 下り始めて直ぐに太陽が顔を出してきた。でも富士山は顔を出すことはなさそうだった。
大国魂神社で

 朝より気温が上がったので、やや緩んできたもののまだ凍っていて山頂直下はゆっくり下りた。

 お昼前に駐車場に着いた。例によって地蔵堂で万葉うどんを食べて帰路に着いた。途中、府中の「大国魂神社」に寄ってお参りし、家族のお守りを頂いて帰った。

 今年の初山行は、一番の目的だった富士山は拝めなかったけど、怪我もせず無事に終えることができて良かった。今年もまた、ヨーゼフやクーと一緒にいろんな山に行きたいものだ。




山名 : 鐘撞堂山 329m 山行日 : 2005年1月15日
天気:雨のち雪のち晴れ
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 寄居駅 9:17
 大正池 9:42 9:42 0:25 0:25
 登山口 9:55 9:58 0:13 0:03 0:38
 鐘撞堂山 10:20 11:07 0:22 0:47 1:03
 円良田湖 11:30 11:30 0:23 2:13
 五百羅漢 11:38 11:38 0:08 2:21
 少林寺 11:53 11:53 0:15 2:36
 簡保の宿寄居 12:24 0:31 3:07
 合 計 時 間 2時間17分 0時間50分 3時間07分

 先週に続き今週も山歩きに出かけた。今日は東雲ハイキングクラブの今年最初の例会で、秩父の入り口、東武
大正池
東上線の「寄居」から『鐘撞堂山』に行った。

 天気予報では明け方から1日雪が降るとのことだった。最近の天気予報はよく当たるが、本当に朝起きると雪が降っていた。

 ヨーゼフとクーにご飯を置き、おやつをあげて注意を逸らしてカミさんと急いで家を出た。

 7時20分の東村山発で本川越へ、雪はいつの間にか雨に変わっていた。商店街を歩いて川越駅へ行き、東上線に乗り小川町で乗り換え寄居駅に着いたのは9時40分。
交差点、うんツ?

 ここで池袋に集合したメンバーと合流。この悪天候の中、総勢17名が集まった。

 いつもなら登山口までタクシー利用が多いのだが、今日のコースは歩く時間が少ないからなのか、一向に利用する気配がない。タクシーが何台も客待ちしているのに…

 私たちの他はみんな電車の中で支度したのか、もう雨具を着ている。私たちも急いでレインウエアを身に着け、雨の中を歩き出した。
 駅前をしばらく真っ直ぐ進みやがて右折し、ちょっと行くと、歩道のある広い道路に出た。ここを左折して大正池に向って行く。
竹のアーチ

 そのうち住宅地を通り、坂を上って行くと右側に溜池みたいな「大正池」が現れた。前方に見える山は雪で薄っすら白くなっている。

 大正池を過ぎると道はいつか未舗装の砂利道になる。道も所々雪が着いていて凍っているとこもある。

 しばらく行くと民家もなくなり、一本道なのに変な看板(「ここは交差点、必ず止まって右左」と書いてある)があり、ここから左側が杉林で右側が雑木林の林道のような道になる。

 さらに進むと登山口に出た。ここを右に折れ山道に入って行く。ここで歩いて暑くなった人は合羽の中のウエアを脱いで調節。
もうじき頂上だ

 道は登りになり、背中を汗が流れる。しばらく行くと周りがちょっと開けて小屋が出現。リーダーがここは「炭焼き小屋」と教えてくれた。

 このあたりに来ると、雨は完全に雪となり周りも白く雪に覆われてきた。
 小屋に沿って右に回って行くと竹のアーチに迎えられる。ここを潜りすこし行くと尾根道にでた。

右に曲がってこの尾根道を行くと、やがて右前方に『鐘撞堂山』の頂上が木々の間に見えてきた。展望台らしきものが雪の中に望めた。

 左に円良田湖からの道を合わせ、階段状の道を登りきると山頂だった。
 山頂には展望台と大き目の東屋があり、他の登山者が居ないので私たちの貸切になった。
 東屋は3方が座れるようになっていて真ん中には大きいテーブルがある。
田原さん親子


