道 標 ヨーゼフとクー ヨーゼフととクー
折角の三連休だったけど、一昨日、昨日とおとーさんは『朝日岳』と『スイス』のホームページを完成するためパソコンに向かいっぱなしでどこにも行けなかった。 それで昨夜おかーさんが「明日は『三頭山』に行こうか」と言い出し、おとーさんも「じゃ行こうか」と結局行くことになった。何で『三頭山』かというと、ヨーゼフやクーにちょうどいいから。
家を6時15分に出発。途中のコンビニで人間の食料を調達する。ヨーゼフとクーの食料は常備されているのでいつ出掛けてもOK。
三連休の最終日なので道路は空いていたが、五日市を過ぎると道路が曲がりくねっているのでスピードは出さないでゆっくり行く。ヨーゼフとクーは小さい時から車に乗せているのだがどうも車酔いしやすい。
8時前に「都民の森」に到着した。駐車場にはもう15、6台の車が停まっていた。
ヨーゼフとクーにはダニ除けをスプレーし、人間は靴を履き替えて8時13分に出発した。
コースはいつもと同じ、森林館のトンネルを潜り、木材工芸センターの先からスポーツ歩道入り口を通って鞘口峠へ。ここからはブナの路を頂上めざして進む。
出発してすぐ、100mも行かないうちにヨーゼフがほんの少々ウンチ。家を出る前にしたのに…。
森林館までは舗装道路を行く。ここから道は二つに分かれるが左の道を行った。
最初はチップが敷いてあり歩き易い。小さい栗がいっぱい落ちている。途中から階段状の道になる。石段を上がって山道になるとすぐにテラスがあり、ここがスポーツ歩道の入り口。さらに少し進むと鞘口峠に出る。ここにもテラスがある。年配のご夫婦が何か(多分栗だと思うが)拾っていた。
鞘口峠からは急登が始まる。尾根をジグザグに登っていく。
他に人がいないのでヨーゼフとクーのリードを外してあげた。二人とも喜んで歩いて行く。特にヨーゼフはちょっと先に行っては振り返って私たちが来るのを確認してはまた先に行く。
ヨーゼフはいろいろ匂いを嗅いでは進む。時折佇んで下のほうを見ている。 クーはひたすら前を向いて黙々と歩いて行く。
毎日の散歩で人がいない、自動車が通らない道(僅かな区間だが)でマテやツケ、戻れを訓練しているのでどのくらい成果が上がったか楽しみだった。
ヨーゼフもクーも訓練の甲斐あって指示に従うようになってきていた。まだヨーゼフは夢中になって大分先に行ってしまう場面もあったが、糸の切れた凧にはならなかった。
急登を登りきると一旦平らになるがまたすぐジグザグの急登が続く。そんなことを3度ぐらい繰り返すと見晴し小屋に着いた。ここでは今まで一度も休んだことがない。今回もまた見ただけで先へ進んだ。でもどんな景色が見えるのか一度展望台に行ってみたい。
見晴し小屋から一度下って再び登り返していくと20分ぐらいで東峰に着く。ここからまた一旦下り、登り返したところが三頭山だ。
山頂には一人の登山者しかいなかった。駐車場には大分車があったので何組かいると思ったのだが…。
ここでブランチをとった。私たちがいる間に7、8組のグループが上がってきた。
今回はコンロも持って来なかったので食事は早く済んだ。いつもは山頂では1時間ぐらい休むのだが、30分ほどで切り上げた。
下りは久し振りに大沢山経由深山の路・石山の路を通って三頭大滝に出ようかと思ったが、おかーさんがいつもの沢コース(ブナの路)で帰ろうと言うのでそうすることにした。
ムシカリ峠から左の道を行き沢を渡る、一旦沢から遠ざかるが再び沢を渡ってからは沢沿いの道になり、何度か沢を渡り返して三頭大滝に至る。
それにしてもこんな低い山なのに涸れ沢にならないのは、やはりブナをはじめ自然林を残しているからなのか。杉や檜の植林山ではこうはいかないだろうと思う。
三頭大滝のベンチでいつもどおり休憩して、チップを敷き詰めた心地良い道を森林館まで戻った。ここからは木の階段を下りて、行きの舗装路に出て駐車場に戻った。
途中に見晴しの良い場所があり、笹尾根の『土俵岳』やその左奥には『生藤山』も展望できた。
下りは(特に三頭大滝から駐車場)写真を撮りながらゆっくり下りたので
思いの外時間が掛かってしまった。
三頭山は駐車場も完備され、歩く距離も手ごろでヨーゼフやクーにも無理なく、急に思い立っていくには良い山だ。我家では困った時の『三頭山』として重宝している。コースもいっぱいあるのでいつかすべてのコースをクリアしようかと思っている。
例によって帰宅後は、ヨーゼフとクーには大苦手のシャワーが待っていたのは言うまでもない。 |
ママコナ
ツユクサ(ネズミモチ)
シラヤマギク
山頂で
ギョウジャアザミ
イヌヤマハッカ
土俵岳(中央)と奥に生藤山 |