《２００４年８月の登山記録です》

山名　：　四阿山　2,354m 山行日　：　2004年8月9日 天気：曇り/晴れ一時雨 ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間 　菅平牧場駐車場 - 5:10 - - - 　登山口 5:20 5:20 0:10 - 0:10 　休憩（1.2キロ地点） 6:10 6:20 0:50 0:10 1:00 　小四阿 6:44 6:44 0:24 - 1:34 　中四阿 7:27 7:42 0:43 0:15 2:17 　根子岳分岐 8:23 8:23 0:41 - 3:13 　四阿山 8:42 9:32 0:19 0:50 3:32 　大すきま 10:25 10:30 0:53 0:05 5:15 　根子岳 11:10 11:25 0:40 0:15 6:00 　牧場駐車場 12:22 - 0:57 - 7:12 　合 計 時 間 5時間37分 1時間35分 7時間12分 　　　　　 　　　　　　ウスユキソウ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トモエシオガマ 　菅平の『四阿山』と『根子岳』に、久し振りにヨーゼフとクーを連れて行きました。 　2泊3日で峰の原のペットも一緒に泊まれる「ペンション　チロル」に泊まり、真ん中の日に中尾根コースで『四阿山』に登り、一旦大すきまに下りそこから『根子岳』に登りスタート地点に戻る予定だ。 　1日目の8日、家を7時過ぎに出発。先ずは白樺湖（ハイジフェアを見に）をめざして八王子ＩＣから中央高速に入った。例によって八王子バス停までは大渋滞だったが、以降は順調に流れた。 　白樺湖に着くと駐車場に車を停め、池の平ホテルのハイジフェアをおかーさんだけが見学。私はヨーゼフ、クーと外で待っていた。 - 　何やら紙袋をぶら下げにこやかに出てきたおかーさんとみんなでその辺を散策したが、人が多いのと暑いので菅平に向かうことにした。 お昼は東側の湖畔にあるレストラン「モンテローザ」でとった。ここはテラス席ではペットと一緒に食事できる。リードを繋ぐフックも付いていて、食事も美味しかった。 　昼食後、菅平へ向かって大分走ってから途中で気が変わり、美ヶ原に行ってみることにした。 　再び山道に入り「美ヶ原美術館」の無料駐車場に車を入れ、その辺を散策したが曇り空であんまり展望は良くなかった。 　菅平には4時過ぎに着いたが、今日・明日泊まる峰の原にある「ペンション　チロル」がなかなか見つからず（我家は何故かいつもこうなる）苦労したが、やっとありました一番奥に。 　お風呂のあとの夕食は他の犬達も集まって賑やかな食事だった。宿のスタッフに外国人がいて、ビールにワインと相まってスイスを思い出させるものだった。 　夜は雨が降ってきたので天気が心配だったが、登山口への道順を聞き、明日の朝食をおにぎりにしてもらい早めに寝た。 　明けて9日は４時に起床。幸い雨は上がっていた。ザック積み込み、車で登山口の牧場に向かった。 　途中入山料を徴収する小屋はまだ係員がいなかったので帰りに払うことにして駐車場へ。駐車場からは根子岳は目の前に見えるが四阿山は見えなかった。 　駐車場には2台の先行車がいたが、1台は何故か戻って行った。先行者の隣に車を停め、朝の挨拶をして5時10分お先に出発。 　牧場の舗装路を10分ほど歩くと左手に登山道があった。ここから牧場脇をさらに10分ほど登っていく。 　牧場から離れ、しばらく薄暗い森の中を歩くとやがて沢と交錯し、丸太橋を左岸に渡る。ちょっと行くとヨーゼフがウンチをして早くも体を軽くしている。もちろんウンチは持って帰ります。 　昨日の雨でたっぷり濡れた笹薮の中を苦労して歩き、スタートから40分ほど歩くと小広い場所に出た。ここには道標がある。そろそろウスユキソウをはじめいろいろな花が咲いている。 　再び腰まである笹薮を歩きだし、ちょうど1時間歩いたところに「登山口1.2キロ、四阿山3.4キロ」の道標があり、ここで最初の休憩をとった。 　