《2004年9月の登山記録です》


山名 : 朝日岳 1,870m 山行日 : 2004年9月11-12日
天気:晴れ
 【1日目】 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間
 朝日鉱泉 - 9:21 - - -
 休 憩 10:06 10:11 0:45 0:05 0:45
 千枚峰 10:42 10:42 0:31 - 1:21
 休 憩 11:02 11:15 0:20 0:13 1:41
 金山沢 11:33 11:33 0:18 - 2:12
 休 憩 12:05 12:10 0:32 0:05 2:44
 鳥原湿原 12:53 12:53 0:43 - 3:32
 朝日岳分岐 12:59 12:59 0:06 - 3:38
 鳥原小屋 13:01 - 0:02 - 3:40
 合 計 時 間 3時間17分 0時間23分 3時間40分

 【2日目】 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間
 鳥原小屋 - 1:51 - - -
 鳥原山 2:13 2:13 0:22 - 0:22
 休 憩 2:48 2:55 0:35 0:07 0:57
 小朝日岳 3:43 3:55 0:48 0:12 1:52
 銀玉水 4:46 4:57 0:51 0:11 2:55
 朝日岳避難小屋 5:19 5:19 0:22 - 3:28
 大朝日岳 5:34 5:45 0:15 0:11 3:43
 銀玉水 6:12 6:12 0:27 - 4:21
 小朝日岳 6:57 7:08 0:45 0:11 5:06
 鳥原小屋 8:23 9:15 1:15 0:52 6:32
 金山沢 10:08 10:24 0:53 0:16 8:17
 千枚峰 11:00 11:10 1:45 0:10 9:09
 朝日鉱泉 12:10 - 1:00 - 10:19
 合 計 時 間 8時間09分 2時間10分 10時間19分

      
    朝日鉱泉より朝日岳を                 朝日鉱泉

 今回はお父さんが行かれないので私一人で東雲ハイキングクラブの9月例会『朝日岳』に参加しました。

 【1日目】

 家を9時45分ごろお父さんに駅まで送ってもらい、10時の電車で集合場所の南新宿に行きました。
 11時30分発JRの夜行バス「さくらんぼ号」に乗り、望さんとベッカーさんに送られて山形に向かいました。
 いつも夜行バスでは眠れないのですが、今日はいつもよりは眠ることができました。

 4時50分ごろ目が覚めると私たち13人を乗せたバスはやがて山形駅に着きました。ここからは左沢線に乗って左沢まで行くのですが、始発まで2時間も待たなくてはならないので駅の待合室で寝ていました。

 7時10分の電車に乗り、左沢には8時ちょっと前に着きました。
左沢からはジャンボタクシー2台に分乗して登山口の朝日鉱泉に行きました。
 朝日鉱泉には9時10分ごろ着き、早速身支度をして出発しました。ここから遥か彼方に『朝日岳』が見えました。
 鉱泉宿の前を下って行き、朝日川に掛かるつり橋を渡る。不安定でちょっと怖かった。
橋を渡ると九十九折の急登になった、久し振りに50リットルのザックを背負ったので足取りが重かった。

 小さなピークを幾つか越えて、歩いていくうちに暑くなり、小休止して上着を脱ぎました。
 千枚峰を越え、20分ぐらい歩いたところで休憩になりました。ここで水分をいっぱい補給して先へ向かいました。

 しばらく行くと、金山沢で渡渉してさらに急登を登っていくと段々道がぬかるんできて、やがて鳥原湿原の木道に出ました。
 左の方の高台に鳥原小屋が見え、休憩するため分岐点を左に曲がり赤い鳥居を潜ると避難小屋に到着しました。

 もう1時になっていて、これから朝日岳の避難小屋まで行くには遅くなってしまうのでここで泊まることになりました。

 私たちのほかに先客の登山者が2人いたので、私たちは2階に行きました。寝床を確保してからはお酒を飲む人、お茶にする人など宴会になりました。3時過ぎに夕食の支度をして早めの夕食(カレー)をとり、明日は2時に出発なので5時ごろに寝ました。

 【2日目】

 1時15分に目が覚め、シュラフやマットなどを片付け小屋前に集合。2時前には全員が集合したので予定より早く出発しました。
 ザックは小屋に置いていく事にして、アタックザックは持って行かなかったので、スタッフバッグに水やパンを入れ、懐中電灯の光で歩き出しました。
 空を見上げると満天に星が輝きとてもきれいでした。