 コンロを出してラーメンを作ったり、お湯を沸かしてスープを作ったりして暖をとった。
 雪が降っているので視界は白く遮られて麓の寄居町がかすかに見える程度の展望しか得られなかった。

 食事したり写真を撮ったりで50分ほど休んだが、歩いていないと流石に寒くなってきたので下山することになった。

 階段を降り、「円良田湖」への標識に従い道を右にとる。

 滑りやすい道を慎重に下って行くと直ぐに道は渓流沿いの舗装路になった。このころには再び雪から雨になった。
羅漢山の大仏


 民家が出てくるとT字路に突き当たった。右に円良田湖が見える。
 ここを左に坂を上って行くと前方に山が見えてきた。
>  案の定これを越えて行くのだった。でも良く見ると二つのピークの鞍部(峠?)に行くらしい。

 「五百羅漢・少林寺」の標識に従い再び山に入っていく。
 道は丸太の階段状になり、折角汗が収まった身体がまた暑くなって来た頃登り着いた。

 ここは一応名前があって『羅漢山』と言うそうだ。
 小さい東屋もあり、「羅漢」に囲まれて「大仏」の座像があった。
羅漢さん すし屋さん?


 ここでまた道は二手に分かれるが、私たちは「五百羅漢」経由で「少林寺」へ向った。
 山道を下って行くと、山側には「羅漢」が並んでいる。

 一つ々々表情も形も違う。中には寿司を握る羅漢や頭に手をやっている羅漢もあった。
 何の悟りを開いたのだろう。

 様々な羅漢を見ながら下って行くうちに少林寺に着いた。
少林寺

 少林寺からは舗装路を下って行く。

 下りきってから、標識に従い住宅地を右に左に曲がって進むと右前方の高台に「かんぽの宿・寄居」の建物が見える。
 やがて秩父鉄道の「波久礼駅」との分岐に出、ここを右に急坂を登って行くと「かんぽの宿・寄居」に到着。

 ここでゆっくり温泉に浸かり、出てからは大広間で生ビールやお酒で疲れ(?)を癒した。
簡保の宿

 3時に「寄居駅」までの送迎バスがあるので、それで駅まで行った。

 ここでさらに近くの蕎麦屋さんで反省会をして帰路に着いた。

 2週続けて雪に見舞われたが、温泉に入れたし楽しい山行だった。

 来週は丹沢の『大山』に行く予定だが、今度は晴れて欲しいものだ。




山名 : 丹沢・大山 1,252m 山行日 : 2005年1月23日
天気:曇りのち雪
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 総合時間
 市営第2駐車場 8:05
 阿夫利神社 8:55 9:47 0:50 0:52 0:50
 16丁目 10:28 10:38 0:41 0:10 2:23
 大 山 11:28 11:42 0:50 0:14 3:23
 見晴台 12:43 14:00 1:01 1:17 4:38
 阿夫利神社 14:24 14:24 0:24 6:19
 追分 14:49 14:49 0:25 6:44
 駐車場 14:58 0:09 6:53
 合 計 時 間 4時間20分 2時間33分 6時間53分