休憩後15分ぐらいで樹林帯を抜けた。菅平スキー場など見晴しが良くなった。6時45分ごろ「小四阿」を通過、やっと目の前に『四阿山』と『根子岳』が現れた。やや雲が出ているが、ここからは山を見ながら歩けるはずだ。 　再び樹林帯に入り、笹薮の攻撃を受けながら登り返しが始まった。20分ぐらい登ると回りに高い木がなくなって来た。背の低い白樺の木があるだけ。ハクサンフウロが咲いている。 　2.5キロ地点を過ぎると道が広くなった。やがて岩場になりここで2回目の休憩をとった。最初はここが「小四阿」だと思ったが、地図を見て最初のピークが「小四阿」で、ここが「中四阿」だと分かった。 　休憩後再び下り樹林帯に入りここから四阿山目指して登り始めた。尾根に出ると道標があり、やっと四阿山から四阿山山頂に表示が替わった。 　根子岳への分岐を過ぎ、やがて木の階段（86段）が出てきた。もう山頂は近い。階段を過ぎ、左手に小さな祠を過ぎると山頂に到達した。ときに8時42分。3時間半掛かった。 　山頂には他の登山者は誰もいない。本日の初登頂だ。ヨーゼフとクーには初めての2,000メートル超の地点だ。二人ともよく頑張った。 　山頂はあまり広くはなかった。ここにも小さな祠があり、写真を撮って奥の岩に腰掛けて朝食にした。景色は良くない。 　そのうち他のグループが上がってきて、ヨーゼフとクーはみんなに誉められていた。 　まだこれから『根子岳』にも登るので、いつもなら1時間はたっぷり休むのだが、ちょっと早めに休憩を切り上げて出発することにした。 　分岐点まで戻り、根子岳に向かう。道は直ぐに急な下りになった。ヨーゼフとクーには厳しいのでここからは、ヨーゼフはおかーさん、クーは私が袋に入れて抱いて下りた。 　300mぐらい下降したろうか、50分ほどの下りで大隙間に着いた。この間、岩や木の根が昨日の雨で滑るのでとても歩きにくかった。 　大隙間からは直接『根子岳』の山頂は見られない。ピークが3つあり山頂はその向こうで登山道がずっと続いているのが見える。 　ただ、周りは木がなく傾斜も急そうではないのでヨーゼフとクーもここからまた自分で歩くことにした。 　第2のピークまで歩き易い道なので15分ぐらいで到達したが、クーがちょっとへばり始めたので水飲み休憩をとった。 　第3のピークは岩場だった。ヨーゼフとクーを抱き上げたりしてここをクリア。あとは難関もなくビデオを撮ったりして山頂へ向かった。 　予定の11時をちょっと過ぎたが、『根子岳』の山頂に立つことができた。 　山頂は広々していて天気が良ければのんびり休みたかったが、第3のピークを過ぎた頃遠くでゴロゴロとかすかに聞こえたので早く下山することにした。 　歩き始めて直ぐ、まだ山頂広場の端にきたばかりの頃、雨が降り始めた。 　笹薮で充分濡れたので、ヨーゼフとクーを再び袋に入れ抱いて（歩かせるより速い）傘をさしただけで下りることにした。 　そのうち雨は大降りになり、雷もなり始めた。とにかく樹林帯まで急がないとカミナリが怖いので川みたくなった登山道を急いで歩いた。 　20分ほどで白樺林に入りホッとしたが、雨はまだまだザアザア降っていた。「花の百名山」と言えど、まわりの花を観賞するどころの余裕もないしそんな天気でもない。 　やっと牧場脇にでたころ雨も上がり、天気も回復してきた。下を見ると駐車場も見えてきて12時半前には車にたどり着いた。 　ズボンや靴を履き替え、休憩所でみんなでソフトクリームを食べた。 　一休みしたところでペンションに帰った。もちろん入山料一人200円は払ってきました。ヨーゼフとクーは無料でした。 　ペンションでヨーゼフとクーはきれいに体を洗い、私たちもお風呂に入り、部屋で昼寝を楽しみました。 　今回は初めての2,000メートル以上の高山にもかかわらす、ヨーゼフとクーはとても頑張った。よくやったぞ！ 　でも９日の夕方、ものすごいカミナリがなりました。ヨーゼフとクーは怖くてそれぞれ私とカミさんにピッタリくっついて離れませんでした。 　