 1時間ほど歩いたところで休憩しました。ドーナッツを朝食代わりに食べた。

 思ったほど寒くなく、半袖のまま歩けた。足場が狭いところやロープの掛かった岩場があり、足元が不安定なのでロープにつかまり登った。

 小朝日岳には3時45分ごろ着いた。まだ夜明け前なので辺りは暗い。
 ここまで急登が続き、少々バテ気味です。3名のメンバーがここで引き返すことになった。
 ここでご日の出を見てから鳥原小屋に引き返すとのことだった。

 10人になって朝日岳を目指して出発。100m以上の急な下りがあり、足元が暗いので歩きにくかった。
 再び登り返すと歩き易い尾根歩きになりました。けど小朝日からはペースが速くなり、かなりキツイ。

 50分ぐらいで工事用みたいな小屋が見えてきた。そばに銀玉水があり、とても美味しい水だった。ここからは石畳の階段道を進む。よく整備されていて歩きやすかった。

 このころには明るくなり始めて、大朝日岳と避難小屋が見えてきました。
 小屋の前には宿泊客がご来光を待っていた。
 風が出てきてちょっと肌寒くなって来た。小屋の裏を通り山頂へ向かった。

 5時半過ぎにとうとう大朝日岳の山頂に到着しました。私たちのほかに5、6人ぐらいの登山者がいた。寒いので写真を撮ったりして10分ほど居て、すぐに戻ることになりました。

 3人が待っているので鳥原小屋まで早く戻らなければならない。来る時は暗くてよく見えなかったが、帰りはもう明るいので景色を見ながら歩けた。
 太陽が昇ってきたのでちょっと暑くなって来た。
 小朝日が目の前に見えるのだけどなかなか近づいてこない。古寺分岐から急登になり、登りきると小朝日岳に着いた。

 小休止してから鳥原小屋に向かった。鳥原展望台まで足元が悪いのと膝が痛み出したけど、一生懸命頑張りました。
 展望台から大朝日岳、小朝日岳を振り返って、「長い道のりを良く歩いたなー」とみんなで話しました。

 鳥原小屋に着くと先に戻っていた3人が出迎えてくれました。
 小屋でゆっくり大休止してから下り始めましたが、また重いザックを背負ったのと長い距離を下ったので、膝が痛くて途中で薬を飲んだけど効かなくてとても苦労しました。

 やっと朝日鉱泉に着いたのはちょうどお昼になっていました。着いてすぐ予約しておいたタクシーが来たので、分乗して左沢に向かいました。途中で温泉に寄って汗を流し、お昼を食べてから山形駅に向かいました。

 とてもキツイ山行でしたけど行って良かったと思います。

 山形からは新幹線で東京に戻りました。家に着いたのは10時過ぎになりました。
 ヨーゼフとクーが思いっきり飛びついてきました。おとうさん、ヨーゼフ、クーちゃんお留守番ありがとう。

                   洋子

       金山沢




       鳥原小屋




       リンドウ




       日の出




     稜線上の大朝日岳




  大朝日岳(奥)と小朝日岳(右)




       鳥原小屋前で






山名 : 三頭山 1,531m 山行日 : 2004年9月20日
天気:晴れ
ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間
 都民の森駐車場 - 8:13 - - -
 鞘口峠 8:30 8:30 0:17 - 0:17
 見晴し小屋 9:08 9:08 0:38 - 0:55
 東峰 9:25 9:25 0:17 - 1:12
 三頭山(中央峰) 9:33 10:07 0:08 0:34 1:20
 ムシカリ峠 10:22 10:22 0:15 - 2:09
 三頭大滝 11:08 11:25 0:46 0:17 2:55
 都民の森駐車場 11:55 - 0:30 - 3:42
 合 計 時 間

      
     道 標                  ヨーゼフとクー            ヨーゼフととクー

 折角の三連休だったけど、一昨日、昨日とおとーさんは『朝日岳』と『スイス』のホームページを完成するためパソコンに向かいっぱなしでどこにも行けなかった。
 それで昨夜おかーさんが「明日は『三頭山』に行こうか」と言い出し、おとーさんも「じゃ行こうか」と結局行くことになった。何で『三頭山』かというと、ヨーゼフやクーにちょうどいいから。

 家を6時15分に出発。途中のコンビニで人間の食料を調達する。ヨーゼフとクーの食料は常備されているのでいつ出掛けてもOK。
 三連休の最終日なので道路は空いていたが、五日市を過ぎると道路が曲がりくねっているのでスピードは出さないでゆっくり行く。ヨーゼフとクーは小さい時から車に乗せているのだがどうも車酔いしやすい。