 今日は「さくらの会」の皆さんと丹沢の『大山』にヨーゼフとクーを連れて行きました。
石段を登る


 6時に家を出発、環八から東名高速へ、厚木インターで高速を出ると246で伊勢原に向かい大山へ。

 市営第2駐車場に車を停め、支度をして歩き始めたのが8時5分だった。

 左右にお店が並ぶ石段の参道を進む。少年野球の一団が一緒になり、ヨーゼフとクーはちょっとした人気者になった。

 歩き始めて直ぐ山シャツを脱ぐ、しばらく行くとおかーさんも脱いでいた。ヨーゼフとクーは元気に歩いている。

 追分のケーブル駅を右に見てさらに進むと、男坂と女坂の分岐に出る。
阿夫利神社

 阿夫利神社下社まで、前に来たときは女坂を登ったので今回は男坂を行くことにした。

 小さい社の横を通り、急な階段を上る。ここから山道に入るが行けども行けども階段が立ちはだかってくる。

 階段が苦手な私はもう気分的に参ったが、黙々と大汗をかきながら登る。後ろを振り返るとおかーさんも黙々と登って来る。

 小1時間歩いてやっと阿夫利神社の下に出た。ここの立派なトイレに寄ってから最後の階段を上り境内に出た。

 さくらの会の皆さんは7時40分頃の電車で来るので、ちょうどこの頃伊勢原についている筈だ。
江ノ島


 追分からはケーブルカーでここまで来る筈なので30分も待てば会えるだろうと大休止。

 先ずは神社に参拝して、神社の横に名水があるので行ったけど、あまり冷たくなくて美味しくなかった。

ここからは相模灘方面が開け、江ノ島が結構近くに見える。

 なかなか皆さんが来ないので体が冷え切ってしまい、手袋をしていないと手が冷たくなってしまう。
 気温はかなり低くなっているのだろう。

 ヨーゼフとクーちゃんにおやつをやったりしているうちにやっと皆さんがやって来た。
名水を一杯

 見ると吉田さんや平安さんも来ていた。平安夫妻は車で来て、女坂を登って来たとの事。さくらの会はいつも10人以下なので今日は大盛況だ。

 今日は山頂で湯豆腐をやる計画なので、それに釣られた人もいたようだ。

 結局総勢14名+ヨゼ&クーの大パーティーになった。

 神社の横を抜け、またまた急な階段を上り所々階段状になった登山道を進んで行くと、前方を3頭の鹿が横切っていった。

 少しすると犬の吠え声が聞こえてきた。そのうち一頭のビーグル犬らしき猟犬が先程鹿のいた辺りの匂いを嗅いでいる。
16丁目で一休み

 ヨーゼフとクーもキョロキョロ興奮している。危ないのでしばらくはヨーゼフとクーを抱いて歩いた。
 このあとしばらく猟犬の吠え声が山にこだましていた。

 40分ほどで16丁目に着いた。頂上は28丁目なので約半分来た事になる。
 ベンチもあり、広場になっているのでちょうど良い休憩ポイントだ。

 10分ほど休憩して山頂目指して出発した。

 とっ、突然登山道に雪が出現。これが所々凍っていて歩きにくく、ちょっと皆のペースが落ちてきた。田原さんと平安さんはこんなところでもグングン登って行く。
山頂の鳥居

 25丁目でヤビツ峠からの道を合わせるともう山頂は近い。最後に石の鳥居を潜ると山頂だ。

 このころには雪が舞って来た。山頂は多くの登山者で混んでいたのでやや下がったテーブルのあるところで食事にしようとしたが、雪が強くなって来たので見晴台まで下って食事することになった。

 ここからヨーゼフはおかーさんが、クーは私が抱いて行くことにした。

 雪と凍った階段状の道を軽アイゼンを着けて慎重に下る。下り切り大きく左に曲がり、山腹を横切ると道はやや登りになる。右下に下社への道が見える。
山頂で


 登り切ると広い台地の見晴台に着いた。東屋があるが先客がいて大人数は入れない。
 仕方ないので樹林帯に入り昼食することになった。まだ雪は降り続いているので平安夫妻は雪道になると車が心配なので休まず先に帰った。

 斜面なので平らなところが少なかったけど、何とかコンロを置ける場所を探して早速お湯を沸かした。

 越前谷さんや時岡さんたちが下で買ってきた大山豆腐と鱈を入れる。山では初めての湯豆腐だ。

 温まったところでポン酢をつけて食す。これが美味かった。
雪の登山道


s  私はラーメンをおかーさんとヨーゼフたちはパンを食べた。食後には吉田さんが持って来てくれたお汁粉をいただき大満足だった。

 ここで日向薬師方面に行くみんなと別れ、私たちは下社へ向った。

 再びヨーゼフとクーを抱いて、ほとんど上り下りのない道を途中「八大竜王」で滝を写真に収めたりして30分弱で下社の下に出た。

 帰りは女坂を下った。最初は石段をグングン下る。あとは所々石段の緩い下りを行き、神社を過ぎるとやがて追分に出た。
八大竜王の滝


 一旦参道に入ったが、直ぐに石段を避け川沿いの道を駐車場に向かった。

 駐車場には3時前に無事着いた。

 それにしても矢倉岳、鐘撞堂山と、これで3週続いて雪に降られるとは…。トホホ

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