翌日は軽井沢を回って家に帰りました。 キキョウ マルバダケブキ マツムシソウ コオニユリ ウメバチソウ 四阿山頂上にて 根子岳頂上にて 根子岳（左）、四阿山 ヨゼとクー、昼ね チロルの前で 山名　：　白馬岳　2,932m 山行日　：　2004年8月21〜22日 東雲ハイキングクラブの８月例会で以前から行きたかった『白馬岳』に行きました。 あの大雪渓を自分の脚で歩き、真夏の雪上歩行を楽しみたいと思っていました。 【１日目】 天気：曇り ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間 　猿　倉 - 6:35 - - - 　白馬尻 7:32 7:46 0:57 0:14 0:57 　大雪渓取り付き 8:12 8:22 0:26 0:10 1:37 　休憩（雪渓終点） 9:12 9:35 0:50 0:23 2:37 　葱平付近 10:02 10:02 0:27 - 3:27 　休憩（小雪渓だった？） 10:30 10:55 0:28 0:25 3:55 　水　場 11:17 11:17 0:22 - 4:42 　2,553m地点 11:38 11:45 0:21 0:07 5:03 　村営頂上宿舎 12:16 12:32 0:31 0:16 5:41 　白馬山荘 12:55 - 0:23 - 6:20 　合 計 時 間 4時間45分 1時間35分 6時間20分 　　　　　　 　　　　　　　　　白馬尻　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シナノオトギリ 　今回はヨーゼフ、クーはお留守番。一緒に行きたそうな二人を残し、東村山１１時４８分発で国分寺へ。中央線に乗り換え立川駅に着くとホームで平安さん夫妻とバッタリ会った。０時２９分の「快速ムーンライト・信州８１号」に乗車し、新宿からのメンバーと落ち合った。 　今日も総勢20名（平安夫妻は五竜岳に行くので白馬岳は１８名）の大勢の参加者が集った。 　夜行はバスも電車も寝られない私は、水上さんに頂いた缶チューハイを飲んだ甲斐も無く結局どうしても寝ることができなかった。 　「神城」で平安さんが降り、まもなく電車は５時半過ぎに「白馬」に到着。かなりの登山者が降り立った。 　私たちはリーダーが予約していたタクシー４台に分乗して登山口の「猿倉」へ向かった。 　猿倉へは20分もかからず到着した。ここで各自持参した朝食をとり、6時半過ぎに出発した。 先ずは大雪渓の取り付き地点の白馬尻を目指す。猿倉荘の横から登山道を歩いていくが、すぐに林道に出た。ここから林道歩きが続く。 　曲がりくねった広い林道を歩いて行く、前方に上の方にガスがかかった白馬岳らしき山が時折見える。右側は切り立った谷だ。やがて終点になり再び登山道に入る。 　しばらく樹林帯の中を登って行くと、やがて開けてくる。足元には黄色や白の小さな花が咲いている。 また木々の間を抜けて行くと小屋が現れた。白馬尻だ。ここには「村営白馬尻荘」と「白馬尻小屋」の２軒ある。大きな岩に白ペンキで「ようこそ大雪渓へ」と書いてある。 　白馬尻では１５分ほど休憩した。小屋の横の沢へ突き出したベランダで大雪渓をバックに写真を撮る。 　一息入れたあと、大雪渓へ向かう。リーダーの話だと、６、７月頃ならこの辺りから、今の時期でも小屋から10分ぐらいで雪渓に出られるとのことだったが、25分ほど雪渓の脇を歩いてやっと雪渓に降り立った。今年は猛暑のためか大分取り付き点が後退しているようだ。雪渓を見ると何ヶ所もクラックが入っていた。 　いよいよ大雪渓登りだ。各自持ってきた簡易アイゼンを装着した。私たちもこの日のために新しく購入した小さいアイゼンを装着した。これは留め金のついた2本のゴムバンドで留めるだけなのでとても簡単。 　ベニガラで引かれた線を一列になって登って行く。最初は急だったがそのうちやや緩やかになった。右手には山襞を大雪渓に向かって枝雪渓？が落ちてきている。確か２号、３号と名前が付いている筈だ。 　