 8時前に「都民の森」に到着した。駐車場にはもう15、6台の車が停まっていた。

 ヨーゼフとクーにはダニ除けをスプレーし、人間は靴を履き替えて8時13分に出発した。

 コースはいつもと同じ、森林館のトンネルを潜り、木材工芸センターの先からスポーツ歩道入り口を通って鞘口峠へ。ここからはブナの路を頂上めざして進む。
 出発してすぐ、100mも行かないうちにヨーゼフがほんの少々ウンチ。家を出る前にしたのに…。

 森林館までは舗装道路を行く。ここから道は二つに分かれるが左の道を行った。
 最初はチップが敷いてあり歩き易い。小さい栗がいっぱい落ちている。途中から階段状の道になる。石段を上がって山道になるとすぐにテラスがあり、ここがスポーツ歩道の入り口。さらに少し進むと鞘口峠に出る。ここにもテラスがある。年配のご夫婦が何か(多分栗だと思うが)拾っていた。

 鞘口峠からは急登が始まる。尾根をジグザグに登っていく。
他に人がいないのでヨーゼフとクーのリードを外してあげた。二人とも喜んで歩いて行く。特にヨーゼフはちょっと先に行っては振り返って私たちが来るのを確認してはまた先に行く。
 ヨーゼフはいろいろ匂いを嗅いでは進む。時折佇んで下のほうを見ている。
 クーはひたすら前を向いて黙々と歩いて行く。

 毎日の散歩で人がいない、自動車が通らない道(僅かな区間だが)でマテやツケ、戻れを訓練しているのでどのくらい成果が上がったか楽しみだった。
 ヨーゼフもクーも訓練の甲斐あって指示に従うようになってきていた。まだヨーゼフは夢中になって大分先に行ってしまう場面もあったが、糸の切れた凧にはならなかった。

 急登を登りきると一旦平らになるがまたすぐジグザグの急登が続く。そんなことを3度ぐらい繰り返すと見晴し小屋に着いた。ここでは今まで一度も休んだことがない。今回もまた見ただけで先へ進んだ。でもどんな景色が見えるのか一度展望台に行ってみたい。

 見晴し小屋から一度下って再び登り返していくと20分ぐらいで東峰に着く。ここからまた一旦下り、登り返したところが三頭山だ。

 山頂には一人の登山者しかいなかった。駐車場には大分車があったので何組かいると思ったのだが…。
 ここでブランチをとった。私たちがいる間に7、8組のグループが上がってきた。
 今回はコンロも持って来なかったので食事は早く済んだ。いつもは山頂では1時間ぐらい休むのだが、30分ほどで切り上げた。

 下りは久し振りに大沢山経由深山の路・石山の路を通って三頭大滝に出ようかと思ったが、おかーさんがいつもの沢コース(ブナの路)で帰ろうと言うのでそうすることにした。

 ムシカリ峠から左の道を行き沢を渡る、一旦沢から遠ざかるが再び沢を渡ってからは沢沿いの道になり、何度か沢を渡り返して三頭大滝に至る。
 それにしてもこんな低い山なのに涸れ沢にならないのは、やはりブナをはじめ自然林を残しているからなのか。杉や檜の植林山ではこうはいかないだろうと思う。

 三頭大滝のベンチでいつもどおり休憩して、チップを敷き詰めた心地良い道を森林館まで戻った。ここからは木の階段を下りて、行きの舗装路に出て駐車場に戻った。
 途中に見晴しの良い場所があり、笹尾根の『土俵岳』やその左奥には『生藤山』も展望できた。
 下りは(特に三頭大滝から駐車場)写真を撮りながらゆっくり下りたので
思いの外時間が掛かってしまった。

 三頭山は駐車場も完備され、歩く距離も手ごろでヨーゼフやクーにも無理なく、急に思い立っていくには良い山だ。我家では困った時の『三頭山』として重宝している。コースもいっぱいあるのでいつかすべてのコースをクリアしようかと思っている。

 例によって帰宅後は、ヨーゼフとクーには大苦手のシャワーが待っていたのは言うまでもない。

ママコナ


ツユクサ(ネズミモチ)


シラヤマギク


山頂で


ギョウジャアザミ


イヌヤマハッカ


土俵岳(中央)と奥に生藤山

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