突然リーダーが先頭に止まれ！と合図している。何事かと思ったら、予想以上に雪渓が短いのでこのまま行ったら終わっちゃうので写真を撮ろうということだった。そりゃやっぱり雪渓の上で記念写真撮らなきゃね。 　再び登り始めてちょっと行くと、コースの直ぐ左に長さ１５、６ｍぐらいのクレバスがあった。真中辺りは幅があるので中が見えたが、かなりの深さがあった。 　やがて岩が浮島みたいになっているところで雪渓歩きは終わった。ここでアイゼンを外したが、休憩をとった。 　ここからはガレ場のジグザグ登りになった。トリカブトや何とかが咲いている。写真を撮りながら急斜面を登った。葱平がどの辺りなのか初めてなので分からないうちに通り過ぎたようだ。 　そのうち雪渓の末端が見えてきた。水がゴォーゴォー流れている。真新しい角材の橋が２ヶ所架かっていた。雪渓末端では何人かの人が工事をしていた。「ご苦労さまです」と心の中で声を掛けて通り過ぎた。 　ガレ場で足元が安定せず歩きにくく、大分疲れてきた頃、大きな岩のあるところで休憩になった。ここまでは落石の危険があるなど、休憩に適したところがなかったので休まなかったようだ。 　リーダー達の話を聞くとここが小雪渓らしい。残っていればトラバースする所だ。大分隊列が長くなっていたので20分以上の大休止になった。 　休憩を終え登り始めるとすぐに避難小屋に差し掛かった。大勢の人が岩に腰掛けたりして休んでいた。 　避難小屋の脇を通りさらに登って行くと水場があった。冷たくて美味しい水だ。一口飲みペットボトルに補給した。 　ジグザグ道を黙々と登って行くと大きな岩があり、2,553ｍ地点の標識があった。ガスと風が出てきたのでウインドブレーカーを着る。 　大岩の脇の木の階段を登って行くと、急に私の調子が悪くなった。最近体力が落ちてきている上に寝不足が祟ったようだ。夜行で眠れなかっただけでなく、前日も午前さまだったのが原因だろう。もう若くないんだから気をつけなければ、と思ったが後悔先に立たず。 　ちょっと平らになったところでみんなには先に行ってもらい呼吸を整えて歩き出した。健脚組はとっくに先を行っている。 　ゆっくりした足取りで歩くうち、やっとこ小屋が見えてきた。「村営頂上宿舎」だ。ここまでくればあとは稜線歩きだ、と自分に言い聞かせ元気？に小屋前のベンチにたどり着いた。 　一休みしたあと出発。すぐに稜線に出た。天気がよければ白馬岳はもちろん、鑓ヶ岳と杓子岳が展望できるのだろうが、生憎ガスが掛かっていて何も見えない。時々ガスが晴れて一瞬だが行く手に「白馬山荘」が顔を出した。 　広い稜線上の道端に茶色くなってしまったウルップソウやその他の花を見ながらゆっくり歩き、「白馬山荘」に到着したのは１時近くになっていた。受付棟の前には富山県（左側）、長野県と書かれた標識が立てかけてあった。 　部屋割りを聞いて２号館、２階一番奥の６畳間へ。超満員ではなかったので一人一畳で済んだ。着替えて「レストラン・スカイプラザ白馬」でラーメンを食べた後、引き続きノミュニケーションを続けるメンバーと別れ、部屋に戻り早速布団に潜り込み寝不足解消に努めた。 雪渓取り付き点 大雪渓 ミヤマオダマキ トリカブト ナデシコ 白馬山荘 トウヤクリンドウ 【２日目】 天気：曇り ポイント 到着時間 出発時間 区間時間 休憩時間 経過時間 　白馬山荘 - 5:34 - - - 　白馬岳 5:48 5:55 0:14 0:07 0:14 　三国境 6:24 6:31 0:29 0:07 0:50 　小蓮華山 7:06 7:19 0:35 0:13 1:32 　白馬大池 8:29 9:10 1:10 0:41 2:55 　乗鞍岳 9:39 9:50 0:29 0:11 4:05 　天狗原 10:28 10:50 0:38 0:22 4:54 　栂池ヒュッテ（栂池自然園） 11:43 11:43 0:53 - 6:09 　自然園駅 11:50 - 0:07 - 6:16 　合 計 時 間 4時間35分 1時間41分 6時間16分 　　　　　　 　　　　　　　白馬岳山頂で　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小蓮華山 　明けて２日目は、ご来光を拝むべく４時に起きる予定だったが、前日昼寝＆早寝をしたため、３時過ぎには起床。 　まだ真っ暗なので部屋からは何も見えない。やや風が強いのか窓がカタカタ鳴っている。 　４時半過ぎには少し明るくなってきたが、ガスが掛かっていて白く濁っている。 　結局ご来光は諦め、前日用意してもらった弁当を部屋で食べてから５時半頃に小屋をスタートした。 　時々ガスが晴れて山頂が見えるが風が強い。ウインドヤッケを着込んで登り始めた。 　『白馬岳』山頂へは１５分ほどで到着した。ガスで展望は全然なし、おまけに風が強くてやや寒い。 　みんなが揃ったところで写真を撮り、下山を開始した。 　今日は『小蓮華山』から『白馬大池』まで稜線歩きだ。天気が良ければ最高なのだが… 　山頂からすぐ急な下りが始まる。尾根が狭い上風が強いので慎重に下った。パンフレットで見たように、長野側は鋭く切れ込んだ谷だ。富山側は比較的なだらかで草がついている。 　３０分ほどで小広くなった「三国境」に着いた。このころからガスも切れ始めずっと続く稜線が見渡せるようになった。 　なだらかな尾根道を上り下りしながらまた３０分ほど歩くと『小蓮華山』に着いた。 　ここからは「白馬３山」が見渡せると言うことだったが、再び湧き出したガスで残念ながら見ることができなかった。ウーン、今回はツイテナイ！ 　日光の男体山ほどではないが、山頂には剣が立っていた。何も見えないので写真を撮ってここも早々に退散となった。 　『小蓮華山』からは徐々に高度を落とし、雷鳥坂を「白馬大池」へ下った。生憎時間が遅いので雷鳥さんとは会えませんでした。 　まだ時間が早いので、山荘前の広場で時間調整（帰りの電車は白馬15:48発）のため大休止した。 　コーヒーを飲んだり行動食を食べたりして、風もなくなり天気も落ち着いたので、各々のんびりしたものだった。 　４０分ほどゆっくり休んで出発。小屋の脇から池の脇を『乗鞍岳』へ向かって登って行く。 　遠くから見たら分からなかったが、いざ歩き始めると直ぐに大きな岩だらけの道になった。 　ほどなくして『乗鞍岳』の頂上（？）に到着。山荘広場から見ても山とは見えなかったが、着いてみてもただ広い場所があるだけだった。標識がなければ何処が頂上だか分からない。 　ここからあとは下りばかりだ。下り始めるとすぐにだだっ広い大岩の連続になった。岩から岩へ渡り歩き大斜面（距離は短かったが）を降りる。『編笠山』から「青年の小屋」への下りを思い出した。 　大斜面を下り切り少し行くと、行く手に湿原の「天狗原」が眼に飛び込んできた。木道が見える。そういえば「火打山」にもあったなー。うんッ、あれは「天狗の庭」だったか… 　斜面にはハクサンフウロをはじめいろいろな花が咲いている。 　写真を撮りながら進んで行くと、道は突然樹林帯に入り狭くなった。相変わらず岩がゴロゴロしていて歩きにくい。雨が降ったら沢になっちゃうだろうななどと思いながら３０分ほどで天狗原の木道に着いた。 　ここでまた時間調整休憩をしてから木道を歩く。歩きやすいなー。でも木道はすぐ終わり、再び樹林帯を下る。 　「栂池自然園」へ１０分の標識に通り掛ったころ『唐松岳』から八方尾根を下っている平安さんから電話が入った。こちらももう直ぐゴンドラに乗るので白馬駅近くのロイヤルホテルの温泉（？）で落ち合うことにした。 　ゴンドラからは八方尾根の先に昨年登った『五竜岳』が見える。振り返ると白馬３山が頭を雲に隠してはいるが屏風のように立っていた。 　お風呂に入って２日間の汗を流し、近くの蕎麦屋さんで賑やかな反省会をした後、車中の人となった。 　家に着くと、マッテマシタとばかりにヨーゼフ＆クーが飛びついて来た。 イワギキョウ 白馬大池 トモエソウ ？（教えて下さい） ハクサンフウロ ナナカマド オニシオガマ 山行記のページへ　　　　トップページへ